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中学受験を控えたお子様を持つ保護者として、心配は尽きないですよね。
6年生の秋からのスタートは、まさに時間との競争。
塾の先生や家庭教師の言われた通りに勉強してみても、なかなか思うように成績が上がらなくて頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。
特に、
国語がなかなか伸びない…
のように、志望校の過去問を解いても国語の成績が振るわないこともあるでしょう。
そこで、今回は学習塾業界に10年以上身を置き、プロの家庭教師でもある筆者が「6年生秋から受験勉強を始めた生徒が2ヶ月で20点国語を伸ばした勉強法」について解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
今回のお話で取り上げる生徒は以下の生徒です。
- 6年生の2学期から急に受験したいと本人が言い出した。
- 10月より受験勉強を開始。それまでは学校の勉強しかしていない
- 志望校は偏差値60弱。勉強開始の偏差値は約45。
受験勉強を開始した時期が非常に遅く、悠長に準備している暇はありませんでしたので、
勉強を開始してすぐに志望校の過去問を解かせました。
得点は48点。また、記述問題は手も足も出ず、空白にしてしまっていることがわかります。
そして、猛特訓して2ヶ月後に解かせた時の解答用紙がこちらです。
得点が伸びた要因は
- 記号で答える問題も正答できている
- 記述問題も回答し部分点を獲得できている
ということです。
さらに、漢字の問題にまだ伸び代がありますので、70点を超えることも夢ではありません。
それではどのように勉強させて点数を伸ばすことができたのか順に紹介します。
まずは、現状を分析し、どの範囲が得意・不得意なのかを分析します。
そして出題傾向と合格最低点から逆算し、作戦を立てます。
たとえば、今回紹介した生徒の場合は、
- 問題は、大きく分けて以下で構成されている
- 「説明文」
- 「ものがたり」
- 「漢字」
- 勉強を開始した当初から本人は「ものがたり」が比較的得意
でした。
また、合格最低点(60点程度)をクリアするために
- 漢字や指定語句を使った短文作成を得点できるようにする
- 授業では説明文を中心に扱い、弱点補強する
という作戦を立てました。
このように、勉強を始める前に現状を分析し、作戦を立てることで効率的に勉強を進めることができるのです。
続いて、それぞれの文章で使える解き方を伝えます。
たとえば、
- 最初の段落では、文章のメインテーマとなることが書いてある
- 段落は抽象→具体→抽象の順にまとまっていることが多い
- 指示語の内容を答える際には、まずはその指示語の周辺の文章を確認する
- 接続の言葉を答える際には前の段落とのつながりを考える
- 原因(出来事)⇆結果(感情・行動)を正しく捉える
- 登場人物の感情から言葉が持つイメージが変わるため、感情を読み取る(例:「目を細める」)
- 彼女は遠くの山々を見つめながら、目を細めて微笑んだ。その山々の美しさに心が癒された様子だった。
- 日差しが強くなってきたため、彼は目を細めながら歩道を進んだ。
- 彼は新しい絵画をじっくりと鑑賞し、目を細めてその細部まで丹念に観察していた。
- 問題文を正しく読み、何を答えれば良いかを正確に捉える
- 「答える内容」を端的にまずはまとめる
- 答え方に注意する(「なぜ?」→「〜だから」等)
- 答えた文章が「だれがどうした」が明確になるように、また因果関係が明確になるように必要な言葉を付け加える
こういった解くコツやテクニックを伝え、読解問題で活用するように伝えました。
解き方のテクニックを伝えた後は、量を確保することが大切です。
そこで、毎日ニ題以上解くように伝えました。
「説明文」「ものがたり」をそれぞれ一題ずつ解いてもニ題となり量を確保することができます。
また、なるべく同じくらいの難易度の問題を準備することがポイントです。
量をこなしていくことで、
- 解き方のパターンに慣れてくる
- 読むスピードが速くなる
- 記述問題の書き方に慣れてくる
というメリットがあります。
このように、多くの読解問題に触れさせて、解き方に慣れるために毎日ニ題以上に取り組むようにしましょう。
意外と盲点なのは「ことば・慣用句」です。
これまでは日常会話や読書の中でたくさんの言葉を自然に覚えることを前提にされていましたが、
- YouTubeをはじめ、似たような言葉やネット言葉ばかりを聞く
- 学校でも「日本語の聞き取りテスト」がある
という現状を考えた際に、読解問題をスムーズに解くだけの語彙力を持っていない可能性が高いのです。
そうすると、国語も「言語の勉強」という側面を持つので、「単語」「熟語」を学ぶ必要があるのです。
たとえば、英語でも文法を学ぶのと並行して、「単語」「熟語」を覚えるように指導されますよね。
なんなら文法よりも重視することもありますよね
なぜなら、単語や熟語の意味がわからないと、ただのアルファベットの羅列でしかないからです。
同様に、国語でも言葉を知らなければ、「何を書いているのかわからない」ということになってしまうのです。
その言葉が持つ意味やイメージを正しく捉えられなければ、文章を正しく把握することができないのです。
そのため、読解問題に役立てるために、「ことば・慣用句」を習得させたのです。
なお、受験に必要な語彙を備えるために筆者は以下のテキストを使いました。
上記のように特訓を行なっても成績が上がりづらい場合は、勉強方法を見直しおましょう。
たとえば、集団指導塾に通っている場合は、子どもの学力と授業で扱っているテキストのレベルが合っていないかもしれません。
また一律的なカリキュラムのため、細かい対応や緻密な計画への対応ができません。
そういった場合には、プロの家庭教師がおすすめです。
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筆者が指導した生徒の実例として小学6年生の秋から中学受験勉強を始めて2ヶ月で20点アップさせた勉強方法を紹介しました。
もちろん早くから準備して、時間をかけて実力を上げることが最良ではありますが、限られた残り期間で焦るときにはぜひプロに相談してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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