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ごめんなさい。今回のテスト、点数伸びなかった…下がった教科もある…
全然勉強しなかったからでしょ!?反省しなさい!!
ちょっと待ってください!点数だけを見て叱るのは良くないです!
「(期待していたのに)点数が伸びなかった」。
このように感じたことはありませんか?こういった時って保護者としても落ち込んでしまいますよね。
決して、声を大にして「期待していた」わけではないけども、それでも点数が伸びると嬉しいものです。
何より点数が伸びた時の我が子の顔はたまらないものです
でも、なかなか結果が振るわないこともあります。
勉強していないから仕方ない
と心の中では思いながらも
反省の様子も見えなかったら、つい叱りたくなりますよね。
でも
点数だけを見て叱るのは避けるべきNG行為です
もちろん点数が与えるインパクトってとても大きくて、その数字が全て。という気持ちもごもっともです。やはり100点は素晴らしいこと。
ですが、点数だけを見て即時、叱ってしまうのは避けるべき
このように私は考えています。
その理由は
- 勉強への意欲を維持できなくなる
からです。
ここでは、点数を見て叱る前に見直して欲しいポイントを3つ挙げています。
保護者の声掛けは生徒にとってメンタルに影響を与えるものの一つです。
だからこそ、子どもを前に向かせる声掛けを行って欲しいのです。
- 点数が悪かった時に、褒めるよりも先に(つい)叱ってしまう人
- 点数が悪かった時の励まし方に自信が持てない人
どれか一つでも当てはまる方はぜひ読んでください
そして
\この記事でわかること/
- 叱るよりも先に注目してほしいポイント3つ
この記事を参考にしてもらうことで、生徒のメンタルケアにもつながると信じています。
ポイントについては一つ一つ理由も添えていますので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
見直すポイント1:全体の平均点は前回と比べ上がってる?下がっている?
全体の平均点が下がっていたら問題のレベルが上がっている
まず確認してみて欲しいのは平均点です。
平均点を確認することで自分の点数が下がった原因が
- 自分の勉強(対策)不足
- 問題そのものの難易度が上がったこと
どちらなのかを見極めることができます。
勉強に慣れていない生徒ほど、点数ばかりに気が向いてしまい、平均点に意識を向けることを忘れてしまう傾向があります。
もちろん、
- 平均点が上がっているのに
- 自分の点数が下がっている
このようなケースは良くないです。
しかし、それは「苦手単元を発見できた」と前向きに捉えるようにしましょう。
早々に見つけることで次の手を打つことだってできます。
このように平均点は様々な情報を捉えるのに役立ちます。
まずは自分の点数を確認した後は平均点を確認するようにしましょう。
実際にはどんな風に言うのが良い?
実際に私が指導現場で生徒たちに言っていたことを例として書いています。
指導する点は指導する、励ます点は励ますというようにメリハリが付けばより効果的でしょう。
点数が伸びなかった…
今回は平均点も下がっているから問題の難易度が上がったみたいだね。もちろん、改善ポイントはたくさんあるからもっと勉強が必要だけど、平均点が下がっている中、前回と同じ点数なのは、頑張った証拠だよ。よく頑張ったね。
見直すポイント2:出題形式は変わってない?
前回と比べて出題形式が変わっていないかを確認しよう
受験生の夏を終えた後の模擬試験はもちろん、定期考査でも急に実践問題を出題するケースがあります。
具体的には
- 応用問題
- 入試問題の過去問題や改訂問題
- 完全オリジナル問題
など、様々で、受験者にとって、初見の問題が見受けられるようになります。
もちろん、受験を見据えて予め、場慣れして欲しいという意図もあり出題していることがほとんどです。
しかし、これまで教科書や授業内で使われるプリントから多くの問題が出題されていた定期考査に慣れていた中学生などは初見の問題に慣れていることの方が少なく、点数が取れていなくても仕方がない点は否めません。
点数が振るわなかった=「今回の試験ではうまくいかなかった」ことを認めつつ、次に生かせるようにしましょう。
このように、試験の実施時期に合わせた出題形式・傾向の変化も、点数が振るわなかった理由になり得ますので、確認するようにしましょう。
実際にはどんな風に言うのが良い?
点数が伸びなかった…出題傾向も変わって手も足も出なかった…
出題傾向が変わったね。慣れてなかったから今回できなかったのは仕方がない。でも次はできるように頑張っていこう。これからは、実践問題も交えていこう。勉強量も増やさなければならないよ。次できるようにするには、ここが踏ん張りどころだから、一緒に頑張ろうね
見直すポイント3:前回は誤答していたのに今回は正答した問題は無い?
前回から今回の模試までに重点的に勉強したことって何だろう?
3つ目はできるようになったことを見つけてあげることです。
前回と今回の試験の間に夏休みを挟んでいるのならば、夏休みの勉強をどれだけ頑張ったのかが現れている部分があるはずです。
その点を生徒と一緒に確認しましょう。そして努力の成果として認めてあげましょう。
例えば夏期講習では徹底的に基礎内容の復習をしたならば、模試で見るべきは基礎問題ができるようになったかどうか。応用問題に手をつける時間を夏休みに設けられなかったのなら、応用問題は夏休み明けすぐのテストで出来なかったのならばある意味仕方がないことです。
もちろん応用問題までできることが望ましいですが、まずは基礎問題ができるようになったことを喜びましょう。
私が受け持っていた生徒たちの傾向からして
試験で点数が振るわなかった時に、次の勉強への活力になるのは「身近な人から褒められること」でした
点数が伸び悩んだことで、大人以上に生徒本人が傷ついていることもあります。そう言った時に癒してくれるのは身近な人から褒めてもらうことです。
点数だけに注目せず、「できるようになった」成長の証にも着目したいですね。
実際にはどんな風に言うのが良い?
点数が伸びなかった…
点数そのものは確かに伸び悩んだね。でも、夏休み前と比べると、大問1の基礎問題が全て正答できるようになってるよね。これも立派な成長の証だよ。基礎問題を解く力がついている事がわかったから次は応用問題にも積極的にチャレンジして点数を伸ばせるようにしよう
まとめ
定期試験や模擬試験で点数が下がった時、伸び悩んだ時に叱る前に確認して欲しいポイントを解説しました。
- 全体の平均点は前回と比べ上がってる?下がっている?
- 出題形式は変わっていないか?
- 前回は誤答していたのに今回は正答した問題は無い?
これからの時期、受験本番が近づくにつれて模擬試験の回数も多くなるでしょう。
結果に一喜一憂するのは子どもだけではなく、保護者も誘発されてしまうものです。
保護者も悔しい・不安な気持ちはあると思いますが、その気持ちは子どもに直接ぶつけずに、学校や塾の先生に打ち明けましょう。
誰だって間違いを見つけることの方が、褒めるポイントを見つけるよりも簡単にできます。
しかし、言葉一つで、点数が振るわず落ち込んだ時でも前を向かせることもできます。
ぜひ生徒本人だけでは気づかない点にも気付いてあげてください。
その見つける参考にこの記事がなってくれればこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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