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どうしよう…共通テストで思うように点数が取れなかったよ…
という方に向けた記事となっています。
先日、令和6年度の大学入学共通テストが実施されました。
自己採点の結果、「目標としていた点数を下回ってしまった」となると、戸惑ってしまいますよね。
「周囲に気を遣わせるから」と気丈に振る舞ってみても、そのショックは簡単には癒えません。
これまで頑張ってきたのだから、そんな気持ちになるのは当然です。今日だけは落ち込んでも良いです。
しかし、国公立大学をはじめ、共通テストの結果によって出願先を変更するかどうか迷ってしまうもの。落ち込んで、やる気ももう底ついて頑張れないときかもしれません。なにより、ショックな時にはなかなか冷静に判断ができなくなてしまうものです。
そこでこの記事では、残念ながら共通テストで思うように点数が取れなかった方に向けて、500人以上の生徒を指導してきた筆者の経験をもとに、
- 出願先を変更するべきかどうか
- 変更するにはどのように考えれば良いのか
ということをお伝えします。
思うように共通テストを得点できなかった生徒はこれまで私も担当しました。その際にその生徒と出願校を整理する際に使っていた方法です。整理することで新たなる希望が見つかりました
「共通テストの結果に戸惑って、冷静な判断ができないかも…」という方は是非、最後まで読んでみてください!
明日から切り替えてこれからの二次試験や一般日程の対策に臨むために、この記事を参考にしてくださいね。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
共通テストの結果をもとに、これからの行動を整理するために、まずは、2つの事実を確認しましょう。
それは
- 平均点・例年と比べた難易度
- 最新の判定
です。
1つ目は「平均点」と、「例年と比べた難易度」です。
その傾向によって、行動を分岐させることができます。
たとえば、
難化していると判断できます。そのため、
- 点数を思うように取れなかったのは自分だけではない
- 出願傾向も安全志向(ひとつランクを下げるなど)に傾きやすい
ということが予想できます。一方で
例年通り・易化していると判断できます。そのため、
- 出願傾向は変更なく志望校への出願に傾きやすい
- 共通テストによる差がついていない可能性がある
- 二次試験での結果次第で合否が左右される
ということが考えられます。
いくつかの科目で増減はありますが、
全体的には「例年通り」の難易度と言えるでしょう。
受験した共通テストの自己採点の結果を元に、バンザイシステムで最新の合否判定を確認しましょう。
バンザイシステムとは、河合塾が提供している、合否判定システムで、全国の受験生から自己採点結果を収集して、各大学の志望動向なども表示してくれます。
模擬試験で合格判定が出ますよね。それの共通テスト本番版です。それぞれの受験生のリアルな成績を元に判定されるので、最新かつリアルな判定を見ることができます。
【大学を指定して判定する場合】
ここで、判定の中でも、得点分布を参照しましょう。自分の位置が「募集人員」の枠からどれだけ離れているかを確認しましょう。まずは自分が「募集人員」枠の範囲内なのか外なのかを確認するようにしましょう。
思うように点数が取れなかった時には残酷な現実を突きつけられるかもしれませんが、非常に重要な最新データですので、活用するようにしましょう。
上記の2つ「平均点・難易度傾向」とバンザイシステムを用いた「最新のリアルな判定」を元に再度「そのまま出願するか」「見直すか」を判断しましょう。
難易度が易化していて、合否判定で「募集人員内」の場合は、共通テストの結果で大差がついていない可能性もあります。そのため、二次試験での結果が非常に重要となるので、油断しないようにしましょう、
上記のプロセスを経て「出願校を見直したい」というときに、第二候補となる出願校が定まっていれば問題ありませんが、そうではなく、選び直す際には以下のステップを参考にしてみてください。
まずは志望校から「何を志望しているのか」要素を抽出しましょう。
たとえば、「大阪公立大学 看護学部」を志望している場合、そこから抽出できる要素は
- (大阪にあって)自宅から通えること
- 国公立大学であること
- 看護学部である
ですよね。逆に言うと、おそらくこれらの要素もあったから志望したとも言えますよね。
そこに
- 「その大学」であること(「大阪公立大学でしか学べないことがある」など)
- 現役で合格したい
という要素も加わります。
次のステップでこれらの要素に順位をつけていきます。
Step1で要素を抽出すればそれぞれに順位をつけましょう。
大学を選ぶ際に「大事にしたい・譲れない」順番に並べ替えます。
その結果により、優先項目に沿った大学選びをすることができます。
たとえば、
【優先順位】
- 現役で合格したい
- 看護学部である
- 自宅から通えること
- 国公立大学であること
- 「その大学」であること
▶︎この場合、「看護学部に現役で合格」することが最重要項目なので、志望校よりもランクを下げてでも現役合格の見込みが高い大学への出願へ切り替えるべきと言えるのです。
【優先順位】
- 国公立大学であること
- 看護学部である
- 現役で合格したい
- 自宅から通えること
- 「その大学」であること
▶︎この場合、「国公立大学の看護学部に合格」することが最重要項目なので、自宅からの通学圏を超える大学を探してみることが有効となります。
【優先順位】
- 「その大学」であること
- 看護学部である
- 国公立大学であること
- 自宅から通えること
- 現役で合格したい
▶︎この場合、「その大学(=大阪公立大学)の看護学部に合格」することが最重要項目なので、浪人を覚悟してでも第一志望に向けて出願すべきと言えるでしょう。
このように、優先順位をつけることで、出願先を絞り込む参考にできるのです。
優先順位をつけたけど、他の候補校はどのように探せば良いの?
このような場合でも、バンザイシステムを活用しましょう。
バンザイシステムでは、「大学選択(条件指定)」で、条件に合う大学の判定を同じように行うことが可能です。
自己採点を提出する際には候補に入れていなかった大学や学部についてもこのシステムを通して合否判断することが可能です。
【条件を指定して大学の合否判定する場合】
そのため、優先順位をつけたあと、候補となる大学や学部に迷った際にはバンザイシステムを活用するようにしましょう。
学部を変えるか迷うときにはどのようなことを学ぶのかも含めて検討することが重要です。こちらの記事も参考にしてください。
文系
- 「文学部」
- 「外国語学部」
- 「人文・教養・人間科学部」
- 「教育系学部」
- 「法学部」は
▶︎「【将来の夢がない人】必見 文系学部は何を学ぶの?(その1)」
- 「経済・経営・商学部」
- 「社会・社会福祉学部」
- 「国際関係(系)学部」
▶︎「【将来の夢がない人】必見 文系学部は何を学ぶの?(その2)」
理系
- 「理学部」
- 「工学部」
▶︎「【将来の夢がない人】必見 理系学部は何を学ぶの?(その1)」
- 「農・獣医・水産学部」
- 「医・歯・薬学部」
- 「看護・医療・栄養学部」は
最後に、出願先を決める上で注意しておきたいことを記載しておきます。
それは
- 今の気持ちを優先しすぎない
- 保護者やご家族と一緒に相談・整理する
です。
注意したいことに一つ目は「今の気持ちを優先しすぎない」ということです。
共通テストの結果によって気持ちが揺れ動いていると思います。思った以上に点数が取れなかった場合には「合格したい」一心で、「合格できるところ」に舵を切りすぎて、ワンランクどころか2ランク、3ランク、レベルを下げてしまいそうになります。
そういったときには、再度優先順位を見直して、「そもそもなぜその大学や学部を目指したのか」という初心を思い出すようにしましょう。
大学に合格することが全てではありません。その後には就職する未来も待っています。そういったときに、困難に立ち向かった経験が自分を助けてくれることもあるでしょう。
今の気持ちを優先しすぎるあまり、仰天するような選択をしてしまわないように注意をしましょう。
そのためにも、自分一人で悩むのではなく、保護者やご家族と一緒に相談・整理するようにしましょう。
2つ目は「保護者やご家族と一緒に相談・整理するようにする」ことです。
先ほども書いた通り、共通テストの受験結果で気持ちが動揺している時には、なかなか冷静な判断ができなくなっていて、これまで全く考えていなかった選択をしてしまいそうになります。
これからのことを考えるという重要な迷いなのに、自分一人で抱え込む必要はありません。
本当にその選択で良いのかどうか決断前に、保護者やご家族と一緒に相談・整理するようにしましょう。
大学入学共通テストが思うように得点できずに出願先を変更するかどうか悩む人に向けて
- 出願先を変更する判断する基準
- 出願先を2段階で絞る方法
を紹介しました。
受験は良くも悪くも予期せぬことが起こります。いまは苦しくて悔しくて頑張ってもどうしようもないときであっても、切り替えて最後の対策を入念に行いましょう。
そのために、悩み事は早くに整理して切り上げるように、その助けにこの記事がなればこれ以上嬉しいことはありません。
最後まで走り抜けて良い結果になることを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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