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「情報」のプログラミング分野がやばいよ
と不安になっている人も多いかもしれません。
たしかにプログラミング分野は非常に難しいですよね。
ただ、プログラミング分野と並んで重要な範囲があるのです。
それは「データの活用」分野です。その理由は単純で「過去問がないのでどのような問題が出題されるか予想しづらい」からです。
そこでこの記事では、「データの活用」分野がなぜ大事なのか、「データ活用」の内容を紹介します。
まずはこの記事を基に、「データ活用」範囲について正しく把握しましょう。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。
- 500人以上の生徒に学習・進路指導
- 指導した受験生の合格率 94.7%
- 学習塾で「情報」科を指導・プログラミングの講師
- 「X」で情報Ⅰの語句チェック配信中(@kotozeni)
目次
「情報通信ネットワークとデータの活用」は「情報I」の単元のひとつです。
ここでは、通信の仕組みやデータベース、そしてデータの分析について学びます。
- 通信プロトコルとパケット
- データベースと情報システム
- データの分析 など
「情報通信ネットワークとデータの活用」分野は大学入学共通テストでも出題される可能性が非常に高いです。その理由は
- サンプル問題に出題されている
- データ分析力は今後も重視されるスキル
だからです。
一つ目の理由はサンプル問題に出題されているからです。
「サンプル問題」(令和3年3月24日)「試作問題」(令和4年11月9日)それぞれで出題されているため、本番の試験でも出題される可能性が非常に高いのです。
試作問題では第4問に出題されていますが、満点が25点で、25%も占めます。
小問5問構成:25点満点
共通テストで高得点率を目指すならば、第4問、データの分析範囲は避けて通れないのです。
二つ目の理由は「データの活用・分析する力」は今後、重視されるスキルだからです。
経済産業省が発表している「未来人材ビジョン」によると、現在は仕事をする上で「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」が重要視されているものの、
2030年及び2050年といった将来、社会人として
- 問題発見力
- 的確な予測
- 革新性
がより一層求められるようになると言われています。
その観点からも、データ分析力を重視することは考えられますし、共通テストでも出題される可能性が高いのです。
「情報通信ネットワークとデータの活用」は情報Iに含まれている単元ですが、非常に対策しづらいのです。
その理由は「過去問がないから」です。
プログラミング分野は、「情報関係基礎」科でも出題されていますし、注目されているので実践に即した問題を解くこともできますが、「データの活用」分野は「情報関係基礎」でも出題されていません。
つまり、2025年度の共通テストまで全貌がわからないのです。
そのため、難易度も予想が立てづらく実践問題も多くありませんので、対策しづらいと言えるのです。
対策しづらいと言っても、無防備に試験に臨むわけにはいきません。
そこで提案したいのが
- 数学IIBの単元となっている「統計的な推測」を勉強する
- 表計算ソフトを理解する
の2点です。
一つ目は数学IIBにある「統計的な推測」分野を勉強することです。
情報の「データの活用」分野では統計学の基礎知識である
- 代表値
- 分散
- 四分位数
といった用語や知識が含まれますが、
「統計的な推測」範囲でも同様にこれらの知識を学習するのです。
そのためこの範囲を勉強することで、「データの活用」対策となるのです。
同時に数学IIBの対策にもなるので、一石二鳥ですね
二つ目の方法は「表計算ソフト」について理解しておくことです。
表計算ソフトとは一般的に「Microsoft Excel」を指しますが、「情報I」でもその活用方法などが紹介されています。
また、サンプル問題でも表計算ソフトは登場しているので、
- 表計算ソフトの使い方・用語
- 簡単な関数
については理解しておくと良いでしょう。
「情報I」の単元のひとつ、「情報通信ネットワークとデータの活用」について紹介しました。
情報Iは「プログラミング」が注目され、目が行きがちですが、「データの活用」単元は過去問がなく、対策しづらいので気をつけておく必要があります。
また、「データ活用」範囲に含まれる統計の用語などについては、数学IIBの「統計的な推測」範囲が似た内容になっているので、そちらで勉強するようにしましょう。
なにより、「情報」について理解し、早期から対策できるようにしておきましょう!
以下の記事では共通テスト「情報」について紹介しています。ぜひ「情報」対策にお役立てください!
共通テスト「情報」対策に必要なことは?塾講師が解説!勉強法と参考書また、以下は受験したい国公立大学で「情報」がいるのか、いらないのか、まとめた記事です。こちらもぜひご覧ください!
【共通テスト】情報いらない大学・必要な国公立大学を一覧で紹介最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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