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受験勉強って高3からじゃダメなの?今は部活に集中したい…
受験はわかっているんだけど、来年どうせ頑張るんだから、この冬休みまではゆっくりさせて欲しいな
11月になり、先輩たちが必死に勉強している姿を目の当たりにして、
少しずつ受験のことを意識し始めている高校2年生も多くなっているのではないでしょうか。
一方で、
受験のことなんて考えているように見えない!本当に心配…
と、心配が絶えない保護者もいることでしょう。
受験は生徒本人のこと、とはわかっていながらも自分も経験した保護者としては、
「受験は大変だけど乗り越える気力を身につけさせたい」という気持ちと、
「アドバイスできるならしてあげたい」「後悔させたくない」という気持ちで
揺れてしまいますよね。
ですが、何もしなければ
勉強しなければならないのはわかっている、でもやらなくて良いなら(後回しでも良いなら)やりたくない
というなんとも中途半端な心境になりかねません。
そうすると
受験生になった時、受験間際になった時、うまくいかなかった時に
もっと早くから始めていればよかった…
という後悔につながります。
誰だって、そんな後悔はしたくないですよね?
そこで今回は、
学習塾業界で10年以上勤めている筆者が、高2から受験勉強を始めるべき理由とやるべきことを、「2024年度の受験」という点にフォーカスを当ててお伝えしたいと思います。
先に結論をお伝えするとやることは
- 苦手・得意分野(単元)を分析・整理
- 1年間の勉強スケジュールを立てよう
- 逆算して高校2年生のうちに勉強しておく内容をリストアップして学習を進めよう
です。
それぞれを具体的に紹介します。
この記事を読めば、
確かに、高2から受験勉強を始めた方が得策かも…
と考えるきっかけが生まれるはずです!
- 大学入試対策について情報を集めたい人
- 高校2年生の冬休みに何を勉強するべきかまだ整理できていない人
- 現在高校2年生が受験する年度の特徴を知りたい人
どれか一つでも当てはまる方はぜひ読んでください
\この記事でわかること/
- 高校2年生の冬休みにどのような方針で勉強すれば良いか
- 現在高校2年生が受験する年度の特徴と対策
ぜひ最後までお付き合いください♪
目次
高2の冬休みから受験勉強を始める理由:現役で合格できるようにするため
そもそも、高校2年生の12月〜冬休み頃は、本格的に受験勉強を始めるべき時期です。
特に、いわゆる進学校と言われる高校や進学塾では、受験勉強を本格化させていく時期です。
その理由は、シンプルに
現役で合格するためです。
大学受験は高校受験と比べて範囲が膨大です。
高校受験の時は中学3年生から受験勉強を始めても間に合うことが多かったと思いますが、大学受験ではそう甘くはありません。
高校3年生の春から始めるのと、高校2年生の冬から始めるのでは、わずか3ヶ月程度の差だけど、とても大きいんです
時間が限られる中で膨大な量を暗記したりアウトプットしたりして身につけるには効率よく勉強することが必須で、さらには、少しでも早くから受験勉強を始めておくに越したことはありません。
実際、私も高校2年生の冬から本格的な受験勉強を始めるように指導していました。
それも現役で合格させるためです。
でもなぜ今回はそんなに強調しているの?毎年そうじゃないの?
もちろん毎年そうなんだけど、2022年に高校2年生の生徒たちは現行制度ラストの大学入学共通テストを受験することになるんだ
今(2022年に)、高校2年生の生徒たちは、現行制度での実施が最後になる学年となります。そのため、例年よりも特徴的になることが予想されるのです。
順に紹介します
2022年高校2年生の生徒たちが受験する時の特徴
現行制度の最後の年度。翌年度からは受験科目が追加される
今の高校2年生が受験本番を迎えるのは2024年度となります。翌年の2025年度からは新しい学習指導要領を範囲として「新しい制度」での試験が実施されることになるのです。
大きな変更はいくつかありますが、
その中でも
「情報」科が入試科目として追加される
ことが特筆すべき変化です。
今の高校2年生も、2025年に入試を受ける場合は、新しい内容、かつ、「情報」も受験しなくてはなりません。
言葉は悪いかもしれませんが、簡単に言うと
現役で合格できずに、浪人した場合は「情報」も受験しなければならず、とても大変になります。
浪人生になってからの受験はイメージしづらいかもしれませんが、現役で受験する時とは違うプレッシャーがあります。
5教科7科目だけでも重圧があって大変なのに、それに加えて、まだ全貌が明らかになっていない「情報」を勉強することになるのです。
これはなかなか大変なことだと思いませんか?
安全志向が強くなる→ワンランク上の成績・実力が必要になる
先ほどお伝えしたように、2025年度からは入試科目が増えることになり、浪人生になった時の心理的負担が増すことが予想されます。
そうすると、現行制度ラストである2024年度の入試では
安全志向が強くなる
ことが考えられます。
具体的には、
- 大学入学共通テスト当日の結果や平均点から、確実に合格できる大学や学部を出願する
- 国公立大学への果敢な挑戦を行わないようになり、募集人数の多い私立大学への出願が多くなる
- 例年では「合格安全圏」と判断されていた大学や学部も合格最低点が上がり、例年通りの成績では合格できなくなる
ということが考えられます。
どうしてそう言えるの?
実は2020年度の入試でも似た傾向が見られたんだ
2020年度は旧称「大学入試センター試験」として実施された最後の年度で、翌2021年度からは「大学入学共通テスト」にリニューアルされました。
そのため、「現行制度ラスト」という意味では今回と似ているのです。
特にその頃は
大学入学共通テストになると難しくなる
と言われていて、
浪人すれば、今よりも難しい大学入学共通テストを受験しなければならない…無理
という不安から、安全志向に傾きました。
その結果、先程の具体例でも挙げたようなことが起こりました。
特に3つ目の
例年では「合格安全圏」と判断されていた大学や学部も合格最低点が上がり、例年通りの成績では合格できなくなる現象が多発し、苦戦した受験生が多かったのです。
2025年度の大学入学共通テストは、前年よりも「科目が増える」ため、2021年度と同じようなことが起こると予想できます。
そこに「年々、現役志向が強くなっている」という背景も加えて考えると、
「現役で」「確実に合格できる学部」へ方針を転換する(=安全志向になる)ということは十分に可能性として考えられるのです。
さらに、ここで注意が必要です。
安全志向が強まると、「ワンランク上の成績・実力を身につけておかなければ合格が難しい」ことになります。
例えば、例年では偏差値55で合格圏内であったとしても、偏差値60程度の成績を取れる実力を持っていないと合格が難しくなるのです。
本当に同じようなことが2021年度に起こっていました…その時の教訓を活かしましょう!
どうすれば良い?その対策法は?
では、実際にどのようにすれば良いのでしょうか。
それは本格的に受験勉強を始めることです。
でも本格的な受験勉強って言ってもわからないよ
それじゃ、受験勉強を本格的に始めるため、そしてこの冬休みにやるべきことを整理するために、以下の3つのステップを辿っていきましょう
具体的3ステップ
ここからは、受験勉強を本格的に開始し、高校2年生の冬休みにやるべきことを整理するための具体的な3つのステップを紹介します。
以下の順番で行っていきましょう!
まずは、自分が受験で使う科目について、「苦手単元」と「得意単元」に分類して整理しましょう。
教科書の目次や単元系統表などを用いて、
それぞれの単元を見直し
- 模擬試験で出題されてもだいたい8割程度正答できる→得意分野
- 問題によって正答できたりできなかったり、左右される→苦手分野
- 基礎(用語や公式)から全然覚えていない。正直やばい→苦手分野
というように分類してください。
たとえば数学Ⅰ・Aの場合は以下のように分類します。
ざっくりとしたカレンダーでかまいませんので「4月〜3月」を記入しましょう。
そこに以下を書きましょう。
- 入試時期・受験予定(一般選抜など)
- 部活動などの学校行事
- 受験に必要な科目
ここでのポイントは
高校3年生の夏には発展問題にチャレンジできるようにしておきたい
11月の模擬試験で目標とするレベルに到達できるようにする(理想はさらに1ランク上のレベル)
ことです!
サンプル
こうしてまとめることで、
- I年間の流れや全体像を視覚的に認識できるようになる
- 目標からの逆算をしやすくなる
というメリットがあります
Step1で分類した分野をStep 2で作成したスケジュールとすり合わせていきます。
勉強の優先度が高いのはStep1のリストの番号で「3→2→1」の順に高いと考えてください。
1年間の勉強スケジュールでも明らかなように、
- 高校3年生の夏には発展問題にチャレンジできるようにしておきたい
ですが、
- 高校3年生の春は部活動の引退など、学校行事もラストスパートとなり忙しい
ことが予想されます。
そのため、学校の勉強して並行して復習するにはハードルが高く、
むしろ並行して行うのは無理
と割り切って、
春休みや高校3年生の1学期に復習を回せば良いやという発想ではなく、先にやってしまおうと考えを切り替えましょう
そのため、Step1の「2」「3」に記載している
- 問題によって正答できたりできなかったり、左右される
- 基礎(用語や公式)から全然覚えていない。正直やばい
この2つの分野を冬休み中に復習するようにしましょう。
先ほどの数学Ⅰ・Aの例だとこのようになります。
復習して目指す目標はStep1で得意分野と判断できた基準、「模擬試験で出題されても8割程度正答できる」というレベルです。
自分で組み立てにくい場合はどうすれば良い?
自分で3つのステップを辿ってみたけど、うまくできているか不安だよ
そういった時は、学校の先生や塾の先生に客観的にみてもらって、やろうとしている勉強を整理するために話を聞いてもらうようにしよう
高校2年生にとっては、初めての大学受験です。そのため、初めからうまくスケジュールを立てることはとても難しいことです。
ただそこで止めるのではなく、すでに大学受験を経験している、大学受験を合格させた経験を持つプロ(学校の先生や塾の先生)のアドバイスをもらうようにしましょう。
アドバイスをもらえることが特権なのだから、有効活用しないと損ですよ
やったことのないことなのだから、うまくできなくて当たり前です。だからこそ、プロの意見を参考にして、うまくできるようにしていきましょう!
まとめ
今の高校2年生が冬休みに勉強すべきことを紹介しました。
高校2年生から受験勉強を始めるべきであり、その理由は
現役で合格できるようにするため
です。
そして、今の高2が受験する年度(2024年度)は
- 現行制度での入試がラストの年度となるため
- 過去の傾向から見ても安全志向が強まると見られる
という特徴があり、
その結果、ワンランク上のレベルを目指せるように勉強を進めていくべき
なのです。
具体的なステップとしては
- 苦手・得意分野(単元)を分析・整理
- 1年間の勉強スケジュールを立てよう
- 逆算して高校2年生のうちに勉強しておく内容をリストアップして学習を進めよう
この順で冬休みに優先して行う勉強内容を整理しましょう。
現行制度ラストの年の入試は熾烈になる傾向にあります。
だからこそ、その特徴を受け入れた上で、後悔しない勉強を早速始めるようにしましょうね!
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科目指導を受けながら、医学部生の勉強法を教えてもらうのも一つの手ですね
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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