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2025年1月19日(日)、大学入学共通テストで初めて「情報」が実施されました。
翌日のメディアではやはり「新科目 情報が追加」というように話題になっていましたね。
当ブログではこれまで「情報」で高得点を獲得すべく、さまざまな記事を発表してきました。
今回は、ついに実施された「情報」の問題を筆者が解いて抱いた感想や次年度への対策方法について書きたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
問題形式は大問が4つと以前から予想していた通りとなりました。
また、難易度も「標準〜やや易」と言えるのではないでしょうか。
難易度が標準・やや易と言っても、難しく感じる(感じた)人もいるかもしれません。
おそらくその原因は
- 重要語句の意味・特性を覚えていない
- 冷静に解けていない
が挙げられるでしょう。
難しく感じた理由の一つ目は「重要語句の意味・特性を覚えていない」と推測できます。
2025年度の第1問・問1では知識を問う問題が出題されました。
- デジタル署名
- IPアドレス(IPv6)
これらについては、それぞれの特徴や特性(IPアドレスについてはIPv6に拡張された背景)を知っていれば解ける問題でした。
そのため、「情報1」の重要語句を暗記しておく必要がありました。
難しく感じた理由の二つ目は「冷静に解けていない」と推測できます。
もう何度もお伝えしましたが、「情報」科は初実施でしたから過去問がありませんでした。
そのため制限時間60分の使い方についても慣れていなかったかもしれません。
そういったプレッシャーの中さらに、「情報」は2日目の最終時限に実施されました。
つまり「情報」の前には理数科目が実施されており、それらの科目で手応えを感じることができていなければ精神的にもしんどい状況だったことでしょう。
冷静に読めば解ける問題も多かった今回のテストも、試験時間中というプレッシャーの中では冷静に解けなかったかもしれません。
今回のテストの難易度を「標準〜やや易」と判断した理由は「問題をよく読み落ち着いて素直に解けば解ける」問題が多かったように感じるからです。
情報は数学のように公式などを駆使したり補助線を引いたりというような特殊な解き方があるわけではありません。
もちろん第1問の問3「チェックディジット」の問題や第1問問4の「フィッツの法則」など、馴染みの薄い単語の登場に驚いたかもしれません。
しかし、問題を落ち着いてよく読むと解ける問題が圧倒的多数です。
つまり、知識の暗記より情報処理する力が問われる形式となっていたのです。
そのため問題をよく読み、正しいことはなんなのか、読み取れることは何なのかを正確に捉える力、すなわち情報処理力を身につけることが大切と言えるのです。
それでは次年度以降はどのように対策するのが良いでしょうか。
それは
- 重要語句を覚える
- 実践形式の問題を多く解く
の2つです。
以前から話している内容と変わりませんね。
ただ、配分で言うならば
語句暗記:実践問題演習=3:7
くらいの比率にするのが良いでしょう。
一つ目は「重要語句を覚える」です、
以前は「語句暗記が必須」と話していましたが初年度の出題傾向を踏まえると
「語句暗記は必要だけど、重要語句だけで良い」くらいの温度感に変更しても良いと言えるでしょう。
2つ目は「実践形式の問題を多く解く」です。
先述の通り、「問題をよく読み落ち着いて解けば解ける」という問題が非常に多かったです。
解法を覚えるのではありません。強いて言うならば「問題をよく読むこと」が解法です。
そのためには長い問題文を読み冷静に判断する練習を積む必要があります。
だからこそ実践問題を多く解くことが有用なのです。
次年度以降は、初年度の問題を踏まえさまざまな問題集などが刊行されることも予想されます。
それらを多用して、実践形式の問題に慣れておくことが重要です。
2025年1月19日に初めて実施された「情報」の問題を解いた感想と次年度以降の対策方法について紹介しました。
「情報」が難しいなと感じる方は焦ることなく、語句暗記〜実践問題演習の流れで対策を取るようにしましょう!
少しでも参考になれば幸いです!
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