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今から入塾させようと考えているんだけど、間に合うかな?
実際に2学期からの入塾って多いケースなのかな?
夏休みを終えて、学校でも2学期の授業が始まりました。大量の夏休みの課題もこなした!よく勉強した夏だった!
…は良いが、あまり成績が伸びなかったら、ショックを受けてしまいますよね。
2学期から入塾を検討するにしても、間に合うのかな?遅すぎるのかな?実際に2学期からの入塾って多いのかな?など気になることが多くありませんか?
実は2学期からの入塾のご相談は多いんですよ
せっかく入塾させるのであれば、効果があった!と実感したいものです。
そこで、学習塾業界で10年以上勤めている私が、その経験から
この記事では、実際に2学期から入塾した受験生の例をもとに2学期からの入塾について解説します。
- 2学期から学習塾へ入会(=入塾)しようと考えている
- 2学期から入塾して間に合うかが気になる
- 2学期から入塾する時に気をつけるべきことを知りたい
どれか一つでも当てはまる方はぜひ読んでください
そして
\この記事でわかること/
- 2学期から入塾した受験生のうまくいった例・そうでない例の違い
- 2学期から入塾した際に気をつけておきたいこと
この記事を参考にしていただけたらと思います!最後まで是非お付き合いください♪
目次
2学期入塾の受験生の2つの例
私が実際に預かった2学期入塾の受験生2人の特徴を比べてみましょう
項目 | Aくん | Bくん |
---|---|---|
入塾 | 中学3年生の9月ごろ | 中学3年生の11月ごろ |
成績 (実力考査5教科) | 380点程度 | 200点程度 |
入塾までの勉強 | 違う塾(集団塾)で勉強していた | 学習塾に通ったことがなかった |
結果 | 志望校合格 | 勉強量に耐えられず退会 |
備考 | AくんとBくんは同じ中学校 | AくんとBくんは同じ中学校 |
Bくんは勉強量に耐えられず退会ってなってる…
そう。僕にとっても苦しい思い出なんだ。2学期からの入塾の注意点として後述しているよ
色々違うけど、気になるのは成績かな
もちろんそれもあるね。それと気にして欲しいのは入塾時期と入塾までの勉強だね
これらをまとめて、
- 入塾時期
- 入塾までの勉強・成績→入塾までの習熟度
と表現して解説していきます。
それでは早速みていきましょう。
違いその1:入塾時期
少しでも早く入塾するに越したことはない
2学期と言えば、一般的には9月〜12月の授業タームを指します。そのため9月の入塾しても、12月に入塾しても同じ2学期入塾となります。何気なく使っている言葉ではありますが、
この数ヶ月の差がとても大きいのです。
理由は、授業を提供できる期間の違いにあります。
例えば、週に1度、塾で授業を受講しているとすれば、1ヶ月あたり4週と計算した場合、4回の授業を受けることができます。
4回あれば、1単元丸ごと扱うことが可能です。
具体例を見てみましょう。
下記は数研出版中学数学チャート式の目次です
詳しい内容はこちら(外部サイトへ移動します)
例えば第1章の「式の計算」を見てみましょう。以下の表のような内容になっています。
基礎の部分から定期試験の対策問題までで4つの項目で一章が完結しています。
第1章 | 式の計算 |
1 | 多項式の計算 |
2 | 因数分解 |
3 | 式の計算の利用 |
4 | 定期試験対策問題 |
このように、4回で一通りその単元を丸ごと扱うことができるので、
9月の入塾だと(受験までの残り期間から)1単元〜2単元分、復習に充てることができたのに、
11月では扱う時間が無い
ということが起こり得ます。
どちらの方が受験に有利になるかを考えた時、時間に余裕がある方なのは言うまでもありません。
そのため同じ「2学期入塾」であっても、少しでも入塾するに越したことはないのです。
違いその2:入塾までの習熟度
入塾時点でどれだけのことができるのかが分かれ目となる
多くの場合、受験生の2学期は応用問題にどんどんチャレンジしたり、過去問に着手したりと実践問題に取り組むフェーズです。そのため2学期から入塾する際にはそれまでどれだけのことを蓄積していたか=どれだけのことができるのかが分かれ目になります。
例えば
- 単語を覚えていない
- 公式を覚えられていない
- 文法ルールを覚えていない
という例だとどうでしょう。
どちらかというと、基礎からできてない印象を受けるね
まさにその通り。この例では、すぐに受験対策に入れず基礎からやり直さなければならないんだ
このように、基礎から叩き上げないといけないため、すぐに受験対策に入れない場合が多いです。
一方、
- 英語長文の読み方・コツを知りたい
- 数学の応用問題を解くコツを知りたい
という例の場合ではどうでしょう
僕もこれに近い。基礎はやってきた自信があるから、応用問題を解く力を付けさせて欲しい。
そうだね。この場合だと基礎ができているので、すぐに受験対策に入れるね
後者の場合には、基礎ができた上で、次の段階(フェーズ)に移ろうとしていることがわかります。
やはり2学期は受験を直前に控えた時期の入塾となりますので、入塾までにどれだけのことを学んだか、蓄積できているのかという点が非常に大事になって来るのです。
2学期から入塾の気をつけたいところ
転塾やフォローアップの場合は目的を明確に
塾を変えることを転塾(てんじゅく)と言うことが多いですが、
2学期から転塾する場合、もしくは、追加受講する場合(集団塾に通いながら、特定科目のみ個別指導を追加する場合など)はその目的をハッキリさせましょう。
その理由は
- 環境に慣れるために余分な負担を与えることになりうる
- 指導教員の指導方法(解説方法)の違いにより理解に時間がかかることがある
ためです。
受験生本人も神経質になりやすい2学期において環境に変化を与えることは余分な負荷を与えることになります。
- 今通っている塾の進路指導が頼りないので、2ヶ月かけて転塾する(1ヶ月間は並行して通い、環境に慣れて完全に移行する)
- 集団指導で学んでいる英語長文をより深く理解したいため、フォローアップのために英語の個別指導を追加する
- 数学の関数分野が苦手なので、関数分野だけ個別指導を追加受講する
これらの例のように、目的をはっきりさせてから行動に移すようにしましょう。
2学期になって焦るのはわかります。そういう時だからこそ、一旦落ち着いて、整理してから行動することをオススメします。
いきなり大量の勉強をすることになることを覚悟する
入塾までの積み重ねが弱かった場合、入塾直後から大量の勉強をすることになることを覚悟しておきましょう。
志望校と学力の乖離の程度によってその量は大きく異なりますが、
基礎から発展までの内容を同時並行的に行う、もしくは、早期から地道に対策を行ってきた生徒と同じ程度にまで追いつくようにカリキュラムを組むとなると、大量の勉強をせざるを得ない状況になることが多いです。
この事実を頭の片隅に入れて面談に臨むことで
- プロの目から見た志望校と現在の学力の乖離を正しく把握することができる
- 子どもがいきなり大量の勉強をすることになってもメンタルケアができる
ようになります。
2学期は受験生も神経質になりやすい時期です。メンタルケアは必須です
2学期から転塾・追加入塾するときには、いきなり大量の勉強をすることになる可能性があることをどうか頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
2学期から入塾した生徒で成功した事例とうまくいかなかった事例を紹介しました。
その観点は
- 入塾時期
- 入塾までの習熟度
であり、それぞれ
- 入塾するなら少しでも早い方が良い
- 入塾までの習熟度は高いに越したことがない
ということをお伝えしました。
そして2学期から入塾する際に気をつけたいこととして
- 転塾やフォローアップの場合は目的を明確に
- いきなり大量の勉強をすることになることを覚悟する
ことが挙げられます。神経質になりやすい2学期だからこそ、一度整理してから行動に移すようにしてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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