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プログラミングが苦手だけど、何をどうすれば良いかわかんない…
プログラミングを苦手に感じたとき、何から始めれば良いのか、どうロジックを立てればいいのか、頭を悩ませることはありませんか?
そんな悩みを持つ人に向けた記事となっています。
筆者がプログラミング講師として指導する中で気づいたことは、プログラミングに苦手意識を持つ人にはいくつかの傾向があるということです。今回はその傾向に対する対策をご紹介します。
その対策とは
- 自分が苦手意識を持つ部分を整理し把握すること
- たくさんのコードを読み、手を動かしてみることで基礎や型を身につけること
- コードを読み書きした経験からロジックの表現方法を手札としてストックしておくこと
ということです。
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プログラミング、なんか苦手だな…
という人はぜひ最後まで読んでみてください!
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プログラミングを苦手と感じる人の中には、3つの傾向があります。
それは
- 自分が何がわからないのかを理解していない
- 自分でコードを書く際に、何から始めれば良いのかがわからない
- ロジックを立てられない
です。順に対策とともに紹介します。
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プログラミングを苦手と感じる人の傾向の一つ目。それは、自分が何がわからないのかを理解していないことです。
つまり、プログラミングの学習において、具体的な苦手意識を持つことができていないのです。
ソースコードに馴染みのない人にとって、初学者のうちはプログラミングの学習は、まるで未知の言語を学んでいるような感覚です。
メソッド、条件分岐、繰り返し、変数、配列…。馴染みのない言葉が淡々と出現し、ロジックを説明されて何となく理解できても全てを的確に理解できていないうちは、コードを書く演習などになると、何から始めれば良いのかがわからなくなるのです。
このようなときには、自分自身が何に苦手意識を持っているのかを整理し把握することが非常に有効です。
なぜなら、プログラミングは幅広い概念やスキルから成り立っています。例えば、文法やデバッグ、アルゴリズムなど、数多くの要素が存在します。
「コードの読解はできる」「そもそもメソッドが何なのかわからない」「returnの意味がわからない」など、これまで学んだ内容を整理し、どの項目が理解できていないのかを今一度整理してみるようにしましょう。
たとえば、関数の理解に苦手意識を持っているとします。この場合、関数の基本的な構文や使い方について復習したり、実際に関数を使った簡単なプログラムを書いてみたりすることで、自信をつけることができます。
自分がどの部分でつまづいているのかを特定することで、効果的な学習方法を見つけ出すことができるのです。
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プログラミングを苦手とする人の中には、もうひとつの傾向が「自分でコードを書く際に、何から書き始めれば良いのかがわからない」ということです。
プログラミング学習のなかで「自分でコードを1から書く練習や試験」もあることでしょう。
そのようなときに、「まず何を書き始めれば良いのかわからない」という相談をよく受けます。
この懸念に対して有効な対策があります。それは、たくさんのコードを読み、手を動かしてみること。そして、書かれている順番や型を意識することです。
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英作文を書くときにも、これまで習った文章から使える部分を引用したり、減点されにくい型に沿って記述したりすることがありましたよね?
他の人が書いたコードを読むことで、プログラミングの構造やロジックを理解することができます。また、実際にコードを書いてみることで、コードの流れを意識することができます。
このときに、書かれている順番や型を意識することが非常に大切です。プログラミングでは、コードの書かれている順番やオーソドックスな型があります。
そうすると、多くの場合で
- 宣言
- 実行指示・命令
という順番で書かれていることに気づくでしょう。
自分で実装するときにも、使用する変数などの宣言から書き始めるようにすれば良いのです。
このように、コードを記述する流れを意識できると、1から自分でコードを書く場合にも、「何から書けば良いかわからない」という悩みも減っていくでしょう。
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プログラミングを苦手とする人の中には、さらに別の傾向があります。それは、「ロジックを立てられない」ということです。
多くの人がこの問題に直面したことがあるのではないでしょうか。プログラミングにおいて、ロジックを立てることは重要なスキルですが、初めて直面すると難しさを感じるかもしれません。アルゴリズムや制御構造を組み合わせてプログラムを作成する際に、どのようなアプローチを取れば良いのかがわからなくなることもあるでしょう。
この悩みに対して私が伝えているのが「言い換える力を身につけること」と、「これまで触れたコードやロジックの表現を自分の手札としてストックしておくこと」です。
たとえば、
【実行結果】
ー ー ー
と、「ー」を3つ、その間に「空白」(最後の「ー」の後ろには空白を入れない)を表示させるプログラムを作成する場合、
「ー」と「 (空白)」を順に表示すれば良い、と考えますが、そうすると
(最後の「ー」の後ろには空白を入れない)
という条件を満たすことができません。
このようなときには、「余り」を使って表現します。(Javaで書くと以下です)
for (int i = 0; i < 5; i++) {
if (i % 2 == 0) {
System.out.print("─");
} else {
System.out.print(" ");
}
}
このコードの意味は
- 「表示する」というメソッドを5回繰り返す
- ◯回目をカウントする数字が2で割り切れる(偶数。0を含む)の場合は「ー」を表示する
- 2で割り切れない場合は「 (空白)」を表示する
ということです。
文字や空白の並ぶ順番に着目して、
「ー」を3つ、その間に「空白」(最後の「ー」の後ろには空白を入れない)
ということを言い換えているのです。
このように言い換える力は非常に重要です。さらに、このように表現する方法が思いつかなかった場合は、この表現方法を今後自分でも使えるように知識の中にストックしておくのです。
プログラミングの学習や開発の過程で、様々なコードやロジックに触れることがあります。それらを自分自身の経験や知識として蓄積し、必要な時に取り出せるようにしておくことで、ロジックの立て方や解決策のアイデアを見つけることができます。
結論として、プログラミングを苦手とする人にとって、ロジックを立てられないという問題に対して、言い換える力を身につけることと、これまで触れたコードやロジックの表現を自分の手札としてストックしておくことが有効です。過去に解決した問題やプログラムの実装方法を覚えておくことで、類似の課題に対しても効果的なアプローチを見つけることができるようになります。新たな問題に取り組む際にも自信を持ち、柔軟な思考で解決策を見つけ出すことができるでしょう。
プログラミングを苦手とする人に対するアドバイスをまとめると、
- 自分が苦手意識を持つ部分を整理し把握すること
- たくさんのコードを読み、手を動かしてみることで基礎や型を身につけること
- コードを読み書きした経験からロジックの表現方法を手札としてストックしておくこと
です。
プログラミングは挫折しがちな道程ですが、一歩ずつ前進し、問題解決の喜びを感じましょう。苦手意識を乗り越え、コツを掴むことができれば信じられないくらいの成長が待っていますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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