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「得意不得意」、「やりたいこと」から進路選択なんて無理
という方に読んでほしい内容となっています。
高校生になれば
- 高1:文理選択
- 高2:大学選び
- 高3:受験校選び
と各学年で将来のことを考えなければなりません。
でも、正直、どのタイミングでも選ぶし、選び方がわからないですよね。
よく
- 「●●(科目)が苦手だから理系/文系にする」
- 「やりたいことから選ぶようにしよう」
というように言われたと思います。
しかし、
「得意不得意」、「やりたいこと」から考えるのが苦手
という方に向けて、もうひとつ「将来起こると言われている事象」から考えることをおすすめします。
若い人ほど、国が求める「将来活躍するための人物像」や「新しく登場するであろう職業」という情報を知っておくべきなのにもかかわらず、高校ではなかなか教えてもらえません。
そこでこの記事では教育業界に10年以上勤めて500人以上の生徒に学習アドバイスと進路指導を行ってきた筆者が、「将来起こると言われている事象」から進路選択を考えることについて紹介します。
進路選択で悩んでいる人はぜひ最後まで読んでみてください。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
未来人材ビジョンによると、現在は「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」が重要視されているものの、
2030年及び2050年といった将来、社会人として
- 問題発見力
- 的確な予測
- 革新性
がより一層求められるようになると言われています。
56の能力等に対する需要
2つ目の予測は「AIやロボットの登場で雇用が影響を受ける」ということです。
2023年、日本でもChatGPTをはじめとした生成AIが話題となりました。今後も活用されることが予想されるAI。
それにより「代替が可能な仕事」はどんどんAIやロボットが担当することが予想されます。
つまり、機会に代替可能な仕事は雇用が減り、
逆に代替が効かなかったり、新たな技術開発を担当したりする仕事は雇用が増える
と予想されているのです。
将来の予測から考えると、
AIがどんどん活躍するなら勉強して意味あるの?
と不安になるかもしれません。
高校で学んでいる科目の中で将来も活かしやすい科目はどういったものでしょうか。
まずは英語です。
英語は「国際的なコミュニケーション」と「情報へのアクセス」という観点で活かしやすいでしょう。
国際的なコミュニケーション
世界中で英語は国際ビジネスやコミュニケーションの主要な言語として使用されています。
将来、異なる文化や国の人々とコミュニケーションを取る際に、英語は非常に有用です。
例えば、多国籍企業での仕事や留学、国際的なチームでのプロジェクトなどで英語が必要になるでしょう。
情報へのアクセス
どの仕事でもIT化が進み、だれでも情報へアクセスしやすくなっています。
いまでもインターネットを通して検索することも非常に多いです。
ただ、インターネット上の大部分の情報は英語で提供されています。
将来、研究や新しい情報にアクセスするためにも英語は必須となります。学問、技術、エンターテイメントなど、多くの分野で英語が重要な情報源となります。
英語を得意にするには
英語を得意にするには、大学受験レベルでは
- 文法:テキストは1冊で繰り返し演習して定着させる。アプローチの種類ごとに解く問題を変える
- 単語:テキストは1冊で繰り返し覚え込む
- 精読:修飾関係を把握する、そのためにもスラッシュリーディングを身につける
といった項目が必要です。
社会に出ても通用する英語力を身につけるには、主に会話力(Speaking)が必要になるでしょう。
これからはAIの力を使って効率よく身につけるのが新常識です。
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国語も活かしやすい科目です。
特に「コミュニケーション能力の向上」「論理的思考と表現力」から紹介します。
コミュニケーション能力の向上
言語は、私たちが考えを伝え、他者とコミュニケーションを取るための重要なツールです。
正確な言葉の選択や表現力は、ビジネスやプライベートの両面で重要です。
国語力の向上は、議論、発表、交渉能力の向上に繋がります。
論理的思考と表現力
国語は論理的思考を発展させ、自分の考えを整理し表現する力を養います。
これからの時代AIを活用することは容易に想像できます。AIに望む結果を出力する際には「的確に表現する」ことが求められます。
その際に活きるのは「国語力」です。
国語の勉強は論理的思考や表現力を高める手段となります。
未来人材ビジョンにも記載されていますが、
ECD加盟国中、日本の15歳の数学的・科学的リテラシーはトップレベルなのです。
しかし、「数学や理科を使う職業につきたい」と思う子どもは少なく、
高い数学的・科学的リテラシーが十分に活かされていないというのが現状です。
つまり、数学や理科を得意にすればそれだけ就職の幅が広がり、将来に活かしやすいのです。
新しく必修化となった「情報Ⅰ」。この科目はまさに今後活きやすいでしょう。
この科目では
- プログラミングを使って問題解決
- データの活用・分析を使って正確な予測・シミュレーション
といった、まさに今後必要とされる能力を鍛える下地作りができます。
これまで活かしやすい科目、と特定科目について言及しましたが、
苦手科目に立ち向かった経験そのものが自分にとっての財産になることを忘れないようにしましょう。
就職活動時の面接においても、
学生時代を通して大変だったこと、それを克服した体験はありますか?
と問われることもあるでしょう。
苦手科目に立ち向かうということ自体がとても価値のあることで、そのことが自分のかけがえのない経験・財産になるのです。
そのため、「あの科目は社会に出ても役に立たない」「使わない」などと割り切らないようにしておきましょう。
それでは将来の予測から進路選択をどのように考えれれば良いかを整理しましょう。
それは
- AIなどロボットに詳しくなる
- Aiなどに取って代わられない能力を身につける
ことが良いかもしれません。具体的には
- 英語系の学部
- コミュニケーション力を養成できる学部
に注目してみましょう。
進路選択を考えるために「将来起こると言われている事象」と「将来活かしやすい科目」について紹介しました。
いまある仕事のほとんどがAIなどにとって代わられる、逆に今はない仕事がどんどん生まれる、まさに白紙の未来。
「やりたいこと」から考えるのが苦手な場合、将来起こると言われていることから逆算するのも良いかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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