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情報1のプログラミング問題って難しくない?
と感じている人に向けた記事となっています。
この記事では、プログラミング問題で登場する「算術演算子」について深掘りします!
算術演算子とは、加算、減算、乗算、除算などの数学的操作を行うための基本的なツールです。しかし、これらの演算子が理解できない場合、プログラミング問題そのものが苦痛に感じられてしまうこともあるでしょう。
そのような悩みを解決するために、今回は算術演算子についてわかりやすく解説します。
算術演算子を使うことで、プログラム問題で数学的演算を行うことができます!
例えば、変数aと変数bの足し算を行い、その結果を変数cに代入する場合、c = a + b というように表現します。
また、算術演算子には優先順位があります。
これは、計算の順番を決めるために重要なポイントとなります。例えば、加算演算子と乗算演算子が混在している式を計算する場合、乗算演算子のほうが優先され、先に計算されます。
数学と同じですね。
算術演算子はプログラミングにおいて非常に基本的な要素です。しかし、初めてプログラミングを学ぶ人にとっては難解な概念となることもあります。
そこで、本記事では算術演算子の基本的な概念をわかりやすく解説することで、プログラミングに馴染みのない人でも理解できるように配慮しました。
プログラミングにおける算術演算子の理解は、プログラム問題を解く上で必要不可欠なスキルの一つです。この記事を読むことで、あなたが算術演算子を使いこなし、より複雑なプログラムの読解力が上がることを願っています!
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算術演算子とは、「値を計算するために使われる記号」のことで、その多くが算数・数学でも使われているものです。
一部、プログラムならではの表現がありますので、その点を覚えてプログラムを読み解くようにしましょう。
プログラムで登場する算術演算子(加減乗除)は、
演算子 | 意味 |
---|---|
+ (プラス) | 加法 |
- (マイナス) | 減法 |
* (アスタリスク) | 乗法 |
/ (スラッシュ) | 除法 |
で表します。ポイントは
- 掛け算の時には「×」ではなく「*」(アスタリスク)
- 割り算の時には「÷」ではなく、「/」(スラッシュ)
を使う
ということです。
さらに、四則演算を行う際には、数学同様、加減乗除の優先順位となります。つまり、「+とー」「×と÷」が同じ式の中にある場合は、乗法と除法が優先されます。
そのため、加法・減法を優先的に行いたい場合は、数学同様()で囲ってあげましょう。
ほとんど数学と同じですね
また、プログラム独特なものは、
演算子 | 意味 |
---|---|
+ (プラス) | 文字列や(変数の)値を連結 |
% (パーセント) | 除法における余り |
** (アスタリスク(2つ)) | べき乗 |
となります。
たとえば
使用例
# 演算子 + を使って文字列を連結して変数に代入する
tensu = "ツワモノ共が" + "夢の跡"
# 演算子 % を使って
# 例)点数を表示するプログラム
reidai = 21
表示する( reidai % 2 )
# 実行結果: 1
# 21 を 2で割った時の余りは 1。
# 時給を求めるプログラム
# 変数 kyuyo に給与を代入する
kyuyo = 12000
# 変数 worktime に労働時間を代入する
worktime = 8
# 時給を求める
jikyu = kyuyo / worktime
表示する(jikyu)
# 実行結果: 1500
このようにプログラムでは登場します。
文字列の連結は馴染みがないかもしれませんが、「+」が出てきた時には
- 加法が行われているのか
- 文字列などを連結しているのか
を見極めるようにしましょう。
「+」が含まれる文に、文字列が登場していれば多くの場合は連結です。このことを覚えていればグッと読み解きやすくなるでしょう。
使用例のコードをまずは見て下さい。
使用例
# 例
heikin = 35 + 50 + 60 + 70 + 50 / 5
# この場合、225 が代入されます。一方、
heikin = ( 35 + 50 + 60 + 70 + 50 ) / 5
# この場合、53 が代入されます
ここで重要なことは、「=」です。
「=」は代入を意味するのでしたね。
つまり、
heikin = ( 35 + 50 + 60 + 70 + 50 ) / 5
という文章も、
NG
「heikin」が、 ( 35 + 50 + 60 + 70 + 50 ) / 5 の結果と等しい
という意味ではなく、
GOOD
( 35 + 50 + 60 + 70 + 50 ) / 5 の結果 を変数「heikin」に代入する
という意味となります。
つまり、「=」が使われている式は基本的には右辺の処理を優先するということを覚えておきましょう。
「=」(イコール)の意味が数学と全然違うので注意が必要です
最後に「算術演算子」に関する練習問題を解いてみましょう。
「ア」〜「ウ」に入るコードを下記の選択肢から選んでください。
# 平均身長を算出するプログラム
# 身長はそれぞれ[180,165,173,178,164]とする。
# 配列 Height に 全員の身長を代入。
Height = [180,165,173,178,164]
# 配列 Height の要素数を代入する変数
youso = 5
# 添字を表す変数 x を定義
x = 0
# 合計の値を代入する変数 goukei を定義。
goukei = 0
# それぞれの値を goukei に足していく
x < Heightの要素数 の間繰り返す:
| goukei = goukei ア height[x]
└ x = x + 1
# 平均値を算出する
heikin = goukei イ youso
# 平均点を表示
表示する(heikin)
# 実行結果:172
ア ~ イの選択肢
- +
- –
- *
- /
- %
解答
ア)変数goukeiには合計をどんどん加算していきます。そのため、正解は「1」です。
イ)平均値を算出するには合計値を要素数で割ってあげましょう。そのため正解は「4」です。
情報Iのプログラミング問題を解くために知っておきたい基礎知識の一つ、「算術演算子」について詳しくを解説しました。
「算術演算子」のコツを知れば、プログラムを読み解くのに非常に役立ちますよ!
「情報」科で高得点を目指すためにプログラミング問題を解けるようにしていきましょうね。
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この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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