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どうしたら英語の成績が伸びるのかわからないよ…
大学入試は大変そうだね…高校になると変化するのは「情報1」が加わるだけ?
長文になった時点で自信ない…ムリ…
大学入試でほとんどの大学で、学部で必要となるのが英語です。
しかし、
- 文法のテキストはわかるし解けるけど長文になったらわからない
- 定期考査では点数が取れるけど模試になったら長文が足を引っ張ってしまう
ということで悩む人も多いのではないでしょうか。
特に理系選択者の場合は、英語を苦手としていることが多い傾向にあります。
でも
長文が難しいのは当たり前です。それは文法に則って長文を正しく読む力を問うために大学受験の英語はできているからです。
私も多くの相談を受けました。
ただ、そこから受験を合格させるために指導した英語の勉強法のコツがあります。
それは
長文に読むために必要な土台「文法」「単語」「読解力(精読)」を鍛えることです。
具体的には
- 文法:テキストは1冊で繰り返し演習して定着させる。アプローチの種類ごとに解く問題を変える
- 単語:テキストは1冊で繰り返し覚え込む
- 精読:修飾関係を把握する、そのためにもスラッシュリーディングを身につける
ということです。
この方法は進学塾でも実践されているもので、大学受験を乗り越える上で有効です。
そこで今回は、教育業界に10年以上勤めて500人以上の生徒に学習アドバイスと進路指導を行ってきた筆者が英語の勉強法を紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください♪
- 文法と単語はテキスト1冊を繰り返し、定着させる
- 文法は3種のアプローチにわけて、苦手な分野によって解く問題を変える
- 読解力を鍛えるために精読が必要。そのために修飾関係の把握、スラッシュリーディングが効果的
- 目標正答率を設定していると、より効率の良い勉強ができる
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
高校英語は「文法に基づいて長文を読むために必要なこと」を学ぶ
まずは受験に向けた高校英語の特徴を知っておきましょう。
高校英語の特徴は「文法に基づいて長文を読むために必要なことを学ぶ」ということです。
大学入学共通テストもいまや、リーディングにおいては全ての大問が読解問題です。
このように、受験において読解問題は避けて通れず、読解問題が合否の鍵ともいえます。
しかし、簡単には長文を素早く読んで読解していくには訓練が必要です。
さらに、読解問題で正確に文章を読む(意味を捉える)ためには
- 文法
- 単語
- 文章を読解・精読する力
を身につけておくことが必要となります。それぞれの特徴を順に説明していきます。
前提として:単語帳・文法は1冊を繰り返し解いて定着させる
まず、単語帳と文法を習得するには複数のテキストや参考書を準備する必要はありません。
▶︎単語帳であれば「ターゲット1900」(旺文社)
▶︎文法であれば「Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION] 」
が良いでしょう。
これらの教材は学校でも配布されていて授業で使用されることも多いほど、大学受験では王道のテキストとなっています。
学校で配布されていないか確認してみても良いですね
複数のテキストに手を伸ばすよりも、1冊のテキストを複数回解いて身体に染み込むほど覚えるのが効果的です。
文法は3種類に分類できる
英文法は文章を読むためのアプローチに沿って、3つに分けることができます。
そのアプローチとは
- 品詞
- 構造
- 時制
です。
これらを使えば、苦手な文法事項から、文章のどの点を把握するのが苦手なのかを理解するのに役立ちます
品詞は、その文法事項がどの品詞を作るのかを表します。
その文法事項が使われていれば、その品詞を表現している(その品詞として扱われている)と判断することができるのです。
品詞に分類される文法事項
- 名詞代名詞(不定詞<名詞的用法>・動名詞・関係代名詞・複合関係詞)
- 形容詞(不定詞<形容詞的用法>・分詞・関係代名詞
- 副詞(不定詞<副詞的用法>・分詞構文・複合関係代名詞・関係副詞)
- 接続詞
です。
品詞を把握できれば修飾関係もわかりやすくなるよ。
形容詞として使われているから後ろの単語は名詞だろうな、といったように予測もできるようになるんだ。
「構造」はその名の通り、文章の構造に関わる文法事項です。
- 主語は何か
- 動詞はどれか
というように文章の骨格を捉えるのに役立ちます。
日本語でも「誰が」「どうした」という関係を把握することから文章読解は始まりますよね
構造に分類される文法事項
- 文型(SV / SVO など)
- 受動態
- 倒置/省略/強調
です。
「時制」は文章の時間関係を表す時に使います。
この時制を正しく把握できれば「事実関係」などを正しく把握するのに役立ちます。
時制に分類される文法事項
- 基本時制(現在・過去・未来・進行形)
- 完了時制(現在完了・過去完了・過去完了進行形・未来完了)
- 仮定法
- 話法(時制の一致)
です。
特に仮定法は一見、過去形との区別がつきにくいですよね。ここを見抜けるかどうかが文章把握の分かれ道になるのです
単語帳・文法を終えたら読解問題を「精読」する
単語帳に載っている単語を覚えたり、文法事項の基礎内容を頭に入れたら、読解問題を精読する練習フェイズとなります。
精読とは、「その文章で使われている文法を正しく把握して、英文を正しく理解・把握する」ことです。
そのためには
- 文章の修飾関係の理解
- スラッシュリーディング
が必要とされています。
文章の修飾関係を理解できれば読解も捗ります。
たとえば
a dog running in the park.
という文章であれば
というように「どの語群が」「どの単語」を詳しく説明するために使われているのかがわかり、文章を理解するのに役立ちます。
はじめのうちは、意識的に、受験前までには自然と関係性を把握できるようにまでレベルアップできることを目標にしましょう。
スラッシュリーディングは「意味の塊」(語群)で区切って、英文の語順に訳して読むスピードを早める手法です。
たとえば
The wonderful and happy mood of Christmas was extended throughout the whole town.
という文章では、
The wonderful and happy mood / of Christmas / was extended / throughout the whole town.
▶︎「すばらしくて幸せな雰囲気 / クリスマスの / 広がった / 街全体に」
と語順通りに、意味の塊ごとに内容を把握していくのです。
こういった「精読」も学校でも学ぶことでしょう。
このように、文法・単語・精読を通して
文法に基づいて長文を読解できるようにするための流れになっているのが受験に向けた高校英語の特徴なのです。
今日から見直せる受験に向けた英語勉強法
ここからは今日から使える受験に向けた英語勉強法の見直し方法を紹介します。
- 文法
- 単語
- 長文
それぞれに分けて紹介します。
文法
まずはどの分類に属する文法事項が苦手なのかを整理しましょう。
さらに、分類したアプローチによって対策方法を変えましょう。
- 品詞:まずは文法テキストでルールを再確認し頭に入れ直す
- 構造:語句整序問題や英作文問題を構造に注目しながら解く
- 時制:英文解釈を通して和訳にチャレンジする
と良いでしょう。
また、ほとんどの文法事項は中学内容の地続きですので、中学で学ぶルールや使い方・約束事から理解できていないときには中学内容まで遡るのも効果的です。
単語
続いて単語です。
単語帳を1冊何度も繰り返すために、単語を覚えるタイミングを意識しましょう。
具体的には
- 高校1年生の時点で1周
- 高校2年生の時点で2周
を終えられるようにスケジュールするようにしましょう。
長文
長文を勉強する際には文章の構造を意識してスラッシュリーディングを実践して読むようにしましょう。
詳しく言うと、単語ひとつひとつを正確に訳して進めるのではなく、スラッシュリーディングで意味の塊ごとに区切って大まかな文意を捉えることができるようにしましょう。
たとえば、
In India, waste collection, recycling, and disposal are conducted by government agencies, informal groups, and private companies.
(引用:英語・英会話 リーディングプラザ)
という文章が出てきたときに、
「informal」って見たことない単語だな…意味はなんだろう?
と意味をひとつひとつ訳そうとして、解く手が止まってしまうよりも
「複数のグループや民間企業によって、処理されている」という大体の文意を掴めればOKという感覚をもってスピードにのって解くということです。
これにより、「一つ一つの単語を正確に訳さなければ次に進めない」という癖を取り除くことができます
試験は時間との戦いなので、スムーズに読めるようになることが大切です
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受験に向けたスケジュール
高校2年生の冬から本格的に受験勉強を始めることを前提とした場合、受験に向けたスケジュールの目安は以下の通りです。
ほとんどの模試・入試問題は長文ですから
長文対策に時間をどれだけ充てられるかが重要となります。
長文対策をする時間を確保するために、文法や単語を前倒しして早期に身につけることが重要なのです。
高3受験生は夏以降は長文に注力する
推薦入試は9月〜11月ごろ、大学入学共通テストや一般入試は1月から始まります。つまり高校3年生の9月以降は長文のなかでも大学の過去問に準じた問題に着手する必要があります。
そのために、高校3年生のなるべく早い時点(1学期、遅くとも夏休み中)から読解の練習に入るようにしましょう。
長文対策の時間を確保するために文法や単語を早く身につける
先述の通り、高校3年生の多くの時間を長文読解問題に充てたいため、その土台となる文法や単語はなるべく早く終わらせましょう。
具体的には「高校2年生の冬〜高校3年生に進級する春休み」にかけて文法・単語は完璧にするようにしましょう。
実はこの進め方は進学校では当たり前の進め方なのです
方針や目標正答率が決まっていれば、より英語の勉強法を整えやすくなる
方針や目標正答率が決まっていれば、より狙いを定めて勉強法を整理することができます。
たとえば、英語の扱いを
- 引っ張る(点数を稼ぐ)教科にしたいのか
- あまり得意でないので、足を引っ張らないようにするのか
というように、方針を立てるようにしましょう。
それによって目標正答率も調整できますし、より足りない部分の補う戦略を立てやすくなります。
たとえば大学入学共通テストで70%の正答率を目指したいというときには
- 大学入学共通テストの目標正答率は70%
- 本番でその正答率を目指すため、模試では80%〜90%の正答率を目指す
- 模試でその正答率を目指すため、参考書は90%以上の正答率を獲得できるまで繰り返す
と逆算して参考書を解く際にも目標を設定することができます。
このように、方針や目標正答率が定まっていれば、より勉強をしやすくなるのです。
私は当日の目標正答率を基準に模試や参考書では+1割〜2割の正答率を目指すように指導していました
まとめ
理系を中心に英語の勉強法を紹介しました。
受験に向けた英語の勉強は「長文を読む」ために土台から整える必要があります。
そのため
- 文法:テキストは1冊で繰り返し演習して定着させる。アプローチの種類ごとに解く問題を変える
- 単語:テキストは1冊で繰り返し覚え込む
- 精読:修飾関係を把握する、そのためにもスラッシュリーディングを身につける
ことがコツとなります。
これらを実践することで受験に向けた英語の勉強が捗るでしょう。
ただ、
- 「もっと効率良く学びたい」
- 「理系の勉強のコツを知りたい」
という時には、効率良く勉強できて結果を出した先生から学ぶのも最良の手段です。
高校生はカリキュラムを調整できる個別指導塾がオススメ。
集団指導塾や予備校のように全員が同じカリキュラムを受けるのではなく、個別にカリキュラムを組んでくれます。
その中でも私のオススメは名門会オンラインです。
- 講師が全員「医学部生」
- 学校の難しい問題も安心して相談できます。
- グループの母体が名門塾であり「1:1こそ真の個別指導」という徹底したこだわりと安心の指導実績
- オンラインだから全国どこでも受講でき、送迎の負担もありません。
オンラインでの指導ってどんな感じなんだろう?という人も多いでしょう。
まずはどんな感じなのか、自分に合いそうか、無料カウンセリングで相談してみましょう。
カウンセリングに参加して合わなさそうだったら違う塾を選べば良いです!気軽に相談してみましょう。
科目指導を受けながら、医学部生の勉強法を教えてもらうのも一つの手ですね
こちらの記事もお役立てください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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