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ITパスポート試験…自分なりに勉強したのに落ちてしまったよ…どう勉強したら良いんだろう
という方に向けた記事となっています。
ITパスポートは独学でも取得は可能と言われていますが意外と難しく、自分なりに対策をとっていても不合格になることも。そういったときって、必要以上に自己嫌悪になってしまったり自信を無くしてしまったりと良いことがありません。
ただ、私も苦戦したものの、1ヶ月の勉強期間で合格することができました。
そこでこの記事では、ITパスポート試験の合格に苦戦している方、手っ取り早く合格してしまいたい方に向けて
筆者自身が1ヶ月で合格できた勉強法を紹介します。
先にコツをお伝えすると
- 合格最低点を超えるための各分野の目標点数を事前に決めておく
- インプットよりアウトプットを重視する
ということです。
すぐに取り入れられることばかりですので、
是非最後までお付き合いください♪
- プログラミング講師
- 【技術】HTML /CSS / JavaScript /Ruby /Ruby on Rails /Rspec /SQL /Git/Java
- 30代未経験からエンジニア職の内定獲得
- WEBアプリ・HP作成実績あり
ITパスポート試験は、その科目が専門分野であるかどうかにかかわらず、幅広い知識を問うものです。
不合格になってしまった原因は、多岐にわたる可能性があります。まずは、自分が不合格になった原因をしっかりと把握することが重要です。
ITパスポート試験は受験後にはスコアが通知されます。それにより、自分がどの分野でどの程度のスコアが足りなかったかを確認できます。
次回受験の際には、合格ラインに足りていないスコアを把握し、それを補うための勉強をすることが、次回受験につながる大きなヒントとなります。
ここからは考えられる原因をピックアップし、その対策方法を紹介します。
一つ目は、教材が合っていないということです。
基本的には、最初に買った1冊を制覇するまで使い続けるのが理想です。
しかし、
- 解説を読んでも意味を理解できない(自分にとって難しすぎる)
- 受験する範囲に対応していない
といった場合は、教材が自分に合っていない可能性が高く、違う教材を検討するべきです。
一般的にITパスポートの合格に必要な勉強時間は100時間程度と言われています。
後に紹介する1ヶ月で合格した勉強法でも30~40時間程度は必要となります。
つまり平均して1日あたり1〜2時間程度は最低でも必要ということです。
さらに、CBT方式で受験することにも慣れていないことも原因として挙げられます。過去問演習はしっかり行うべきです。
どれだけ早期に取得したいからといってもある程度の勉強時間や過去問演習を確保しておかなければ合格は難しいでしょう。
ITパスポートに出てくる用語はビジネスシーンでよく聞くものもありますが、それでも聞き馴染みがない言葉も多いでしょう。
たとえば、
- ER図
- SMTP
- RFI
といった言葉はテクノロジー系ならではの語句であり、用語だけ聞いても
なにそれ?
となることも多いでしょう。
逆にマネジメント分野や新しい技術用語については聞き馴染みのある言葉もあるかと思います。
ですから、得意分野・苦手分野を整理し、聞き慣れない言葉・苦手分野については、参考書を活用してインプットしておく必要があるのです。
シラバスver6.0からプログラミング(的思考)が出題範囲に加わりました。
これは学習指導要領の改訂により高校で「情報1」が必修化し、その「情報1」でプログラミングを学ぶため、ITパスポートでも範囲に含まれることになりました。
(参考)「ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について(高等学校情報科「情報Ⅰ」への対応など)」(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
プログラミングについては、ほとんどの人が習ったことがない分野であるため対策も難しく感じるのではないでしょうか。
そこでプログラミングについては
- 参考書を活用して理解する
- いっそのこと苦手分野と割り切って試験当日は捨てる
のどちらかをとりましょう。
得意・苦手分野そして目標正答率を設定していれば、プログラミング問題が1・2問出題されても合否に影響でないレベルにカバーできるでしょう。
ちなみに、「かんたん合格ITパスポート過去問題集」にはプログラミングのサンプル問題も解説付きで掲載されているので理解するのに役立ちますよ。
私はITパスポート試験に、たった1ヶ月の独学で合格することができました。
当時私は、仕事でITに関する業務を担当することになり、急遽試験を受けることになったため、合格ラインに到達するまでの1ヶ月という短い期間で効率的な勉強法を模索することになりました。
私は2022年2月に勉強をはじめ、3月初旬の試験で合格することができました(図参照)
そこで私が実践した勉強法をご紹介します。
勉強のコツは以下です。
- 合格最低点を超えるための各分野の目標点数を事前に決める
- インプットよりアウトプットを重視する
まずは、この2つについて深掘りします。
まずは合格最低点を超えるために
- 得意・苦手分野を分析し、
- どの分野で引っ張って点数を稼ぐのか、
- どの分野は足を引っ張りそうか
ということを分析、整理しましょう。
ITパスポートは
- ストラテジ系
- マネジメント系
- テクノロジ系
の3分野で
- 合計して600点/1,000点
- 各領域は全て300点以上
が合格条件(=合格最低点)となります。
そこで私は
- 不得意分野でも300点を下回らないようにする
- 具体的な目標正答率:50%以上
という方針を立てました。
3つの分野全てが300点を超えると自然と合計点は600点を超えますので不得意分野の対策が大切ですね。
そして、演習問題を通して
- 私の不得意分野▶︎マネジメント系
であることがわかり、「マネジメント系」に関しては「多少間違っても、他で引っ張るから大丈夫」と割り切ることにしました。
このように、ただ闇雲に勉強するよりも「合格最低点を超えるための各分野の目標点数を事前に決めておく」と効果的に勉強できるようになるのです。
ITパスポートの範囲は広く、全ての単語・用語を1から覚えるには相当な期間が必要となってしまいます。
そのため、参考書を冒頭から順番に全て理解しようとするのも現実的ではないと判断できます。
ですから、私はそう割り切って、インプット:アウトプット=3:7 くらいの割合で時間を充てるようにしました。
後述もしますが、アウトプットには「ITパスポート過去問道場」を利用しました。
もちろんある程度のインプットは必須ではありますが、インプットに傾倒するのではなく
アウトプットもそれ以上に時間をかけるようにしましょう。
何度も同じ問題を解いて慣れながら覚えるようにすると忘れにくいですよ
ここからは具体的な内容を紹介します。
まず、合格最低点を超えるために試験当日までに
過去問および公開問題で3分野合計で70%の正答率を達成する
ことを試験勉強の目標に設定しました。
そして目標を達成するためにインプット・アウトプットにそれぞれ活用したのは以下です
■用語のインプット
※最新版を紹介しています。
イラストでの説明がわかりやすく、合格した後でも理解し直す際に役立つテキストです
■動画
YouTube「ITパスポート 絶対合格の講座」
用語解説が、とにかくわかりやすいチャンネルです
■過去問題(よく出る用語も載っています)
※最新版を紹介しています。
特典として電子書籍版も閲覧することもできるので電車移動中でも勉強できますし、なにより分厚いテキストを持ち歩かなくて済むので荷物が軽くなるのも見逃せないポイントです
■Webアプリケーション
▶︎「ITパスポート過去問道場」
出題分野を指定できたり過去問の年度を指定できたり、と役立つ機能もたくさんあってそして無料!神!
これらを用いて、以下のように勉強を進めました。
「かんたん合格ITパスポート過去問題集」に収録されている「実力診断テスト」を解き、各分野の正答率を算出します。そして出題されている語句との親和性(聞き馴染みがある言葉が多くて覚えやすい等)から得意・不得意分野を整理しましょう。
たとえば「仕事柄、個人情報に関することを扱うことが多から『マイナンバー』などは聞き馴染みがある▶︎ストラテジ系は得意かも!」というように整理してみましょう。
先ほど紹介したYouTubeチャンネル「ITパスポート 絶対合格の講座」に上がっている動画を全て視聴して用語を覚えましょう。
このチャンネルでは頻出単語を中心に取り扱っており、覚え方や選択肢の絞り方まで解説してくれています。また、1本あたり数分程度と短く、取り組むハードルも非常に低いです。
そして、動画で学んだ内容を定着させるために、自分なりにノートにまとめるのも効果的です。
ノート写真
私はこのように、「初めて聞く用語」「テキストを読んでもイメージが湧かなかった用語」は動画の内容を反芻するようにノートにまとめていました。
ITパスポートは新しい語句、近年ビジネスシーンを中心に聞くようになった言葉も積極的に出題されます。ですから最新のシラバスに掲載されている用語はなるべく早く覚えるようにしましょう。
具体的には「かんたん合格ITパスポート過去問題集」にver5.0、ver6.0の新出語句が演習問題付きで掲載されているのでそれらを問題演習を通して暗記するようにしましょう。
だいたいここまでで2週間〜20日程度を目安にしましょう
同じく「かんたん合格ITパスポート過去問題集」に収録されている「頻出問題」を解くようにしましょう。
同テキストは解説が端的にまとまっていますので、一度で理解するのは難しい時もあります。そのため
- より深く理解したい用語
- まだ覚えていなかった用語
- 間違えた用語
については「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート」を読み込み復習するようにしましょう。
このステップについては試験ギリギリまで繰り返しましょう
引き続き問題演習を繰り返します。
特に過去問道場はスキマ時間で利用することに加えて、週に一度以上、まとまった時間を確保して問題演習に利用しましょう。
その際のポイントは
- 過去5年間分
- 各分野
で条件を絞って問題を解くことです。
ITパスポートの取得意義は実社会でのITスキルの向上でもあるため、古い知識ばかりを出題しても「リアル社会で使えない」となってしまうことを避けるため、あまり古い問題を出題しないのです。ですから過去問についても直近5年分を集中的に行えば問題ないでしょう。
さらに、目標正答率を設定すること、その後の復習も大切です。
目標正答率(週に一度の実施と仮定して)
- 1回目:30%〜40%
- 2回目:50%
- 3回目:60%
- 4回目:70%
を超えることを目標に取り組んでみましょう。
復習方法
- 間違えた問題は解説ページをスクショする
- 間違いノートを作る。「なぜ間違えたのか」「覚え間違いなら、どの語句と勘違いしたのか」「次に間違えないようにどうすれば良いか」を自分なりに言葉にする
- 覚えていない語句は「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート」で解説を読み覚える
これらのことを行うようにしましょう。
実際の試験ではCBT方式が採用されています。
頭ではわかっていても実際にPCの前で解くとなると感覚が変わるものです。
そのため試験当日までに最低1回以上は「ITパスポートCBT擬似体験ソフトウェア」を通してCBT方式での問題演習に触れるようにしておきましょう。
特に試験会場のPCはいつも使っているPCと違うので機敏に操作できるかも少し不安になるものです
ここまでが、筆者自身が1ヶ月で合格した勉強方法です。
これまでの勉強方法と照らし合わせて、やっていないことがあればぜひ取り入れてみてください!
ただ、1ヶ月で一発で合格することができましたが、デメリットはあります。
それは「受かるための勉強」であるということです。
筆者自身の都合もあり、どうしても1ヶ月以内で合格したいと感じたため、最短で合格できる方法はないかと考え編み出した方法ですが、
- 本質やその内容を正確に理解できている用語は意外と少ない
- ある程度の定着度で試験に臨んでいるため、せっかく覚えた用語や知識を忘れやすい
そのため、しっかりと理解してからでないと次の範囲へ進めない、という方には向かない勉強法ですし、資格習得後に活かしづらいシーンが多いのがデメリットと言えるでしょう。
しっかり理解したい方は【資格の大原】 など資格スクールを活用する勉強方法がオススメです。
さきほど紹介した勉強法のエッセンス
- 得意分野・苦手分野の整理
- アウトプット重視
が詰まっているので、ひとりで教材を全部整理したり学習計画を立てたりするのが苦手な人にオススメできます。
受講料は15,000円〜と少し値が張る印象もありますが、ITパスポートの受験料(7,500円※2022年12月時点)と合算しても
22,500円ですので、試験に3度受験すれば同じです。
- 資格スクールを利用して専門的に対策して合格する
- 3度以上独学で勉強する(不合格で時間とメンタルが削られながら)
どちらを選ぶにしても自分と相性の良い勉強法を見つけることが重要です。
とりあえず資料を取り寄せてみてそこから判断するのも良い方法です
▶︎【資格の大原】 の資料を請求する
まとめ
ITパスポートを1ヶ月で合格する勉強方法を紹介しました。
ITパスポートは独学でも取得が可能ですが、取得した後にスキルを発揮するには、しっかり理解することが必要です。
ITパスポートは国家試験ですから専門的な対策を行なって普通なんです。どんな方法であれ、合格できたら自分を褒められますよ。
この記事がご自身に合う勉強方法にたどり着くのに役立てばこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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