【最新】(情報1)共通テスト試作問題 難易度と3つの対策

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生徒
生徒

試作問題が公表されたみたいだけど、難しかったのかな?

生徒
生徒

今後、受験本番に向けてどんな対策をすれば良いかわからないよ

という方に向けた記事となっています!

2022年11月9日に大学入試センターより令和7年度試験の問題作成の方向性や試作問題が発表されました。

試作問題ということもあり、実際の試験さながらの形式で作成されていましたね。

コトゼニ
コトゼニ

私も解答してみましたが、難易度はおそらく標準と言えるでしょう。

以前の記事で11月に公表される追加情報で

  • 問題構成
  • 配点
  • サンプル問題

が公表されると嬉しいと書きました。

eyecatch-1361【共通テスト 情報科】知っておきたい!11月公表予定の試験情報

今回は試作問題として公表され、上記全てが公表されました。

  • 問題構成 :大問4つの構成
  • 配点 :100点満点
  • サンプル問題 :試作問題を公表

となりました。もちろん実際の試験までに変更はあるかもしれませんが、今回の試作問題を基準に、当日も実施されると考えて良いでしょう。

でも、

今回のように実際の試験情報が公開された時、どのように活用すれば良いか、意外とわからないですよね。

そこで今回は学習塾業界で10年以上勤め500名以上の生徒を指導した筆者が、

  • 試作問題からわかること
  • 令和7年度共通テストに向けての対策・知っておきたいこと

をお伝えします。

この記事を読めば

生徒
生徒

なるほど、このように対策を始めていこう

と受験勉強の計画に役立ちます!

ぜひ最後までお付き合いください♪

この記事のポイント
  • 試作問題の難易度は総合して「標準」と言える
  • 実際の試験でも試作問題と同じような構成になると予想できる
  • 配点・制限時間などから理社と同じ位置付けであること
  • 「情報」はインプット&問題演習で高得点を目指そう。ただ問題集が無いのでまだ焦る必要なし
  • 高校2年生で「情報1」の復習を挟んでおこう。本格的に受験対策を行うのは2年冬から
  • 高校2年生の冬までは英数国を最優先して鍛えておこう

本記事の信頼性

この記事の信頼性
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コトゼニ(@kotozeni
  • 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
  • 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
  • プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
  • AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
  • 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中

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試作問題の難易度は総合して「標準」と言える

今回の試作問題の難易度は総合して「標準」と言えるでしょう。

その理由は

  • 知識が無くても教養として知っていれば解ける問題もある
  • 文章を読み解くことで解ける問題が多い

からです。

たとえば、第1問の問1については、情報1の「情報社会と問題解決」の範囲から出題されていますが、「情報モラル」として身についていれば解ける問題です。

試作問題問1
試作問題「情報I」

情報1で学ぶことは身近に使われているIT端末に関連することも多く、授業のシーン以外でも見たり聞いたりすることも含まれているため、自然と情報1の知識が身に付いていることも多いことでしょう。

また、第2問で出題されているQRコードに関連する問題についても、一見難しそうに見えますが、文章を冷静に読み解きQRコードのサイズの関係性などに気がつくと正答しやすいでしょう。

試作問題第2問
試作問題「情報I」

これらの問題に代表されるように、「複雑に思考しないと解けない」という問題が無いことからも難易度は標準と言えるでしょう。

ただ、一方で難易度は標準的とはいえ、第1問問2で出題されているパリティビットに関する問題や第3問で出題されているプログラミングに関する問題などは「難しく」感じることでしょう。

試作問題問1-2
試作問題「情報I」

その理由は「問題に慣れていない」からです。プログラミング問題を解くことに慣れていないため「解法の道筋を立てにくい」「どの知識を使えば解けるのか検討がつきにくい」からです。

逆にいうと「問題に慣れることができれば解けるようになる」ということができます。

問題に慣れれば得点できる、その意味でも難易度は標準的と言えるでしょう。

実際の試験でも試作問題と同じような構成になると予想できる

分野分析

今回の試作問題は以下のような構成・配点になっていました。

試作問題 問題構成・範囲・配点

範囲配点
1「情報社会の問題解決」
「情報通信ネットワークとデータの活用」
「コンピュータとプログラミング」
「コミュニケーションと情報デザイン」
20点
2「情報社会の問題解決」
「コミュニケーションと情報デザイン」
「コンピュータとプログラミング」
30点
3「コンピュータとプログラミング」25点
4「情報通信ネットワークとデータの活用」25点
100点

60分の制限時間で解く問題量としても実際の試験を想定していると考えられます。

既に公表されているサンプル問題や今回の試作問題も「プログラミング」「データの活用」部分はそれぞれ独立した大問が設置されていたため、実際の試験でも同じような構成になることが考えられます

コトゼニ
コトゼニ

大問3と大問4にしっかりと時間を充てる為に、大問1と大問2を15~20分くらいで解くように時間配分するのが良いでしょう。

配点・制限時間などから理社と同じ位置付けであること

試作問題の配点や時間などから「理科」「社会」と同じような位置付けだと言えるでしょう。

塾の現場では「英数国」を主要3科目と言います。主要3教科は小学生から授業時間を多く取られている科目です。

そのため共通テストでも200点と配点も高くなっています。

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今回の「情報」は主要3教科に並ぶほどの問題量や難易度になるか?と考えていましたが

試作問題同様に実際の試験が行われると想定すると主要3教科よりも「理科」「社会」と同じような位置付けであると捉えることができます。

コトゼニ
コトゼニ

つまり「理科」「社会」と同じくらいのタイミングから受験対策を始めれば良いということです

令和7年度共通テストに向けての対策・知っておきたいこと

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2025年度(令和7年度)共通テストに向けての対策・知っておきたいこととしては

  • 「情報」はインプット&問題演習で高得点を目指そう。ただ問題集が無いのでまだ焦る必要なし
  • 高校2年生で「情報1」の復習を挟んでおこう。本格的に受験対策を行うのは2年冬から
  • 高校2年生の冬までは英数国を最優先して鍛えておこう

ということです。

「情報」はインプット&問題演習で高得点を目指そう。ただ問題集が無いのでまだ焦る必要なし

そもそも理科・社会でも高得点を獲得するために必要なのは

  • インプットとして用語など知識を覚える
  • 試験当日に解法の道筋を立てられるように、アウトプットとして実践問題の演習を通して問題に慣れる

この2つです。

そのため「情報」に対しても、同じように「インプット」と「アウトプット」を通して問題に慣れていくべきです。

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しかし、「情報」については全容がわかっていないため、理科や社会と異なり、過去問や問題集がありません

ですから、アウトプットに関してはできなくても焦る必要はありません。高校1年生の今からできることは「インプットをしっかり行っておく」ということです。

具体的には

  • 教科書で出てくる用語・語句を覚える
  • 定期テストで高得点が取れるように勉強する

この2つを心がけておきましょう。

高校1年生のうちから用語や語句を覚えておくことでアウトプットにスムーズに移ることができるからです。

コトゼニ
コトゼニ

英単語を覚えるように、「情報1」で登場する語句も早くから覚えておこう!

ちなみに

大学入試センターによると令和5年6月に

・「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び問題作成方針」の公表【セ
ンター】(経過措置を含めた出題方法,科目選択の方法などの正式決定)

を公表予定にしています。おそらく早ければこの頃から徐々に対策問題集も出回るようになると予想できます。

コトゼニ
コトゼニ

オススメの問題集はこのブログでも随時紹介していく予定です。

高校2年生で「情報1」の復習を挟んでおこう。本格的に受験対策を行うのは2年冬から

多くの高校では「情報1」は1年生の時点で履修することになっています(参考:河合塾「新教育課程調査結果」)。

数学や理科のように、地続きの科目(「数Ⅱ」や「化学基礎→化学」など)が「情報I」の場合は「情報Ⅱ」となりますが、この科目は試験範囲に含まれず、2年生でも学習する高校は一部となることが予想されます。

そうすると、受験で必要なのに高校2年生の1年間は「情報」に関して学ばないことになります

コトゼニ
コトゼニ

そうすると、せっかく1年生で用語や語句を記憶しても、本格的に受験勉強を始める頃には忘れてしまいますよね

また、現役合格を狙うために受験勉強は高校2年生の冬から本格化させるのがセオリーです。そのため、その時期からは「情報」も受験勉強を始めていく時期になります。

そのときに1年生で学んだことがリセットされている…なんてことがないように、適宜復習しておきましょう。

コトゼニ
コトゼニ

特にGWや夏休みといった長期休暇を利用して復習しておくことで、完全に記憶から抜けることなく受験勉強に移ることができるでしょう。

高校2年生の冬までは英数国を最優先して鍛えておこう

高校2年生の冬から理科社会、そして情報を含めた受験勉強を本格化させるためには、英数国を今から勉強しておく必要があります。

つまり、英数国を早くから学習して基礎力をつけておくことが重要と言えます。

理想的な姿としては英数国の基礎内容は高校2年生の冬までに終えている状態です。

それは「受験までの残り期間が決まっているから前倒ししている方が有利だから」です。

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特に、2024年に実施される学校型推薦入試をはじめとした推薦入試は受験者が多くなることが予想されます。

それは「難しくなった共通テストで失敗しても大丈夫なように先に滑り止めとなる大学の合格を確保しておきたい」と思うようになるからです。

「情報」を含めて高得点をとれるかどうかが合格の分かれ道となるものの、「情報」が実施される初年度なので難易度などは当日になるまでわかりません。

そうすると先に合格校を獲得しておこう(いわゆる滑り止め)という気持ちから共通テストよりも先に実施される推薦入試に受験者が集まる傾向が強くなるでしょう。

その結果、推薦入試の倍率が高くなることが予想されます。その熾烈な戦いに勝つためには「対策の時間を多く確保すること」が必要です。

高校1年生から英数国を中心に前倒しして力をつけていれば、「受験対策」に多くの時間を確保することができ、合格に近づきやすくなるのです。

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残り期間が決まっている中で

  • 1年生のうちから少しでも前倒しできていれば、あとは理社・情報の3教科を中心に学習すれば良い状態
  • 前倒しせず後回しにしてしまい、理社・情報の3教科に加えて英数国も勉強しなければならない状態

どちらが入念に対策の時間を確保できそうでしょうか。

コトゼニ
コトゼニ

高校で学ぶ内容の難しさは既に体感しているはずです。勉強しなければならない教科が多いのと少ないのとではどちらが楽か、言わずとも理解できるかと思います!

具体的には

  • 高校1年生で学んだこと・教科書のわからない部分を無くせるように復習する。
  • 学校の授業よりも先の単元の予習
  • 数学1の「データの分析」範囲を解けるようにしておく

を中心にやっておきましょう。

その中でも数学1の「データの分析」範囲は「情報1」とのつながりが特に深く、その分野の知識は「情報」で出題される「データの活用」(試行問題の大問4)を解く上で必要な分野となります。

▶︎情報1と数学1の繋がりについては「【知ってる?】情報Iと数学は「データの活用」でつながっている」の記事で詳しく紹介しています。

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学校の課題はもちろんのこと、塾の冬期講習などのタイミングを活用して、今から基礎力をつけておきましょう。

まとめ

2022年11月9日に大学入試センターより令和7年度試験の問題作成の方向性や試作問題が発表され、

  • 試作問題からわかること
  • オススメの対策・知っておきたいこと

を紹介しました。

まとめとしては、

試作問題から読み取れること
  • 試作問題の難易度は総合して「標準」と言える
  • 実際の試験でも試作問題と同じような構成になると予想できる
  • 配点・制限時間などから理社と同じ位置付けであること

となります。

理科・社会と同じということは対策も似たように行うようにしましょう。

そこでオススメする方法としては

オススメの対策・知っておきたいこと
  • 「情報」はインプット&問題演習で高得点を目指そう。ただ問題集が無いのでまだ焦る必要なし
  • 高校2年生で「情報1」の復習を挟んでおこう。本格的に受験対策を行うのは2年冬から
  • 高校2年生の冬までは英数国を最優先して鍛えておこう

ということです。

特に高校1年生の間に

  • 高校1年生で学んだこと・教科書のわからない部分を無くせるように復習する。
  • 学校の授業よりも先の単元の予習
  • 数学1の「データの分析」範囲を解けるようにしておく

できるようにしておきましょう。

学校の課題はもちろんのこと、塾の冬期講習などのタイミングを活用して、今から基礎力をつけておきましょう。

2025年の大学入学共通テストについてはまだ変動することは考えられますし、様々な教科で変化があったり、問題文章量が増えたりと難易度が上がることが予想されます。

そのような試験が予想されるからこそ、いまからしっかり対策して後悔のない受験にできるようにしましょう。

まずはこの冬休みを無駄にしないように「数学I」だけでも取り組みましょう。

高校生はカリキュラムを調整できる個別指導塾がオススメ。

集団指導塾や予備校のように全員が同じカリキュラムを受けるのではなく、個別にカリキュラムを組んでくれます。

コトゼニ
コトゼニ

その中でも私のオススメは名門会オンラインです。

名門会Online

  • 講師が全員「医学部生」
  • 学校の難しい問題も安心して相談できます。
  • グループの母体が名門塾であり「1:1こそ真の個別指導」という徹底したこだわりと安心の指導実績
  • オンラインだから全国どこでも受講でき、送迎の負担もありません。

オンラインでの指導ってどんな感じなんだろう?という人も多いでしょう。

コトゼニ
コトゼニ

まずはどんな感じなのか、自分に合いそうか、無料カウンセリングで相談してみましょう。

カウンセリングに参加して合わなさそうだったら違う塾を選べば良いです!気軽に相談してみましょう。

コトゼニ
コトゼニ

科目指導を受けながら、医学部生の勉強法を教えてもらうのも一つの手ですね

こちらの記事もお役立てください!

この記事を読んで「情報1」について知りたいと思うくらい受験に真剣・意欲的なのだから

今から他の人よりアドバンテージを作らないと損ですよ。

高校3年生になったときに「やってれば良かった」って後悔しないために!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それではまたここで会いましょう!

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