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メタバースってよく聞くけど、どういったものなの?
メタバースに関連する言葉って「情報I」を進める上で知っていた方が良い?
という疑問を解決する記事となっています。
最近よく聞く「メタバース」という言葉。
- 医療
- 教育
- エンターテインメント
さまざまな分野で莫大な可能性が秘められていて非常に注目を集めています。
2021年に世界を代表するIT企業「Facebook」が社名を「Meta」に変更したことでより一層注目されるようになりました。
そこで今回は「情報I」の時事問題のような扱いとして教養として「メタバースについて知っておきたいこと」、
- メタバースとは何か?
- メタバースを楽しむための「XR」とは何?
- メタバースでどういったことができる?
- どうやったら体験できる?プラットフォームの紹介
これら4つの基礎知識を紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください♪
そもそもメタバースとは何なの?
メタバースの言葉が指す意味から辿っていきましょう。
メタバースとは現実世界とは別の「3DCGの技術で構築するバーチャルの世界」を指します。
ちなみに語源と起源は以下と言われています。最近耳にする言葉ですが、言葉自体は古くから登場しているのです。
語源
『超えた、高次の』を意味するmeta(メタ)と『世界、宇宙』を意味するuniverse(ユニバース)を合成した言葉
いつ頃できた言葉?
1992年にニール・スティーヴンスンが発表した『スノウ・クラッシュ』という小説の中で初めて登場したと言われています。
メタバースは現実とは異なる『もう一つの世界』、つまり現実とは違う理(ことわり・ルール)で作られていると言えるため、たとえば現実では不可避の重量を無視した世界を作り出したり、実年齢といった個人の特徴や個性を設定次第で逸脱させることも可能なのです。
現実離れした『都合の良い世界』を作ることができるのがメタバースの本質です。
現在はアミューズメントの要素が目立ちますが、ビジネスや教育などあらゆる領域での活用が期待されています。
メタバースを理解するためには「●●リアリティ」の違いを知っておくことが重要です。
「●●リアリティ」はVR・AR・MRのように呼ばれています。
最近よく聞く言葉になっているのではないでしょうか
XRは「VR・AR・MR」の総称です。
メタバースの世界に参加するには
- バーチャルの仮想空間にそのまま没入する(視界に入るものすべてが3DCGになる)ように参加する
- 現実世界に映るものに3DCGのオブジェクトを加えるか
というように大きく分けて2つあり、リアルとバーチャルの比率に違いがあります。
「バーチャルの仮想空間にそのまま没入する(視界に入るものすべてが3DCGになる)ように参加する」とは
たとえばVRゴーグルを使って、バーチャルの世界に入り込んでいるような気持ちになる参加方法です。
一方、「現実世界に映るものに3DCGのオブジェクトを加えるか」とは、
スマホのカメラで現実世界を映し、その画面上に3DCGオブジェクトを映し出す方法などがあります。
それぞれの違いはリアルとバーチャルの比率の違いです。
その比率の違いに応じて
- VR
- AR
- MR
と使われる言葉が分かれているのです。
順に紹介します。
VRは最近よく聞く言葉になってきましたよね。
VRは現実世界とは別に作られた空間を指す言葉で、以下の3つの要素を満たすものとされています。
- 三次元の空間(平面ではないということ)
- 実時間の相互作用
- 自己投射性
デバイスなどにより、「VR空間がある」と感じ、自分の身体を動かすと、それに連動してVR空間でも動いて、この世界(VRの世界)に入り込んでると感じる時、この体験をバーチャルリアリティというのです。
VRゴーグルを装着して身体を動かせば仮想現実の中でも動いているように反映されている映像をニュースなどでご覧になったこともあるのではないでしょうか。
ARは、現実世界の空間にコンピュータでなんらかのバーチャルなオブジェクトを『加える』技術です。
たとえばスマホのカメラで取り込んだ現実世界の景色に、その空間には実際に存在しないモンスターが表示される、などです。
数年前に社会現象にもなった、「ポケモンGO」がその最たる例です。
「ポケモンGO」ではスマホのカメラを通して投影した画面にモンスターが写り出します。
現実世界ではもちろんモンスターはいません。しかし、画面の中のバーチャル世界には存在していることになるのです。その画面中の世界に現実の要素(カメラを通して写して見える現実の様子)を加えて、あたかも現実世界に仮想世界の中のオブジェクト(ここではモンスターのこと)がいるかのように体感させるのがARの技術なのです。
MRはMixedRealityの略で、現実の空間の位置情報などを細かく把握してそこにバーチャルな情報を加える技術のことを指します。
ARの進化版と言われています。
続いて「なぜこれだけ期待されているのか」という点に着目しましょう。
それは「いろいろな分野で活用されることが期待されている」からです。
メタバースを活用できる分野は多岐に渡ります。いまはアミューズメントの分野で関連する言葉を聞くことが多いですが、
- ビジネス
- 教育
- 医療
といったさまざまな部分で活用が期待されています。
たとえば、教育に関しては3DCGオブジェクトを使って「体験を重視した」教育・指導ができると期待されています。
- 貴重な資料の世界観(たとえば歴史の世界)を体感できる
- 珍しい自然現象を体験できる
- やや危険な実験を安全に体験できる
といった「体験を重視する」指導が可能になると言われています。
理科の実験などは、VRゴーグルといったデバイスを使うことで、感覚は本物に近く、でも危険な機材や薬品を実際に使うことなく体験(実験)することが可能になるのです。
このようにたくさんの分野で活用が期待されているため、さまざまな企業もメタバースに注目しています。
メタバースについては日本の企業は様子見を続けているところが多いですが、世界では実際に投資を始めている企業も多いといいます。
世界トップのIT企業である「GAFAM」。その一角を担う「Facebook」社は、社名を「Meta」に変更。「これからはメタバースファーストですすめる」という宣言まで行い、VRゴーグルを開発している企業を買収するなど、率先した動きを見せています。
他の4社はどのような動きを取るのかが注目されていますが、現時点では大きくは以下の通りと言われています。
- Google:メタバースよりもリアルなビジネスに得意な同社は、AR志向する可能性が高い
- Amazon:世界一のクラウド企業としてメタバースのインフラを狙う可能性がある
- Apple:目立った動きはなし。AR技術を駆使したデバイスを開発?
- Microsoft : マインクラフトなどのソフトを展開。AR(MR)を使った製品を展開
それぞれ、いま名前が行き届いている事業の良いところを踏まえつつ、今後、VR・AR・MRのいずれで拡張していくのかということに注目が集まります。
では、現時点でどのようにすれば体感できるのかという点を進めていきます。
VRゴーグルがないとメタバースは体験できないんじゃないの?
と思うかもしれませんが、実際にはVRゴーグルは必須ではありません。
「よりリッチな体験をできる」ためのデバイスという認識で良いとされています。スマホアプリやブラウザで体験できるものもあるのです。
それでは展開されているプラットフォームを紹介します。
ゲーム系メタバース
メタバースが進んでいるのがゲーム分野です。ここではゲーム系メタバースとして挙げられるソフトを紹介します。
いまや小学生がプレイしたいソフトのナンバーワンとも言われています。Epic Gamesが提供するゲームで、「クリエイティブモード」というプレイヤー自身で自分の島を作れる機能が追加されました。
ゲームのコンテンツをユーザー自身が作り、それを他のユーザーがプレイして楽しむ仕組みがあるゲーム。「ゲーム版YouTube」というイメージが近いと言われています。
Microsoftが提供するゲームソフト。ボクセルと呼ばれるレゴのようなブロックで感覚的に建物や空間を作れることが特徴。教育現場でも活用されている。
ソーシャルVR
ソーシャル系VRというジャンルのなかで最もユーザーが多いアプリ。1日に何時間もログインしてまるでそこに住んでいるかのようなユーザーも。VRゴーグルを装着してログインしている人が多いのも特徴。
日本のベンチャー企業が運営しているサービス。バーチャルイベントのプラットフォームとしてスタートしました。
マイクロソフト社が提供する企業・官公庁向けのメタバースプラットフォーム。2022年から提供開始予定。
クリプト系メタバース
イーサリアムのブロックチェーン技術をベースにしたサービス。具体的にはメタバース内の土地やアイテムをNFT化することで現実世界と同じように売買できる世界のことを指します。
マインクラフトのように3Dのボクセルを積み重ねて作っていくゲームです。
土地の高額売買でよく話題になるサービス。同サービスではVR Chatのように作れる土地が無制限ではないため、土地に価値が生まれて売買される。
「2030年には誰もがメタバースを当たり前に使う」とも言われています。
メタバースを利用することで
- 災害の綿密なシミュレーション
- 快適な人間関係を築くことができる
- タイムリープのような時間旅行の体験
も可能と言われています。
いずれメタバースに関する言葉も「情報I」の中でも出現するかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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