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「情報」って先生も不足しているし、どうやって勉強して良いかわからないよね
それだったらAIとか使ったら良いんじゃない?なんでも教えてくれるよね
2023年に爆発的に広まったAIツール。それがChatGPTです。
筆者もこれまでいろいろと活用してきました。特に「情報一問一答トレーニングGYM」を作成する際には、フル活用しました。
さらに、「情報」科は教員が足りていないという現実もあり、不安が募りますよね。
それだったら、ChatGPTを使えば、1人で勉強できるんじゃない?と思うかもしれません。
しかし、筆者はオススメしません。その理由は「ChatGPTも間違えた回答を返すことがある」というシンプルなものです。
そこでこの記事ではChatGPTを情報の勉強に活用できない理由を詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。
- 500人以上の生徒に学習・進路指導
- 指導した受験生の合格率 94.7%
- 学習塾で「情報」科を指導・プログラミングの講師
- 「X」で情報Ⅰの語句チェック配信中(@kotozeni)
目次
冒頭でも書いた通り、ChatGPTを情報の勉強に活用すべきでない理由は、
「ChatGPTも間違えた回答を返すことがある」
からです。
でもChatGPTって万能だから、答えてくれるんじゃないの?
たしかに、プロンプト(指示)を送れば答えてくれます。
しかし、その回答が間違えていることがあり、一見、間違えていることに気が付かないのです。
たとえば、2024年度の大学入学共通テスト「情報関係基礎」で以下のような問題がありました。
黄色で囲った部分の問題をChatGPTに質問してみると
ChatGPTの回答は「最大20,000文字」とあり、試験の選択肢にも「③ 20000」があります。
しかし、この問題の回答は「①2500」です。
一見すると、ChatGPTの回答って間違えているように思えませんよね?
ここが落とし穴です。
情報について詳しい知識がないまま、ChatGPTを講師にしてしまうと、AIの回答を鵜呑みにしてしまうのです。
間違えていることに気づかずにそのまま覚えてしまうと、危険ですよね。
特に、データ量の計算については情報関係基礎で頻出の問題で、「情報」でも出題される可能性は高い範囲です。
このように考えるとAIに期待しすぎるのは良くないことがわかります。
そのため、ChatGPTを使って「情報」の受験対策勉強をするのをオススメしないのです。
それでは「情報」科の受験勉強はどうすれば良いのかを紹介します。
第1問対策としては基礎知識が定着させることが重要です。
そのためにはまずは
- 基礎用語の暗記
- 基本問題の演習
を実施しましょう。
まずは教科書に載っている語句や単語を覚えることが大切です。
- 「情報社会の問題解決」
- 「コミュニケーションと情報デザイン」
の2つの範囲は暗記が中心です。
そして、基礎用語を暗記したのちは、アウトプットして基礎問題を解けるようにしましょう。
基礎用語のアウトプットには一問一答型アプリケーション「情報1 一問一答トレーニングGYM」を活用しましょう
このアプリケーションは
- 教科書に掲載されている基礎用語およそ300語に対応する問題を収録
- 「情報関係基礎」過去問から再編集した入試レベル問題も収録
しているため、共通テスト対策に直結します!
16進数の変換問題やデータ量の計算問題は問題集を通して定着させましょう。
このテキストは言語が「Python」に限定されていますが、収録されている問題も非常に多く、難易度も程よいので対策テキストとして最適です。
このテキストの問題を解けるようになれば第1問の対策としてはバッチリです。
意外と対策を取りにくいのが第2問の問題です。
ただ、第2問でも教科書で問われている問題が出題されるので教科書の内容をしっかりと理解しましょう。
特に
- 待ち行列
- モデル化・シミュレーション
といった範囲は解けるようになっておきましょう。
第2問の対策にも「ベストフィット問題集」は最適です。
プログラミング問題の対策は
- 基礎項目を覚える
- 実践問題でコード読解に慣れる
この二段階で対策しましょう。
まずはプログラミングの基本ルールを学ぶことから始めましょう。
プログラム問題を読み解くコツは以下の通りです。
- 値・文字列
- 変数
- 配列
- 算術演算子
- 論理演算子
- 比較演算子
- 制御文(条件分岐)
- 制御文(繰り返し)
- 関数
- コメント
まずはコチラの記事で基礎となる項目をしっかり理解するようにしましょう。
実践問題には基礎的なプログラミング問題に特化した問題集で、擬似言語でのプログラミング問題に強くなりましょう。
▶︎【高校情報Ⅰ】プログラミングが苦手な人必見!疑似言語コードの読み解きを1ヶ月でマスターする基礎問題集
この問題集は初心者向けの基礎レベルの問題集で、大学入学共通テストで採用されている「疑似言語」に対応しています。問題数はたったの30問、プログラムのソースコードを読み解くことに焦点を当てた問題が収録されています。
この問題集で基礎力を鍛えましょう!
第4問では統計学を用いた問題が出題されることが予想されます。
- 統計学の基礎項目を覚える
- 演習問題を通して解けるようにする
ことが大切です。
まずは
- 代表値
- 箱ひげ図
といった統計学の基礎用語を覚えるようにしましょう。
「情報Ⅰ」で登場するデータの活用範囲で問われるものは統計学では基礎的なものばかりです。
そのため、「平均値と中央値の違いは?」「分散や共分散とは?」といったことが説明できるまで理解を深めましょう。
基礎内容が理解できたら問題集で演習しましょう。
統計学の問題集を買わずとも、数学IIBにある「統計的な推測」分野を勉強することで対策となります。
情報の「データの活用」分野で登場する統計学の基礎知識、基礎用語は
「統計的な推測」範囲でも登場します。
そのためこの範囲を勉強することで、「データの活用」対策となるのです。
同時に数学IIBの対策にもなるので、一石二鳥ですね
オススメのテキストは「大淵智勝の 数学B「統計的な推測」が面白いほどわかる本 [ 大淵智勝 ]」です。
このテキストでは解説も充実していて、統計の知識は全くわからないという初心者でも安心して学習することができますよ。
最後に
筆者がオススメする塾を紹介します。「情報I」の学習や大学入学共通テスト対策でお悩みなら、ぜひ一度こちらの塾にお問合せしてみてください!
◆「情報I」の学習・対策にお悩みなら
プロ講師がオンラインでマンツーマン指導してくれます。
◆大学入学共通テストの対策にお悩みなら
東進は現役合格実績No.1の大学受験予備校。大手ならではのビッグデータを活用したAIによる学力診断に加え、 生徒の学力と志望校に応じた学習課題と優先度を明確に特定してくれます。
万能なAI、ChatGPTを使えば情報科の受験勉強ができるのでは?と思いがちですが、ChatGPTを利用した勉強をオススメなシンプルな理由を紹介しました。
2025年度の大学入学共通テストまで1年を切りました。
しっかりと入念に準備を行なって高得点を獲得できるようにしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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