高校の「情報I」プログラミングも学びますが、その内容は大人も身につけておくべき?

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保護者
保護者

高校の情報Iの授業でプログラミングを学ぶと聞いたけど、大人もプログラミングの勉強をした方が良いのかな?

このような不安を抱いている人に読んでいただきたい記事です。

先に結論を言うと

コトゼニ
コトゼニ

プログラミングの知識よりもまずは高校情報Iの内容を習得しておいた方が良い

ということです。

この記事を読めば、高校情報Iの内容を大人も習得しておいた方が良い理由と、その対策について知っていただけるかと思います。是非最後まで読んでみてください。

この記事を書いた人

コトゼニ

学習塾業界に10年以上勤め、これまで累計500人以上の生徒に勉強カリキュラム・進路相談を実施。個別指導塾・私立中学・高校の校内校内予備校の教室長を経験。ITパスポート所持。プログラミング言語 (得意) HTML / CSS / Ruby / Ruby on Rails (勉強中)Java

「情報I」という教科について

情報Iとは

「情報」とは高等学校で指導する科目の一つです。2003年度に新設されました。その後学習指導要領の変更とともに、「社会と情報」「情報の科学」に変わり、2018年に制定された学習指導要領の改訂(2022年度より高校で施行)では情報は「情報I」と「情報II」に分かれることになりました。

では、その情報Iはどのような特徴があるのかを見てみましょう

【特徴1】学習指導要領で英数国と並び基礎的な内容を身につけるべき教科になった

情報Iの内容(コンピュータの仕組み、プログラミングなど)は、英数国のような基礎的な科目として位置付けられました。そしてその身につけた力を測るために大学入学共通テストでも科目として追加されることになりました。

情報Iの内容がこれからの社会を生きる上で必要な知識と定められていため、大学入学共通テストでも科目として追加されることになったのです。では、どのような内容になっているのでしょうか。

【特徴2】学ぶ内容が広範囲

情報Iは以下の4分野に分かれています。

  • 情報社会と問題解決
  • コミュニケーションと情報デザイン
  • コンピュータとプログラミング
  • 情報通信ネットワークとデータの活用

それぞれの分野についてはこちらの関連記事でも解説しています。

eyecatch-143【2022年度から施行】高校で学ぶ「情報I」ってどんな内容?その内容と大学入学共通テストに加わる理由を徹底解説

情報Iではプログラミングだけでなく、問題解決のための考え方、情報を発信する側として知っておきたい情報モラルや通信技術・プロトコルに関する基礎知識まで幅広く学ぶことになっています。

【特徴3】教科書の内容が充実している

特徴2でも挙げたように、現代社会において知っておきたいことがたくさん含まれている情報I。その教科書は実によくできていて、内容が大変充実しています。普段の生活の中でもよく聞く言葉(例えば「SNS」など)から、専門用語(「要件定義」「公開鍵暗号方式」など)まで、教科書会社の本気度が見て取れる内容になっています。

実際、プログラミングはどうなの?

高校で学ぶ情報Iでは「コンピュータとプログラミング」の章でプログラミングを学ぶことになっています。学習指導要領に沿って言えば、実は小学生でもプログラミングを学ぶことになっており、それが注目されるきっかけにもなりました。ではそのプログラミングの章で学ぶ内容はどのようなものなのでしょうか。

情報Iで学ぶことになったプログラミングの知識

情報Iで学ぶプログラミングについては、基礎的な内容が多く、プログラムを作るために必要な考え方(アルゴリズムなど)を勉強することになります。プログラミング言語は「Python」や「JavaScript」、「VBA」などが候補にあり、どの言語を選択するかは学校の先生が選ぶことになっています。実際にどの程度のプログラムを実践として制作するかは指導する先生の匙加減に左右されますが、プログラムの根底となる考え方については、学ぶことになるでしょう。では、情報Iで学ぶプログラミングの知識を習得することでどのようなメリットがあるでしょうか。

具体的には以下の2つです。

  • 変数や配列の知識・考え方を身につけることができる
  • アルゴリズムを組み立てる力を身につけることができる

一つずつみていきましょう

変数や配列の知識・考え方を身につけることができる

変数や配列というのは、プログラムを作る上で重要となる概念です。これはプログラミング言語を問わず必要となります。例えば、仕事現場でもよく使われるExcelでマクロ(プログラム)を作るための言語「VBA」でも必要となる知識なので、この概念を理解すれば、簡単なプログラムを作る助けになるでしょう。

変数とは

データを入れるための「箱」のようなもの。

プログラムではデータを扱う際に、変数に代入することになっており、変数名で呼び出して処理することが多い。

コトゼニ
コトゼニ

料理するとき、材料を鍋など容器に入れるよね?容器を使わないと、火にかけられませんし、うまく調理できません。変数は、同じようにデータを使うときの「容器」と考えるとイメージしやすいかも。

配列とは

「データを入れる箱(のようなもの)のセット」と考えると良いでしょう。

それぞれの箱は添字と呼ばれる番号で区別され、プログラム上では、その中に入っているデータは添字を使って呼び出します。

アルゴリズムを組み立てる力を身につけることができる

アルゴリズムとはプログラムの手順のことです。プログラムは突き詰めると、順次構造、繰り返し構造、条件分岐の3つで作られます。物事の手順を整理し、的確に表現することができれば、このアルゴリズムを組み立てることができます。先ほど例に挙げた「VBA」においてもこのアルゴリズムをどのように組み立てるかが最重要となります。情報Iの学習を通して、このアルゴリズムを組み立てる基礎的な力を身につけることもできるでしょう。

副業などに活かせるレベルなのか?

以前に比べ「副業」が解禁される傾向が強くなっており、プログラミングを使った副業は色々なところで目にしますよね。情報Iで学ぶプログラミングを習得すれば、副業で通用するレベルになるのか?この疑問については、私は

コトゼニ
コトゼニ

通用するレベルにはならない・難しい

と考えています。その理由は

  • 副業で求められるレベルは(Webサービスなり、プログラムなりを)「作り上げる」力が問われることが多い
  • 情報Iで学ぶ内容はプログラミングに特化していないため、専門性を磨くほどの内容になっていない
  • 知識のインプットが多く、ハンズオンでのアウトプット内容が少ない

からです。もちろん、副業の内容によって変動しますが、基本的には情報Iで学ぶ内容だけでは副業に活かすことは難しいと考えた方が良いでしょう。

どうやって勉強すれば良い?

ITパスポートを取得しよう

では実際に高校の情報Iで学ぶ内容を自分も習得したいと思ったら、どのように勉強すれば良いでしょうか。もちろん情報Iの教科書を手に入れて勉強するのも手段の一つですが、私は敢えて

コトゼニ
コトゼニ

ITパスポートを取得しよう

と提案したいと思います。

ITパスポートとは

ITパスポートとは経済産業省認定の国家資格の一つで、ITに関する基礎的知識を証明してくれる資格です。私がITパスポートをオススメする理由は

  • 学習指導要領の改訂を受け、試験範囲(シラバス)を学習指導要領に近い範囲に設定しているため、高校情報Iの内容をほとんど網羅している
  • 多くの企業が取得を推奨している資格である

からです。

ITパスポートはH30年の学習指導要領改定に伴って、2022年4月より受験する試験から範囲(シラバス)を変更しました。学習指導要領の改訂でプログラミングを学ぶことを受けて、新しいシラバスでは擬似言語を用いて、プログラムを読み解く問題も出題されるようになりました。その他、高校の情報Iで学ぶ内容の多くもITパスポートの試験範囲に含まれており、情報Iの内容を包含するものになっています。

また、有名な企業も取得推奨する資格の一つに「ITパスポート」を指定しています。このように、ITスキルは今後、働く人に必須となっています。最低限、その知識を身につけているという証明になるITパスポートは社会人にとって有益な資格の一つであると言えるでしょう。

こちらのリンクから、ITパスポートを活用している企業の例を確認することができます。

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/example.html#saiyou

ITパスポートを取得するための勉強方法とは

それではITパスポートを取得したい場合、どのように勉強するのが良いでしょうか。

独学

一般的に独学でITパスポートを取得する場合、100時間程度の勉強が必要だと言われています。

コトゼニ
コトゼニ

私も、テキストやYouTubeの動画を組み合わせて独学で勉強しました

私は合格最低点でも構わないと思っていたので、少し雑な勉強方法で試験に臨みました。結果合格できましたが、なかなか危ない綱渡りだったかもしれません。

資格講座を受講

保護者
保護者

100時間も勉強時間を確保できるかわからない

保護者
保護者

独学はやはり不安だよ…。

という方には、講座受講をオススメします。

スマホで学ぶ形式やテキスト形式など様々ですが、受講費用は7,920円〜55,000円、受講時間は40〜50時間と、独学の場合よりも時間を短縮することができます。

決して独学で合格できない試験ではありませんので、自分に合った勉強法で合格を目指しましょう!

もっと本格的にプログラミングを学んでみたい場合は?

プログラミングスクールの教養コースを受講するのも一つ

生徒
生徒

ITパスポートも良いけど、もっとプログラミングを学ぶ方法ってないかな?

保護者
保護者

副業につなげるために本格的にプログラミングを学んでみたいな

その場合は、プログラミングスクールを受講するのも一つです。

もちろん独学で学ぶこともできますが、プログラミングは

挫折しやすいことが特徴に挙がります。

プログラミングスクールならば、挫折しにくい工夫を施してくれていることが多いため、安心して受講することができますし、副業やエンジニアに転職するためのカリキュラムを整えてくれます。

プログラミングスクールの中には教養コースというように、自分のペースで学ぶことができるコースも整っているので、そちらを受講するのもプログラミングの理解を深める有効な手段と言えるでしょう。

まとめ

情報Iの内容は取得して損なし!ITパスポートの取得もオススメ

高校で学ぶ情報Iの内容は社会人として働く大人にとっても習得して損する内容ではありません。むしろ身につけておいた方が良い知識ばかりです。

その内容を学ぶにはITパスポートの取得をオススメします。決して難しい試験ではありませんし、ITスキルの向上も見込むことができます。

これを機に大人こそ、ITスキルを向上させてみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまたここで会いましょう!

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