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やば。受験まで1年じゃん。
そろそろ受験勉強始めた方が良い気がするけど何からしたら良いかな?
という、2024年度に受験することになる、新受験生に向けた記事となっています。
先日、大学入学共通テストが実施され私立大学の一般選抜日程も徐々に開始される時期となりました。受験本番を迎え、正念場を迎えている先輩を身近にみていると、受験も他人事と思えないですよね。
その姿に刺激を受けて「そろそろ受験勉強始めないと!」という気持ちになるのではないでしょうか。
とは言っても、
現役合格を叶えるために何から始めて良いのかわからない
という悩みを持つ人は多いはず。
特に、2024年度の受験は、配慮すべき事由があるので、失敗できません!
ですから、例年とは違うことを知っておく必要があります。
そこでこの記事では、10年以上塾業界に身を置き500人以上の生徒を指導した筆者が、
- 受験生の年間スケジュールを把握し
- 2024年度ならではの事情を勘案して
- 整理することを整理して
- 今日からできること
を紹介するので受験勉強の計画を立てる参考にしてください。
現役合格するために良いスタートを切りたい!
という方はぜひ最後まで読んでください。その背中を押すお手伝いができればと思います。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
まずは受験生の年間スケジュールを把握しましょう。
どの時期にどういったことがあるのかということを整理する方が行動計画も整理しやすくなります。
まずは受験イベントに関することを確認しましょう。
①入試関係のスケジュール
国公立大学の個別日程や一般日程が年明けの1月・2月から開始されますのでそこを軸に逆算して勉強の計画を立てるようにしていきましょう。
②勉強・対策スケジュール
続いては先ほどのスケジュールに、それぞれの時期にどういった対策を行うべきかということを重ねてみましょう。
高校3年生の2学期(11月〜12月)には推薦入試が活発になる時期です。推薦入試を利用するかどうかで対策内容は変わることがありますが、
ポイントとしては
- 2学期以降は過去問で傾向を掴み、目標点数を超えるように取り組む
- 基礎的内容の復習を行えるのは夏が最後
- できることなら3年生の1学期には基礎的内容を復習を終えるペースで取り組む
ことです。
対策スケジュールを紹介しましたが、
そもそもなぜ夏までに基礎的内容を終わらせておくべきなの?
という質問があると思います。それは以下の理由からです。
- 学校の行事と重なるから
- 年間を通して春から受験当日まで伸びる得点率は約2割だから
- 現役合格している人は夏の模試で英数国3科目の偏差値が高いから
- 2024年度入試は配慮すべき事由があるから
です。順に紹介します。
一つ目の理由は「学校の行事が重なるから」です。
学校行事はもちろん、各学校で実施時期が異なりますが、多くは実施する時期が似ています。
ほとんど高校で実施される行事の実施時期を先ほどのスケジュールに重ねてみましょう。
学校行事を含めたスケジュール
このように見ると、1学期は部活動も最後の試合や発表会に向けた準備のために忙しくなりますよね。
これまで頑張ってきた部活なのだから、最後までやり切りたいという気持ちがあって当然です。
「最後の運動会だから!」「最後の大会だから!」悔いなく楽しんで終えたいですよね。だからこそ、準備にも時間をかけるはずです。しっかりと部活にも十分に時間を充てられるように勉強を前倒ししておくことがポイントなのです。
2つ目の理由は「年間を通して高校3年生(現役生)が同年春から受験本番時期までに伸びる成績(得点率)は約2割」だからです。
現役生と呼ばれる高校3年生はほとんどが「秋以降に伸びる」と言われています。たとえば、春の時点で100点/200点だったとしても秋以降に120点やそれ以上に伸びることが珍しくありません。
しかし天井知らずのように伸びるわけではありません。
大手予備校の「代々木ゼミナール」の資料によると、英数国の伸び率はおよそ20%というデータがあります。
そのため志望大学に合格するために必要な大学入学共通テストの得点率が約80%だった場合、高校3年生の春では模擬試験で得点率60%を取れる実力を備えておく必要があるのです。
模擬試験で60%を取るためには、基礎的内容を理解しておく必要があります。
このように年間の伸び率の観点からも夏までに基礎的内容を終えておくことが望ましいのです。
3つ目の理由は「現役合格している人は夏の模試で英数国3科目の偏差値が高いから」です。
具体的には、現役合格している人は、夏(だいたい8月末から9月ごろ)に実施される模試で英数国3教科の偏差値が浪人生(既卒生)のそれとほとんど同じなのです。
私が指導した生徒で現役合格した人もこの傾向がありました
現役生よりも一年以上長く勉強している人たちと同じレベルに達しているということは大きなアドバンテージになります。
国公立大学の受験の場合、英数国理社の5教科7科目が必要になることが多く、高校3年生からは理科社会も本格的な対策を開始しなければなりません。
英数国の基礎力を夏の時点で定着できていれば、理科社会にも十分に対策時間を当てることができ、結果的に全体得点が高くなり合格しているというメカニズムです。
この点からも夏までに基礎的内容を終えておくことが望ましいのです。
4つ目の理由は「2024年度入試は配慮すべき理由があるから」です。
その配慮すべき事由とは「現行制度最後の年」であることです。
2025年度の大学入試より大学入学共通テストが大きく変わります。
そのため2024年度入試は「現行制度最後の年」となります。
2025年度の大学入学共通テストからは
- 数学で分野が変わったり、単元が新設される
- 必要な英単語数が増加する
- 「情報」が追加される 等
これまでより負担が大きくなることが明らかです。
【自分にどう影響?】2025年度大学入学共通テストの変更点を解説いまの範囲でさえ大変な大学入試の準備なのに、負担が増える(=勉強しないといけない範囲や教科が増える)となるのは
シンプルにイヤ
となるのが受験生の心情です。
さらに「情報」科をはじめ、まだ判明していないことも多いですしね
そのため、現役で合格したいという気持ちから安全志向に傾くことが予想されます。
つまり、「レベルをワンランク下げてでも、現役合格できる大学を受験したい」という受験生が増えるということです。
この傾向が強まると、合格最低点が例年よりも高くなり、熾烈な戦いになってしまうのです。
実際、この傾向は2020年度、センター試験が最後の年に起こりました。翌年の2021年度から「大学入学共通テスト」に名称が変わり、難易度も上がると言われていました。
「これ以上試験が難しくなるのは避けたい」とその時の受験生の多くが考え、同年度は私立大学を中心に各大学で合格最低点が異常に上がり、例年であれば合格する成績や実力を持っていても「1点の差」で残念な結果になった生徒が数多くいたのです。
同じように翌年度から難しくなることが予想される2024年度の入試では同じく安全志向が強まり合格最低点が高くなることが予想されます。
そういった熾烈な戦いを勝つためにも夏までに基礎的内容を終えるように計画を立てることがオススメなのです。
▶︎2025年度の大学入学共通テストについてはこちら。
【自分にどう影響?】2025年度大学入学共通テストの変更点を解説
じゃぁそもそも基礎的内容ってどういったもの?
と思いますよね。基礎的内容とは「教科書で出てくる問題がほとんど全て解ける」レベルです。
大学入学共通テストも教科書の内容を範囲としていますので、共通テストで良い成績を取るための第一歩は教科書で学ぶ単元について理解を深める必要があります。
そのため教科書で出題されている問題はほとんど全て解けるレベルかどうかをチェックしてみましょう。
さらに、教科書の問題を解くために各教科で必要となる能力をチェックリストにまとめたので、まずはこのリストを全てチェックできるかどうかを確認してみましょう。(英語・数ⅠA・古文)
全てチェックできていれば、次は「教科書で出てくる問題が解けるかどうかを確認」、
チェックできなければ、まずはチェックリストが埋まるように勉強を始めましょう。
受験生の年間のスケジュールを把握できたところで、さらに、効率的に勉強を進めるために整理しておきたいことを2つ紹介します。
それは
- 受験校や学部を決定する
- 利用する推薦入試を決定する
です。順に紹介します。
一つ目は「受験校や学部を決定する」です。その理由は、
- 受験に必要な科目を確定させることができて対策が捗る
- 模擬試験で判定することができ、今後の勉強計画にも反映させやすい
からです。
先ほども紹介した通り、大学入試は私立大学で3教科、国公立大学では5教科必要となります。
さらに、
- 大学入学共通テストは「情報関係基礎」での受験も認めらているが、二次試験では数学IIBまで範囲が入る
- 大学入学共通テストで理科のは2科目受験しなければならない
など、大学や学部によって、受験に必要な科目がさまざまです。
受験校や学部が決まっていると、受験に必要な教科に絞って対策を進めることができるので、決まっていないまま漠然と勉強を進めるよりも遥かに効率的です。
そのため、受験勉強をスタートするにあたっては、受験校や学部をなるべく決めておくようにしましょう。
行きたい学部も見つかってないよ…
という場合には、コチラの記事も読んでみてください!
【将来の夢がない人向け】大学選び 2つの方法(学部診断付き)2つ目は「利用する推薦入試を決定する」です。
なぜならば「対策内容が大きく変わるから」です。
先述のスケジュールにも記載した通り、2学期に多くの推薦入試は実施されます。また、「高校3年生1学期までの成績」が得点換算されるケースが多です。
そのため、推薦入試を利用するかどうかで、「学校の定期考査対策」にどれだけ注力するかが変わるのです。
たとえば
【推薦入試を利用せず一般入試のみ受験する】
▶︎定期考査の対策はほどほどに、それ以上に受験レベルの力を付けるために、受験でおなじみのテキストをどんどん進めることが重要。
【推薦入試を複数活用して受験する】
▶︎1学期は定期考査1ヶ月前から定期考査対策にシフトする
というように、時間の使い方が変わるのです。
そのため、利用する推薦入試を決めておくことが重要と言えるのです。
この記事を読んで今日からできることは
- 各教科、基礎的内容を定着できるように教科書の問題を全て解けるようにする
- 受験校を決めて受験に必要な科目を整理する
- 利用する受験制度を整理する
です。
まとめると「受験に必要な科目の基礎的内容からどんどん進めていく」ということです。
- 春の模試で本番で必要な得点率のマイナス20%以内の成績を取る
- 夏の模試で英数国の偏差値を既卒生のそれに近づける
ためにも、今日からできることを実践していきましょう。
2024年度大学入試に向けて今から始める受験勉強について紹介しました。
2024年度は現行制度最後の年になりますので、安全志向に傾くことが予想され、例年より「1点で合否が変わる」ことになるでしょう。
そのような熾烈な戦いを制して、合格できるように今日からできることをコツコツ進めましょう。
また、初めての大学入試で不安だ…というときには予備校や塾の力を借りて効率よく進めていきましょう。
プロのスポーツ選手ですら、コーチから教わってその技術を高めていきます。それは「その道に強い人」から教わるのが成長につながることが明白だからです。
入試でも同じです。その道のプロの力を借りることはむしろ自分の合格可能性をあげることにつながります。
特に大学入試に特化している予備校なら入試情報やデータも豊富です。
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- 大手予備校なので規模が大きく、データが豊富
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ですので、勉強法も学びながら弱点補強もできるのでオススメです!
いまから塾選びを始めておかないと、新学年が始まる4月から遅れを取ってしまいます。
そうならないように、まずは無料資料請求・カウンセリングに参加して情報収集から始めましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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