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今の塾を変えるかどうか本当に迷うの…
塾を変えるタイミングはいつが良いんだろう?
たとえば
- 成績が上がらない時
- 子供が行きたくないと言い出した時
- やる気が見えない時
- 塾の対応に不満があるとき
「塾を変える方が良いのかな?」と迷ってしまいますよね。
そういった時って、
つい「行く気がないなら学費を出すのがもったいない」と思ってしまいますし、迷う時ってモヤモヤしてしまって良いことなんてありません。
私もたくさん転塾したいという人の相談をいただきました
私の経験から、その方々に伝えていたのは
- 成績が上がっていないとき▶︎安易に判断するのは危険
- 塾に行きたくないと言い出した▶︎人間関係や授業の相性が原因なら変えても良い
- 通っている塾の対応が悪い▶︎変えても良い
ということです。
そのため、理由やシーンによっては転塾したいという方でも転塾を勧めないことも多かったのです
そこで今回は学習業界で10年以上働き、500人以上の生徒を指導した筆者が
これまで「塾を変えるか迷う」ときの判断基準を紹介します。
この記事を読めば「塾を変えるかどうか」迷う時間とおさらばできます!
この記事を読んで欲しい人
- 塾を変えるかどうか迷っている人
- 塾を変える判断基準が欲しい人
この記事を読んでわかること
- 塾を変える判断基準
どれか一つでも当てはまる人はぜひご覧ください
ぜひ最後までお付き合いください♪
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
そもそも塾を変えるか迷う理由
そもそも塾を変えるかどうかを迷う理由は
簡単に判断して良いのかと判断がつかないからではないでしょうか?
そのため、塾を変えるか迷うことが多いシーンを紹介します。
迷う時①:成績が上がっていない
塾を変えるか迷う時、それは「成績が上がっていない」と感じる時ではないでしょうか。
迷ってしまうのは、塾に通わせる目的が「成績を上げるため」だからです。
ひいては「子供が志望する大学や学校へ進学するため」です。
- いまはやりたいことが見つかっていなくても子供が「やりたい・行きたい」と思うものが見つかった時に、手遅れにならないように少しずつでも準備させたい。それが親の勤め
- 成功体験を積ませて勉強に少しでも前向きになって欲しい
という気持ちが報われるためにも「成績が上がっているかどうかは非常に重要」です。
そのため、「成績が上がっていない」場合は塾を変えるか迷ってしまうのです。
さらに、子供自身は塾を気に入っている場合は余計に悩みますよね
迷う時②:塾に行きたくないと言い出した
2つ目の「塾を変えるかどうか迷う」場面は「子供が塾に行きたくないと言っている」ときです。
保護者としては特段の不満を感じていなくても、子供は様々な理由や事情から「塾に行きたくない」と言い出すことがあります。
行きたくないと言う理由には
- 家から出るのが、通塾がめんどうくさい
- 講師が合わない
- 対人関係が苦手・友人が合わない
- 勉強が嫌い
- 疲れていて身にならない
- できないことに「もどかしさ」がある
- 「自分はこうしたい」という自我の芽生え
などが挙げられるでしょう。
「塾に行きなさい」「嫌だ、めんどくさい」という押し問答のようなやりとりは疲れてしまいますよね。
このときには、理由を明確にし対応を変える必要があります。詳しくはこちらの記事でも紹介していますので参考にしてください。
▶︎(関連記事)「【塾がストレス・行きたくない】子供が嫌がるときの3つの解決方法」
迷う時③:通っている塾の対応が悪い
「塾の対応が悪いな」と感じたときも塾を変えるかどうかを迷いますよね。
たとえば
- 指導上、配慮してほしいことを入会時に伝えているのに実施されていない
- 聞いていた時間に塾にいっても「授業がない」と子供が先生から言われた
- 塾での様子や頑張りなどを伝えてくれる「家庭への連絡」が全然ない
ということが起こると、「この塾に通わせたままで大丈夫かな?」と思うのは当然です。
POPERが提供するスクール専用業務管理&コミュニケーションアプリ「Comiru(コミル)」の「塾への満足度調査」でも「家庭連絡の少ない」と満足できないことが明らかになっています。
保護者も頑張って切り盛りした家計の中から塾の費用を負担してくれています。ですから杜撰な対応されてしまうと腹が立つものです。
後述しますが、塾の対応が悪いと感じたら塾を変えても良いと言えるでしょう。
塾を変えるかどうかの判断基準
ここからはそれぞれの事例においての塾を変えるかどうかの判断基準を紹介します。
迷う時①:成績が上がっていない▶︎安易に判断するのは危険
「成績が上がっていない」という理由だけで安易に塾を変えるのはリスクが伴います。
それは「そもそも成績が上がっていない原因が明確になっていないから」です。
こういった時には塾を巻き込んで相談する場を設けましょう。
- 塾に原因があると言えるのか
- 子供の塾以外での学習量・学習時間に原因があるのか
- それ以外の理由
を明らかにしましょう。
また、塾に相談することで「塾として今後の成績向上の見込み・計画」も確認することができます。
このように相談した際に
- 塾として今後の計画性が薄い、希望を持ちにくい
- 塾に原因があると考えられる、学習が進まないような授業をしている
上記の様子ならば塾を変えても良いと言えるでしょう。
しかし、
子供の学習量や学習時間に原因があるならば、家での勉強量や自学習時間が増えれば改善される可能性も高いため塾を変えなくても良いこともあります。
そして改善策を実施して一定期間、様子を見ましょう。一定期間とは「次回の定期考査まで」「次の学期」のように3ヶ月程度で区切るのが良いでしょう。
他にも、たとえば、
- 苦手とする人が多い単元
- 平均点も下がるほどの難易度
- 定期考査までの期間にやむを得ない事情で欠席することが多かった
であった場合は「それ以外の理由」に該当するため、1回の成績だけで一喜一憂してはいけません。
このような際に塾を変えてしまうと、子供も1から新しい塾で信頼関係を気づかなければならないため却って負担を増やすことになります。
ここからも言えるように「成績が上がっていない」ときには安易に判断せず、塾と相談して「成績が上がっていない原因を見極めること」が大事です。
迷う時②:塾に行きたくないと言い出した▶︎人間関係や授業の相性が原因なら変えても良い
「塾に行きたくない」と言い出した場合も理由を明確にすることが大事です。
その上で、「人間関係や授業の相性が原因なら変えても良い」と言えるでしょう。
それは、「授業に集中できる環境でない」からです。
子供には子供なりの事情があることも多いです。
たとえば学校での人間関係などは非常に繊細です。しかし、そういったことを保護者に素直に言い出せなかったり相談できなかったりするものです。
そのような中、塾で学校の知人が多かったりすると、学校での人間関係をそのまま塾でも続けなければならず、落ち着きません。
同様に、授業の相性が合っていないことも考えられます。
講師が子供の様子に関係なく、授業を進行してしまい、置いてけぼりになってしまっているのです。
そのため「塾に行きたくない理由を明らかにするためにも」
- 塾での様子を聞く(友人関係が影響していないかを聞いてみる)
- 子供から本音の理由を聞き出すために話し合う場を設ける
ことが必要です。
話し合い、行きたくない理由が人間関係や授業との相性が合っていない時には塾を変えても良いでしょう。
他にも「講師を変える」「自分で勉強させてみる」という手段もありますので下記記事をご参考ください。
迷う時③:通っている塾の対応が悪い▶︎変えても良い
「通っている塾の対応が悪い」と感じたときには「変えても良い」でしょう。
それは「対応が悪い=成績をあげることにどれだけ真剣なのかがわかりにくい」からです。
私の周りでも成績が上がっている教室で対応が悪いことは一切ありませんでした。
はっきり言って、子供に勉強させ、成績を上げることは簡単ではありません。
子供たちは、
- 学校でもいろいろあったり
- 部活動で疲れていたり
- 受験前に思うように成績が上がらないもどかしさを感じたり
するなかで、授業に臨む「感情」「心の体調」が揺れるからです。
塾はそういったことに反応して子供の感情の機微にも気づいてあげることが必要です。
また時には生徒を叱るシーンも生じます。
叱ったときに保護者に連絡して、
- 叱った意図を共有
- 家でのフォローを依頼
できるかどうかも重要です。
闇雲に叱ったのではなく、理由や意図を聞けると保護者としても安心ですよね
このように塾の対応は「言われたことをやる」だけではなく、子供の些細な感情の揺れを感じ取ってあげることなのです。
そういったことに鈍感であれば子供の感情の揺れにも気づかず、成績も上がりにくいでしょう。
さらにこういった塾では
- 面談で約束したことが守られていない
- 振替授業や約束した時間に授業が実施されない
- 学費に関することでエラーが生じる
といった保護者としての不安も溜まりに溜まるでしょう。
こういったときには「成績を上げる真摯さを感じにくい」と判断して、塾を変えても良いでしょう。たとえ子供が気に入っていても、子供に相談して塾を変えることをオススメします。
塾を変えるか際に気をつけておきたいこと
ここからは塾を変える際に気をつけておきたいことを紹介します。
それは
- 転塾した先の新しい塾で「不満」や「不安」が解消されるかどうか
- 転塾するタイミング
の2つです。
順に紹介します。
転塾した先の新しい塾で「不満」や「不安」が解消されるかどうか
気をつけておきたいことの1つ目は「転塾した先の新しい塾で「不満」や「不安」が解消されるかどうか」です。
それは、転塾した先で同じような不満を抱いてしまうと再び悩んでしまうからです。
そうならないためにも
- 通っていた塾での不満点を明確にしておく
- 新しい塾の入塾説明会・入会面談で相談する
- 評判をチェックする
- この塾のままで良いかという点を入塾後に見極めるタイミングを設ける
と良いでしょう。
塾選びに時間をかけすぎることは、入試や定期考査までの時間が削られることになるのでオススメしませんが、できる限り慎重に選ぶようにしましょう。
転塾するタイミング
2つ目の気をつけておきたいことは転塾するタイミングです。
スムーズに転塾するタイミングは
- 夏休みや冬休みなどの長期休暇前
- 学年が上がる前
がオススメです。
それは「季節講習(夏期講習など)があるので、これまでの学習範囲をカバーできて新学期からスムーズに勉強を進められるから」です。
ただし、受験生は特に時期に注意しておきましょう。
中学受験生の場合
6年生にあがるまでに。ただ、新しい塾で志望校に沿った学習カリキュラムが提供されるのか、点塾タイミングとして受け入れてもらえるのかという点は大事です。
高校受験生の場合
完全に切り替えるなら夏までに終えましょう。部活の引退などで夏から入塾する中学3年生も多いです。夏期講習で総復習の時間を設けるためにも夏休み前に転塾するようにしましょう。
大学受験生の場合
夏休みを有意義に活用するには夏から本格的な志望校対策に移る準備をしなければばりませんので、夏前(なるべく5月6月まで)に切り替えるようにしましょう。
夏以降の場合は…
夏以降に受験生が完全に転塾するのはリスクが高くなるので
- 今の塾を完全に切り離すのではなく新しい塾を併用する
- 新しい塾で成果が見え始めてから完全に転塾する
というように2段階にしても良いでしょう。
まとめ
塾を変えるかどうか迷うシーンとその判断基準を紹介しました。
- 成績が上がっていないとき▶︎安易に判断するのは危険
- 塾に行きたくないと言い出した▶︎人間関係や授業の相性が原因なら変えても良い
- 通っている塾の対応が悪い▶︎変えても良い
という基準で判断して良いと言えるでしょう。また、気をつけておきたいポイントは
- 転塾した先の新しい塾で「不満」や「不安」が解消されるかどうか
- 転塾するタイミング
です。
この記事を参考に、子供がより良い環境で勉強できることを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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