【大学受験の塾選び方法】失敗しない6つの観点と3つの注意点

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生徒
生徒

大学受験に向けて塾を選ぼうと思っているけどどう選んだら良いのかな?

今回は、このような疑問に答える記事となっています!

大学受験を本格的に考え始めた時に、塾に通おうと思っても、その種類も多くて

「どれを選んだら良いかわからない」と思ってしまいますよね。

そもそも

生徒
生徒

大学受験に塾って必要?

と感じている人でも

  • 自分で学習計画を立てることが苦手
  • 受験まで時間がない
  • 苦手なところがわかっていない
  • 受験情報に詳しくない

これら一つでも当てはまる人は積極的に塾を活用することをオススメします。

塾に行くべきかeyecatch【高校生は塾に行くべき?】通ってないの?もしかして損するかも。

そもそも大学受験は全国大会のようなもの。全国の受験生と競い合うわけです。「初めての全国大会」を「自分だけでやる」ということは不利になることが非常に多いです。

ですから、塾を利用することは決して悪いことでもなんでもなく、合格を叶えるための近道になりやすいのです。

保護者
保護者

でも、高校生向けの塾って、いろいろあってどういった観点から選べば良いんだろう?

と感じてしまいますよね。そこで今回は、500人以上の生徒を指導してきた筆者の経験をもとに、

大学受験に向けた塾選びに失敗しない観点を紹介します!

保護者
保護者

受験まで時間がないから塾選びに失敗したくないのよね…

と思う人はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

そして、それぞれの観点を備えて塾選びをしているかどうかを改めて振り返るようにしましょう。それだけで失敗する確率をぐんと下げることができますよ!

本記事の信頼性

この記事の信頼性
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コトゼニ(@kotozeni
  • 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
  • 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
  • プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
  • AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
  • 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中

塾選びは、まずは「通う目的を明確に」!

塾のスタイル

塾選びの一丁目一番地として、まずは通う目的を明確にすることが大事です

なぜなら、塾によって強みとなる点や成果の上げやすい分野・目的がそれぞれ異なるからです。

たとえば

  • 学校の授業理解や定期考査に強い塾
  • 私立大学入試に照準を合わせ、3科目学習を中心としている塾
  • 推薦入試に特化した塾

など、塾やコースによって内容はさまざまです。

ですから、「大学受験のために」と一口に言っても

  • 学校の成績を高くして(高い成績を維持して)推薦入試で合格を目指したい
  • 一般入試で合格できる学力をつけたい
  • 数学が必要な文系だけど、数学が苦手なので弱点を克服したい

など、塾にカバーして欲しいところ(=通う目的)を明確にしておくことをオススメします。

コトゼニ
コトゼニ

それだけで、塾も絞れますし、入会面談に相談した際に、適したコースを紹介してもらいやすいのです

塾選びの6つの観点

塾選び観点

塾選びの際に観点として持ってもらいたいポイントを順に紹介します。

塾選びの観点: 授業形式

大学受験向けの学習塾といっても、その授業形式は大きく4つに分けられます。

それは

  • 予備校
  • 映像授業の塾・予備校
  • 集団指導塾
  • 個別指導塾

以下でそれぞれのスタイルについてメリット・デメリット、どのようなタイプの学生におすすめかを紹介します。

予備校映像授業の塾
・予備校
集団指導塾個別指導塾
メリット◆ハイレベルな講師による授業
◆大学受験に特化しているため情報が豊富
◆志望校別の対策も立てやすい
◆自分の学校以外の生徒もいて刺激になる
◆ハイレベルな講師による授業が多い
◆志望校別の対策も立てやすい
◆全国どこでも受講可能なことが多い
◆正社員の講師が多いため授業の質が安定
◆学校の授業理解に特化していることが多い
◆一人一人に合わせた授業やカリキュラム
◆学習計画や進捗が提案・管理される
◆ピンポイントで単元や教科の補強ができる
デメリット◆学校の授業内容を理解していないとついていけないことが多い
◆校舎数が多くない
◆講師に直接質問できない
◆学習計画を自主的に立てる必要があることが多い
◆講師の管理の目が行き届きにくいことも
◆小中学生のコースと併設していることも
◆個別の学習計画は作成しない塾もある
◆講師の質(授業力など)が人によって左右される
◆小中学生のコースと併設していることが多い
◆塾によっては大学受験の情報が薄い
オススメな生徒◆難関大学(国公立・私立)を目指す
◆周囲の頑張る人の姿を刺激にできる
◆ハイレベルな授業を受けたい
◆学習計画は自分で立てられる
◆ピンポイントで単元や科目を強化したい
◆自主的に講師に質問できる
◆学校の定期考査の点数を伸ばしたい
◆自分で計画を立てるのが苦手
◆講師から積極的に声掛けしてもらいたい
◆ピンポイントで単元や科目を強化したい

自分の目的と一致した指導形式を選ぶようにしましょう。

各塾の特徴

塾選びの観点:講師・相性

2つ目の観点は「講師・そしてその講師との相性」です。

実際にどのような先生が教えてくれるのか・そしてその先生との相性は、成果を出すために非常に重要です。

塾によって先生のタイプは異なり、また専任なのかアルバイトかの違いもあります。

それぞれの傾向は以下です。

  • 予備校 :指導する先生はプロの講師(正社員や業務委託)
  • 映像授業の塾・予備校 :収録されているのはプロの講師の授業
  • 集団指導塾 :正社員が多い
  • 個別指導塾 :アルバイト講師が多い

一口に、「正社員だから良い」「アルバイト講師だからダメ」というわけではありません。

学力向上に向けて厳しく、スパルタのように指導をしてくれる先生の他、

生徒一人ひとりとじっくり関わって信頼関係を築き、子どもの目線に立って指導をしてくれるような先生もいます。

非常に熱心なアルバイト講師も多いので、自分に合う講師なのかどうかを無料体験授業などで確認するようにしましょう。

eyecatch-3597v2【塾の講師との相性が合わない】良い講師は2つのことを満たしている

塾選びの観点: 評判・クチコミ

3つ目は評判・クチコミです。

実際に通っていたり、現在通っていたりする人がいれば、評判を集めてみるのも良いでしょう。

他にもインターネットのクチコミサイトもある程度は参考にして良いでしょう。どのような授業形式やカリキュラムを採用しているのか、そして実際に授業を受けてみての感想を聞いてみましょう。

コトゼニ
コトゼニ

まず前提と断っておくと、評判は個人の感想ですので、全てを鵜呑みにせず、参考材料に留めましょう。

特に、小中学生のコースと併設している塾は、「学習環境としての静かさ・騒がしさ」に着目すると良いでしょう。

大学入試に向けて真剣な高校生と、勉強嫌いな小中学生が同じスペースで勉強していても集中力は違うので、自分自身が集中できる環境であるかどうかは非常に重要です。

塾選びの観点:場所・周辺環境

塾の場所、そして塾周りの環境も大切な判断要素の一つです。あまりにも学校や自宅から遠いようでは通うこと自体が負担となってしまいます。

夏休みや冬休みといった学校がない日・長期休暇でも毎日通うことになりますから、その点も考慮しておくことが必要です。

特に、駅に近い・繁華街に近いといった環境は実際に帰り道なども話し合っておくことをオススメします。

コトゼニ
コトゼニ

場合によっては送迎も検討しましょう

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塾選びの観点: サポート体制

つづいてはサポート体制です。塾によっては学習指導だけでなく、さまざまなサポートをしているところも多いので確認しましょう。

特に学習相談や進路面談がどれくらいの頻度で行われるのかを確認しましょう。

高校生は「初めての大学受験」です。プレッシャーやメンタルの浮き沈みがあるのが普通です。

その中で、塾がどのようにメンタルケアを行ってくれるのかを確認しましょう。

「成績が上がらないけどどうしよう…」「志望校のレベルを下げた方が良いのかな…」などの不安は常につきまといます。定期的に学習相談や進路相談ができる塾なら、不安を一つひとつ相談しながら勉強に集中できるのでオススメです。

塾選びの観点: 合格実績

最後の観点は「合格実績」です。

大学受験は学力向上だけではなく、

  • 得意科目を生かした目標点数
  • 入試日程の調整
  • 受験回数

といった入試に関連した情報を駆使して戦略的に臨むことが重要です。

そのため、個別指導塾でも合格実績が非常に高かったり、予備校などでも校舎によって実績が低かったりすることがあります。

入会面談などでも、各校舎でその校舎の合格実績を掲示していることが多いですから、入会面談時などでチェックしてみましょう。

これだけで選ぶのは失敗のもと・塾選びの3つの注意点

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最後に、塾選びで注意しておきたいことを紹介します。

塾選びの観点のひとつに入れるのは良いですが、それを最優先にしたり、下記の観点だけで選ぶのはオススメしません。

それは失敗しやすいからです。

コトゼニ
コトゼニ

私の経験でも下記だけで選んだ人は成果が出ていてないことが多いです。

注意点:料金の安さだけで選ばない

料金が家計にあたえる影響は大きいでしょう。学費が安いと家計にとって助かりますよね。ですが、ある程度の料金と質は一致します。ですから極端に料金が安い塾には、安いなりの理由がある場合が多いでしょう。

料金が安いと

  • 人件費をかけていないことから先生の質が高くない
  • 教材を使い回している
  • サポート体制が充実していない
  • 大量の講座を受講させられて、結局学費が安くならない

といったことも考えられます。

そのため、こういったカラクリも含めて、料金だけで選ぶのは得策ではないのです。

注意点:通う理由・選ぶ理由が「友達が通っている」

2つ目は「友達が通っている」という理由だけで、選ぶことです。

特に塾へ通ったことがないと塾通い自体に不安を感じ、友達が通っていると心強く感じることでしょう。しかし塾に通う目的は一人ひとり違うはず。

友達に影響されたり左右されたりする性格の場合は、友達との関係性に過敏になってしまって勉強云々よりもそのことに気を取られてしまうこともあり得ますので、性格なども含めて判断するようにしましょう。

そのため、「友達が通っている」という理由だけで選ばないことをオススメします。

注意点:いくつかの塾・予備校を比較する

3つ目はいくつかの塾・予備校を比較することです。

それは、比較することでそれぞれの塾が持っている強みや弱みがわかり納得して選べるからです。

比較することで

  • 塾としての指導力の強さ
  • 大学受験に強いかどうか
  • 講師の質

などが見えてきます。

そのため、長時間比較する必要はありませんが、なるべく複数の塾を比較するのがオススメです。

大学受験にオススメの塾

最後に大学受験にオススメの塾を少し紹介しましょう。

指導形式でわけていますが、以下の塾がオススメです。

オススメの塾

受験合格には早期着手が必須。遅れないように、まずは資料請求から始めましょう!

まとめ

大学受験に向けた塾選びのポイントを紹介しました。

まずは通う目的を明確にして

  1. 授業形式
  2. 講師・相性
  3. 評判・クチコミ
  4. 場所・周辺環境
  5. サポート体制
  6. 合格実績

を観点に持ち複数個所を比較検討することをオススメします。

失敗しない塾選びになるようにしてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それではまたここで会いましょう!

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