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最近、塾がストレス…行きたくない…どうしても行かなくちゃダメ?
塾に行きたくないって子供が言い出したんだけど…簡単に塾を変えるのもためらっちゃう…
というように
通い始めた時には真面目に塾に通っていたのに、
- なかなか家から出たがらない
- 最近、塾に行く前の様子が嫌がっているように見える
といった子供の変化を保護者は気付きますよね。
子供も、「勉強ができるようになった方が良い」のはわかっているけど
学校から帰ってきて疲れているのに、まだ勉強か…
とか
受験生でもないのにこれだけ勉強しないといけないの?
って思ってしまうと気持ちが前向きにならないですよね。
保護者としても、子供から発している何らかのサインなら見逃して後悔したくないものの、
何らかの事情があるだろうから、頭ごなしに「行きなさい」とも言いたくないし…
となると
声の掛け方にも迷ってしまいますよね。
そこで今回は学習業界で10年以上働き、500人以上の生徒を指導した筆者が
これまで私が担当していた教室に寄せられたご相談で提案した対応方法・解決方法を紹介します。
その解決方法は
- 講師を変える
- 塾を変える
- 自分で勉強させる
です。ただ、下記のポイント
- 「できた」という成功体験を積ませること
- ズルズルと引きずらないように一定期間で見極める準備も必要
を満たすようにしましょう。
この記事を読めば
子供から「塾に行きたくない」と言われた時に冷静かつ子供の気持ちを尊重しながら適切な解決方法を選ぶことができるでしょう。
ぜひ最後までお付き合いください♪
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
塾に行きたくない原因・考えられる7つのこと
まずは子供が「塾に行きたくない」と言い出す原因として考えられることを順に紹介します。
これらが薄く薄く積もり積もって、ストレスになっている可能性があるのです。
塾に行きたくない原因①:家から出るのが、通塾がめんどうくさい
まず子供から出てくる言葉として最も多いのが「めんどくさい」です。
子供たちにとっては
- 朝早くから登校して
- 一日中勉強して
- 部活動もやって
- クタクタになって帰ってきて
そこから再び家を出なければなりません。
- 放課後に友達とただただ話す
- 部活帰りに友達と話す
- 友達と遊びに行く
- Youtubeやゲームなどのエンタメを体感する
- SNSでつながりを感じる
学生たちは本業が学業で、一日のほとんどを学校で過ごします。
勉強以上に楽しいことが目白押しのなかで、学校から帰っても「また勉強か…」となると、家で一息ついてしまったら再び家を出ることに億劫になってしまいます。
登下校にとても時間がかかったり、部活動が超本格的などの場合によっては、「大人よりも大変かもしれない」という気持ちも持ってあげることが必要です。
このように、原因の一つは「家から出るのが、通塾がめんどくさいと感じる」ことと言えるでしょう。
塾に行きたくない原因②:講師が合わない
2つ目の原因として考えられるのは「塾の講師との相性が合っていない」です。
集団塾・個別指導塾を問わず
- 講師の指導方法
- 講師のレベル
が子供に合っていなければ、授業が十分に理解できず、塾のペースについていけなくなってしまいます。
大人にとっては
そういったことはハッキリと言って塾長にでも相談すればいいじゃない!
と思っても子供にとってはハードルが高いことです。
相性が合っていなければ、授業に行っても「置いてけぼり」になって、つまらなくなってしまうのは当然のことです。
このように、講師との相性が合っていないことも「塾に行きたくない原因」になっていることがあるでしょう。
塾に行きたくない原因③:対人関係が苦手・友人が合わない
原因の3つ目として考えられるのは「塾での対人関係が苦痛」ということです。
学校生活と同様に、塾でも対人関係による問題は起こる場合があります。
そして家の近くの塾では学校の知り合いも同じく通っている可能性も高く、学校での人間関係を塾でも味わわなければならないことになります。
特に学校で苦手に感じている人がいれば、塾に行っても楽しいはずがありません。
せっかく塾に行っても、「勉強に集中できない」場合もあるでしょう。
また、子供は対人関係についてはあまり保護者に相談しない傾向にあります。ですから説明するのが煩わしくなって「めんどくさい」の言葉にまとめてしまうこともあるのです。
子供たちならではの事情もあるので、大人が無闇に介入すべきでもありませんが、見守りながら、塾や学校に情報を提供してもらうようにも働きかけると良いでしょう。
私が担当していた生徒たちも学校での交友関係が良好な生徒ばかりではありませんでした。子供ながらの繊細な関係性があるのが普通です。
このように、塾に行きたくない原因に「塾での対人関係」が含まれる可能性もあるのです。
塾に行きたくない原因④:勉強が嫌い
続いての考えられる原因は「勉強することが嫌い」というものです。
多くの生徒が「勉強は嫌い」です。勉強よりも遊んだり好きなことをしたりすることの方が楽しいのは誰もが一緒です。
でも、勉強がきらいになると「勉強する意味は?」と目的や意義を問いたくなるのです。
苦行になりかねない勉強を続けさせるのは良くないですが、この気持ちは「勉強ができるようになる」と改善されるので「勉強が嫌い」ということは「わからないところがある」と変換して捉えるようにしましょう。
▶︎こちらの記事でも詳しく解説しています。
塾に行きたくない原因⑤:疲れていて身にならない
部活動が活発で、家に帰ってきた時点で疲れ果ててヘトヘト…というように「疲れている」ことも塾に行きたくない原因になるでしょう。
さきほども書きましたが、疲れた身体に鞭打って、さらに塾通うのは大人よりも大変かもしれません。
部活動に積極的なのは悪いことではありません。
ですから、こういったときには塾に、無理のない学習計画を立てられないか相談してみましょう。
塾に行きたくない原因⑥:できないことに「もどかしさ」がある
次の原因に「できないことのもどかしさ」が考えられます。
中学生や高校生になると子供は保護者には素直に「わからない」「できない」ことを言えなくなる年頃になります。
- 勉強しないといけないことはわかっている
- できるようになりたいとも思っている
- でもできないことを素直に言えない
ことから、もどかしさから解放されたい思いも加わり、塾に行きたくないと言ってしまうのです。
真面目な子ほどこういった気持ちを抱きがちです。
「塾に行きたくない」という言葉だけで判断せず、子供の中に潜むもどかしさにもアンテナを張るようにしてみましょう。
塾に行きたくない原因⑦:「自分はこうしたい」という自我の芽生え
小学生のころには素直に言うことも聞いていたのに、中学生くらいから成長とともに、「自分はこうしたい」という自我が芽生えてきます。
保護者の言うこととズレた時にいわゆる「反抗期」のように映ってしまうのです。
- (さまざまな理由から)塾に行きたくない
- 塾に行くくらいなら自分で勉強する
というように「自分はこうしたい」という自我の芽生えも「塾に行きたくない」と言う原因となるのです。
そのため「自分がこうしたい」という気持ちや意思・意見は、「成長の証」と捉えるようにしましょう。
塾に行きたくないと言われた時の対応方法
まずは塾に相談してみる
「塾に行きたくない」と言われたら、まずは塾に相談してみましょう。
無理のない範囲での学習や通塾ができないかを相談できるからです。
そもそも
- 勉強についていけるか不安が残る
- 入試で後悔のないようにしたい
からこそ塾に通わせるわけで
「受験勉強は大変なことも多いから、多少の辛いことがあっても乗り越えてほしい」という気持ちも重なり、
簡単にやめさせるのはどうなのか?と思ってしまいますよね。
でもそもそも
- 「塾での様子」がわからない
- 頑張っている様子がわからない・家で褒められるポイントがわからない
という状態だと、子供へのフォローの声の掛け方に戸惑ってしまいます。
ですから、まずは塾に相談して
- 塾に行きたくないと言い出している、何か対策は無いか
- 塾で頑張っていること
- 家で誉めてあげられるポイント
を聞くようにしましょう。
これで「塾の先生も◯◯といって褒めてくれてたし、もうちょっと頑張ってみようよ」と言えるようになるのです。
理由を聞き出す・話し合う
そして塾に行きたくないと言われたら
- 塾に行きたく無い理由を聞き出す・明確にする
ために話し合う場を設けましょう。
行きたくないという理由により対応方法も変えることができますし、子供自身が感じていることも言葉にさせることができます。
気持ちを尊重する
話し合う上で意識してほしいのが
- 子供の気持ちを尊重する
ことです。
なぜならば、頭ごなしに否定すると子供はそれ以上話さなくなるかもしれないからです。
せっかく「行きたくない理由」を話す勇気を持てても保護者が「聞く耳を持たない」と子供が感じてしまうと話さなくなってしまいます。
たとえ子供から出てきた理由が多少なりとも「甘え」によるものであったとしても
- 頭ごなしに「ダメ」と否定する
- 「それは甘え」と怒る
という対応はせず
- 「そう。そういうふうに感じてたんだ」
- 「よく話してくれたね。ありがとう」
- 「たしかに、そういうことなら塾に行きたくないと思ってしまうよね」
子供には子供なりの事情があります。ですから上記のように、子供の気持ちをひとまず受け入れて尊重してあげるようにしてください。
保護者としての意向・通わせたい目的を伝える
話し合いの場では「保護者としての意向・通わせたい目的」を伝えるようにしましょう。
話し合いの場が最も、保護者の話を素直に聞けますし、保護者の気持ちを受け入れた上で子供も気持ちを整理することにつながるからです。
話し合いの場についている時点で、保護者にも「意向がある」ということは勘づいています。
そのため子供の塾に行きたくない理由をひとまず受け入れてあげることで保護者の話も聞く耳を持ってくれるでしょう。
そこで
- 「塾の先生も◯◯って頑張ってるって話してくれていたし、もう少し頑張るのはどう?」
- 「学校の勉強についていけるかどうかが心配」
というように保護者の意向や通わせたい目的を伝えるようにしましょう。
- 子供の塾に行きたくない理由
- 保護者の意向
をまとめて、理由に合わせて解決方法を選ぶようにしましょう。
塾に行きたくないと言われた時の解決方法
続いて「塾に行きたくない」と言われた時の解決方法を紹介します。
原因に合わせて解決方法を選ぶようにしましょう。
これまでの私の経験に基づいて最適な方法を選んでます
そして解決策を決定する時に気をつけておきたいことは
- 「できた」という成功体験を積ませること
- ズルズルと引きずらないように一定期間で見極める準備も必要
ということです。順に詳しく紹介します。
講師を変更してもらう
解決方法の一つ目は「そのままの塾で講師を変えてもらう」ということです。
この方法は「塾に行きたくない理由」が
- 原因②:講師が合わない
- 原因④:勉強が嫌い
- 原因⑥:できないことに「もどかしさ」がある
のときに有効です。この方法のメリット・デメリットは
メリット
- 引き続き、通い慣れている塾に通うことになるので安心
デメリット
- これまで担当していた講師と顔を合わせたときにちょっと気まずい
- 新しい講師に慣れるまで少し時間がかかる
といえるでしょう。
「塾に行きたくない理由」「勉強が得意にならない理由」が「講師」であることが考えられるためです。
こういったときには担当講師を変えることで、見間違えるように変わるときもあります。
集団指導塾ではクラス変えなど、大きな変更が加わってしまうかもしれませんが、個別指導塾に通っている場合などは対応できることがほとんどです。
講師替えは個別指導塾ではよくあることなので通っている塾に気軽に相談してくださいね
塾を変える
2つ目の解決策は「塾を変える」ことです。
理由はほとんどの原因を解決できて心機一転できるからです。
この方法は「塾に行きたくない理由」が
- 原因①:家から出るのが、通塾がめんどうくさい
- 原因②:講師が合わない
- 原因③:対人関係が苦手・友人が合わない
- 原因④:勉強が嫌い
- 原因⑥:できないことに「もどかしさ」がある
のときに有効です。この方法のメリット・デメリットは
メリット
- 心機一転、新しい環境で勉強に取り組むため緊張感を持って勉強に臨むことができる
- ほとんどの「塾に行きたくない原因」を解消できる
デメリット
- 変更先の塾を選ぶのに時間がかかる
- 変更先の塾との相性を見極める必要がある
といえるでしょう。
塾を変更する際は、塾に行きたくない理由を解消できる塾を選びましょう
自分で勉強させてみる
3つ目の解決策は「自分で勉強させてみる」ことです。
理由は子供の気持ちを尊重できるからです。
この方法は「塾に行きたくない理由」が
- 原因②:講師が合わない
- 原因③:対人関係が苦手・友人が合わない
- 原因⑤:疲れていて身にならない
- 原因⑦:「自分はこうしたい」という自我の芽生え
のときに有効です。この方法のメリット・デメリットは
メリット
- 「自分でやってみたい」という子供の気持ちを尊重してあげられる
- 自分で勉強できるようになることが何よりの目標であるため、その足掛かりにできる
デメリット
- そもそも自学習が苦手で塾に通わせていたのであれば、うまくできないことが多い
- 継続的に勉強を続けられるか、成果が出るか見極める必要がある
といえるでしょう。
保護者としては「自分で勉強させる」ことに不安が残るでしょうが、後述のポイントを参考にしながら見守ることも時には必要です
ポイント①:「できた」という成功体験を積ませること
上記で解決方法を紹介しましたが、決定する際に重視してほしい観点の一つは
- 「できた」という成功体験を積ませること
です。
勉強での成功体験を積めば、自信が湧き、得意になっていけば、「多少辛くても乗り越える勇気」を持つことができ、「塾に行きたくない」という気持ちも薄まるからです。
子供自身が
「自分に自信を持てる環境」として「勉強の場」「塾」を認識してくれれば「行きたくない」という気持ちは湧きにくいです。
大人でも「自己肯定感」が上がる環境って、大事にしますよね。子供も勉強に自信を持てたら変わります
そのコツは
- 褒められること
- 自信を持たせること
です。
ですから
- 講師を変える
- 塾を変える
- 自分で勉強させる
いずれの場合を選ぶにしても「できた」という成功体験を積ませることができるのかという観点を持つようにしてください。
ポイント②:ズルズルと引きずらないように一定期間で見極める準備も必要
決定する際に重視してほしい観点のもう一つは
- ズルズルと引きずらないように一定期間で見極める準備も必要
ということです。
入試は待ってくれませんので、入試までの残りの時間は刻一刻と迫ってきます。
ですから、どの方法で変えるにしても、成果が出なければ相性が合っていないと判断し軌道修正する必要があります。
だいたい講師や塾を変更して成果がでるまでは3ヶ月〜6ヶ月程度です。
この期間で成果が見えない場合は軌道修正が必要でしょう。
特に、
- 自分で勉強させる
時には、3ヶ月時点で成果を計測しておくことをオススメします。
だいたい3ヶ月なら定期考査が2回行われますので計測タイミングとして適切と言えるでしょう
しかし、
- 家庭でも勉強が捗るようにしたい
- 近くに塾がないからなるべく家で勉強させたい
という時にはオンライン家庭教師というスタイルを活用することをオススメします。
オンライン家庭教師なら
- 自宅で受講できるので帰宅してから再び家を出る必要がない
- オンラインなので通信環境さえあれば受講できる
- 家庭学習に慣れる
というメリットがあります。
なお、最近注目されている「オンライン家庭教師」なら名門会Onlineがオススメです。
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子供が「塾に行きたくない」「塾がストレス」と言い出した時の原因・対応方法・解決方法を紹介しました。
いずれの方法を採るにしても
大事なことは
- 子供の気持ちを尊重すること
- 塾や勉強方法を変えた先でも合わなければ、リカバリーできるように一定期間で見極めるようにすること
- 勉強ができるようになれば根本的に解決する可能性が高い
ということです。
これらのことに注目して解決策を選ぶようにしてみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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