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先生、うちの子、全然勉強が捗りません
復習やってみたけど、全然進まん。なんでや…
このような経験、ありませんか?
こういった時って、勉強しようとしたのに、うまくいかなくなる様子を見て、保護者としてもどかしく思ったりしますよね。
一方で子どもからしても、好きでもない勉強をせっかくやろうとしたのに、うまく行かなくなって、モチベーションが下がってしまいますよね。
実は、この相談、たくさんあるんですよ
私はこれまで10年以上学習塾業界で働いて、500名以上の生徒の指導を行いました。その経験の中で、実は、多くの保護者からこの相談を受けました。
ですので、誰もが通る悩みなんですよね。
ただ、復習のやる気を維持するにはコツが必要です。
それは「体系的に復習する」ということです。
体系的に復習するとは、
どこでつまずいているのかを単元の順に辿っていき、つまずいている単元から順に復習するというやり方です。
この記事では「体系的に復習すべき理由」を解説します。
- 復習を始めてもうまく続かない
- うまく復習する方法を知りたい
- うまく復習して今の単元までわかるようになりたい
どれか一つでも当てはまる方はぜひ読んでください
そして
\この記事でわかること/
- 体系的に復習するべき理由
- 体系的な復習の方法
この記事を復習する際の参考にしていただけたらと思います!最後まで是非お付き合いください♪
それでは早速、
体系的に復習することをオススメする理由から見ていきましょう!
目次
体系的に復習することをオススメする理由:時間を無駄にせずに済むから
逆に言うと、体系的に復習しないと、時間を無駄にするってこと?
その通りです、順にその理由をお伝えします。
時間の無駄になり得る理由: 過去の範囲を理解していないと今の学習範囲も理解できないから
学習する単元にはつながりがあって、低いレベルの内容(基礎内容)から習うようになっているんだ。
単元にはつながりがあり、その範囲と難易度によってどの学年で学ぶべきかということが分配されています。前学年で学んだことを土台として、その範囲を理解していることが前提で新しい範囲へと展開されていきます。
わかりやすい例で言うと、数学(算数)や英語、理科ですね。
数学なら例えば、小学生に高校生で学ぶ「二次関数」を理解させることはとても困難ですよね。
比例・反比例を小学生から中学生で学んで、グラフの書き方、ルールを学んで、一次関数の基本や二次方程式の仕組みを理解してはじめて、二次関数を理解できるようになります。一つ一つの単元が繋がっていき、学年が上がるごとに学ぶ内容が深くなっていきます。
そのため、今の学習範囲を理解するには、それに関連する(これまでに習った)範囲を理解しておく必要があります。これまでの学習が自然と地続きになって、今の学習内容へ発展するように学習指導要領で定められているのです。
だから、過去の範囲を理解しないまま今の学習範囲に取り組んでも成果が上げづらいのです
その結果、
- 意欲低下につながる
- 効率の悪い勉強になる
ということが起こってしまうのです。
意欲低下につながる
モチベ上がらねぇー
勉強の意欲が下がってしまう理由には外的要因や内的要因、いくつかありますが、私が見てきた生徒の中で多かった理由は
「できた!」「わかった!」という小さな成功体験を積めていないから
ということです。
自信を持てないままでいると、以下の図のような変な循環が生まれてしまいます。
このような順序で、どんどんわからない範囲が増えていってしまうのです。
そうするとますます意欲が低下していっても仕方ありません。
簡単に言うと、「わからない」から「やらない」んです
わからないところを放置してしまうと、どんどんやらなければならない範囲も増えます。
こうすると、遡らなければならない範囲も増えてしまうので、勉強の効率が悪くなってしまうのです。
こういう状態でよく頂くのは「勉強の仕方がわからない」という相談です。
効率が悪くなる
「体系的に復習すればすんなり進む」のに、いつまでも解けない問題を目の前にして、時間だけが過ぎ去ってしまっていた経験ありませんか?
それは「どこでつまずいているか」がわかっていないから起こってしまうのです
そうするとわからない箇所を解消するどころか、ますますわからない箇所が増えていってしまいます。
仮に、今の学習範囲については問題を解けるようになったとしても、関連性の強い次の範囲になれば再びわからなくなってしまい、また大量の時間をロスしてしまいかねません。
こうなると、どんどん勉強が嫌いにもなっていってしまいます。
まとめると
- 意欲低下
- 勉強の仕方がわからない
- 効率の悪い勉強になる
- 勉強が嫌いになる
こういったことを防ぐためにも
復習を体系的に行う必要があるのです。
体系的な復習を行いたい場合どうすれば?
単元鳥瞰図を使ってどこまで遡るのかを確認しよう
数学、英語、理科については、単元鳥瞰図を用いて遡る先を決めましょう。
そして辿る手順は以下のようになります。
体系的な復習のためのステップ
- 今、学習している範囲を確認しよう
- その単元の前の単元を辿ってみよう
- 前の単元の問題演習の正答率を確認しよう(演習の正答率が80%以上?)
- (③でNoなら)さらにその前の単元に戻ってみよう
- ③でYesになる単元まで③〜④を繰り返す。
具体的な例は後述しているよ!
先生に相談
身についているかどうか自分一人で判断することに自信がない場合は、学校や学習塾の先生に相談しましょう。
客観的な評価をもらって判断した方がより的確にどの単元まで理解しているのかを把握しやすくなります。
先生はその道のプロだから、積極的に相談しよう。
効率の良い勉強のためにも積極的に相談してみましょう。
場合によっては、全学年の教科書を蔵書していない場合もありますが相談してみましょう。
体系的な復習の具体例
実際にはどんな風に復習すれば良いの?
では数学の「二次関数」を例に順に追ってみましょう
体系的に復習するために単元鳥瞰図を準備します。
今回は教科書会社の啓林館が作成されている鳥瞰図を参考にしています。
そして手順は以下のようになります。
体系的な復習のためのステップ
- 今、学習している範囲を確認しよう
- その単元の前の単元を辿ってみよう
- 前の単元の問題演習の正答率を確認しよう(演習の正答率が80%以上?)
- (③でNoなら)さらにその前の単元に戻ってみよう
- ③でYesになる単元まで③〜④を繰り返す。辿り着いた単元から順に復習していく
① 今、学習している範囲を確認しよう
今学習している範囲は「二次関数」とします。
二次関数を学習するのは高校の「数学1」ですので、その科目の中から「二次関数」を探します。
② その単元の前の単元を辿ってみよう
「二次関数」を見つけたら、その「二次関数」に繋がっている矢印から前の単元まで辿ります。
この場合は「中学3年生」の「関数y=ax2」が「その前の単元」となります。
③ 前の単元の問題演習の正答率を確認しよう(演習の正答率が80%以上?)
続いては「前の単元」である「関数y=ax2」の範囲をどれだけ理解しているかをチェックします。
「理解している」の判断基準は教科書や学校で配られる問題集の「正答率が80%以上であるかどうか」としてみると良いでしょう。
問題集の難易度も様々なので、あくまで目安と考えてください
④ (③でNoなら)さらにその前の単元に戻ってみよう
③の正答率チェックで基準を下回る場合は、「さらにその前の単元」まで戻ってみましょう。
今回の場合は、「関数y=ax2」の前の単元は「一次関数」となります。
この「一次関数」でも正答率をチェックしましょう。
⑤ ③でYesになる単元まで③〜④を繰り返す。辿り着いた単元から順に復習していく
仮に「一次関数」でも正答率が下回っていたら、さらにその前の単元まで遡ります。
その前の単元「比例・反比例」では正答率が上まっている場合は、
つまずきの原因は「一次関数」を理解していないから
というように判断できます。
じゃぁ、一次関数から復習して、それを終えたら「関数y=ax2」に移れば良いんだね
このようにして、今の学習範囲「二次関数」まで順に復習していきましょう。
体系的に復習すると自分がどこでつまずいているのかがわかりやすいね
まとめ
体系的に復習するべき理由を解説しました。
その理由は、
- 時間を無駄にせずに済むから
です。時間を無駄にしてしまう理由は
- 過去の範囲を理解していないと今の学習範囲も理解できないから
だと言えるでしょう。そしてうまく復習しないと
- 意欲低下
- 勉強の仕方がわからない
- 効率の悪い勉強になる
- 勉強が嫌いになる
このような悪影響を招いてしまいます。
そうならないために、体系的な復習の具体的なステップも解説しました。
単元鳥瞰図を準備した上で、
- 今、学習している範囲を確認しよう
- その単元の前の単元を辿ってみよう
- 前の単元の問題演習の正答率を確認しよう(演習の正答率が80%以上?)
- (③でNoなら)さらにその前の単元に戻ってみよう
- ③でYesになる単元まで③〜④を繰り返す。辿り着いた単元から順に復習していく
このステップで効率の良い勉強ができるように取り組んでみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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