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「DNCL」って何?
という方に向けた記事となっています。
2025年度から導入される「情報」科のプログラミングでは、大学入学共通テスト手順記述標準言語「DNCL」で出題されます。
高校の授業で習っている「Python」とは違うの?
と、具体的にDNCLが何なのか、その特徴などもわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、学習塾業界で10年以上勤め、学習塾で「情報」も指導する筆者が、その特徴について紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。
- 500人以上の生徒に学習・進路指導
- 指導した受験生の合格率 94.7%
- 学習塾で「情報」科を指導・プログラミングの講師
- 「X」で情報Ⅰの語句チェック配信中(@kotozeni)
2022年度から学習指導要領が改定されたことにより、2025年度の大学入学共通テストから「情報」が追加されます。
大学入学共通テストを実施している大学入試センターは「原則として国公立大学では『情報』を必要とすること」と方針を定めました。そのため、国公立大学を受験する場合には、これまでの5教科7科目に加えて「情報」を追加した6教科8科目で受験することになるのです。
大学入学共通テストの「情報」科はその出題範囲に「プログラミング」が含まれます。
また、試作問題などを分析しても「プログラミング」は1つの大問として出題されることが予想されます。
また、国公立大学を受験するには避けて通れない範囲ですので、入念な対策が必要です。
▶︎大学入学共通テストに出題される「情報」についてはこちらの記事にて詳しく紹介しています。
あとで読む
共通テスト「情報」対策に必要なことは?塾講師が解説!勉強法と参考書そもそも高校の「情報1」で学ぶプログラミングはどのような内容なのでしょうか。
情報Iで学ぶプログラミングについては、プログラムを作るために必要な考え方(アルゴリズムなど)を勉強することになります。
プログラミング言語は「Python」や「JavaScript」、「VBA」などが候補にあり、どの言語を選択するかは学校の先生が選ぶことになっています。
実際にどの程度のプログラムを実践として制作するかは指導する先生の匙加減に左右されますが、プログラムの根底となる考え方については、学ぶことになっています。
その中で、学校現場では以下の4つのプログラミング言語の採択率が高くなっています。
- JavaScript
- Python
- VBA
- Scratch
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【高校 情報1】JavaScript?Python?大学入学共通テストで有利なプログラミング言語とは?それでは大学入学共通テストではどの言語が出題されるのでしょうか。実は大学入学共通テストでは試験のためのプログラミング言語、大学入学共通テスト手順記述標準言語「DNCL」で出題されます。
高校の選択言語による有利不利を無くすために、大学入学共通テストでは試験のためのプログラミング言語、大学入学共通テスト手順記述標準言語「DNCL」で出題されます。
DNCLは「擬似言語」とも呼ばれていおり、ITパスポートや基本情報技術者試験といった国家資格の試験でも採用されています。
擬似言語DNCLの特徴は、プログラミングの概念を簡略化し、人間が読み書きしやすい形式で表現していることです。
大学入学共通テストで出題されるDNCLは日本語で表記されるなど、読解がしやすくなっています。
どの言語を学んでも共通している部分、つまりプログラミングの基本事項について文法ルールが制定されています。
DNCLは日本語で書かれていて、基本事項の表記ルールもイメージしやすいものばかりです。
以下ではプログラミングの基本事項をDNCLで記述する際のルールを紹介します。
文字列 | 「” “」で囲む 文字列の連結は「+」で連結 |
変数の宣言 | 英字で始まる英数字 例. kingaku = 300 |
配列 | 配列名 = [要素1, 要素2, ...] 例. Data = [10, 20, 30] |
算術演算子 | (加算)+ (減算)- (乗算)* (除算) /(整数同士の場合は÷) (あまり) % |
比較演算子 | (より大きい) > (より小さい) < (以上) >= (以下) <= (等しい) == (等しくない) != |
論理演算子 | 論理積(かつ): and 論理和(または): or 否定(〜ではない): not |
条件分岐 | もし (条件式A) ならば: |
繰り返し (while) | (条件式)の間繰り返す: └ 処理 |
繰り返し (for) | 変数 を 初期値 から 終了値 まで増分値 ずつ増やしながら(減らしながら)繰り返す: └ 処理 |
関数 | 関数名(引数1, 引数2) |
コメント | # コメント |
最後に、大学入学共通テストに向けた擬似言語の勉強方法を紹介します。
まずはプログラミングの基本事項をおさらいしておきましょう。
復習する際には高校で学んでいる「Python」や「JavaScript」といった言語でも問題ありません。
- 変数
- 配列
- 繰り返し …
など、どういった基本事項があったのかを把握することから始めましょう。
続いてはDNCLでの基本事項の表記ルールを学び、高校で学んでいる言語との表記ルールの違いや共通点を比較しましょう。
そうすることで「ここの書き方が違うから気をつけないといけない」や「ここの書き方が似ているから読み解きやすい」といったこに気づくことができます。
なお、大学入学共通テストで出題されるDNCLは、その表記ルールを見るに、Pythonと似ているとも言えますので、Pythonで受講している人は読み解きやすいかもしれません。
【高校 情報1】擬似言語はあの言語に似ている?文法ルールの違いを比較DNCLで書かれたコードの読解に慣れるには、実際に問題集を解くことが非常に有効です。
「【高校情報Ⅰ】プログラミングが苦手な人必見!疑似言語コードの読み解きを1ヶ月でマスターする基礎問題集」なら
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- 全問、大学入学共通テストで採用されている「疑似言語(DNCL)」で書かれている
- プログラムのソースコードを読み解くことに焦点を当てた問題ばかり
となっており、大学入学共通テストで高得点を目指す基礎固めをすることができます。この30題でソースコードに慣れ、プログラミングに苦手意識を抱える人も克服できるでしょう。
共通テスト対策の第一歩にオススメです
大学入学共通テストで出題される試験のためのプログラミング言語、大学入学共通テスト手順記述標準言語「DNCL」を紹介しました。
普段、高校の授業で学んでいるプログラミング言語に比べ、日本語で表記されていることも相まって、コード読解がしやすいという特徴があります。
しかし、擬似言語に慣れるためには問題演習が必要です。入念に対策して本番に臨みましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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