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2025年度の大学入学共通テストから「情報」が加わるけど、どんな対策をすれば良いの?
という方に向けた記事となっています。
2025年度の大学入学共通テストから「情報」が追加されます。
- どんな問題が出るの?
- プログラミングが出るって聞いたけど、本当?
と、受験生の皆さんは不安に感じていることも多いのではないでしょうか。
しかし、適切な対策を行うことで、高得点を狙うことができます。
10年以上の学習塾での進路指導経験や生徒指導経験を持つ筆者が、共通テスト「情報」科の基礎知識や対策方法についてまとめました。
この記事を読めば
- 「情報」について今知っておきたいこと
- 「情報」科の対策方法
- オススメの参考書
- オススメの塾
がわかります!
ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
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大学入学共通テストで「情報」が実施されるのは2025年度の試験からです。
2022年度高校1年生の学年が受験する大学入学共通テストから実施されることになっています。
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大学入学共通テストを実施している大学入試センターは「原則として国公立大学では『情報』を必要とすること」と方針を定めました。
現時点では、各国公立大学が
- 「受験に必須」
- 「選択科目にする」
- 「不要」
のいずれかを選んでいます。
⚠️注目⚠️
河合塾の調査によると、2023年9月時点で国立は「必須」が97%を占め、公立は「必須」「他教科との選択」の合計が84%に上っています
そのため、国公立大学を受験する場合は「情報」を追加した6教科8科目で受験することになるのです。
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各国公立大学の「情報」の「いる」「いらない」については以下の記事で詳しく紹介しています。
現時点で決まっている要項は以下の通りです。
試験時間 | 60分 |
配点 | 未定(※100点満点と予想される) |
実施方法 | 令和7年度はPBT(紙面で試験を実施)方式 |
備考 | ・出題科目は『情報』の1科目とする。 ・情報で一つの試験時間帯とする。 ・得点調整科目の対象 |
なお、配点については正式に発表されているわけではありませんが、100点満点と予想できます。
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他の教科と違って過去問が無く出題傾向が読みにくいのが「情報」です。しかし
「情報」については大学入試センターが「サンプル問題」(令和3年3月24日)「試作問題」(令和4年11月9日)を発表しており、それらの問題を分析して考えられることを続けて紹介します。
問題形式
試作問題はより本番を想定した構成になっていたように見受けられるため、実際の試験でも似た出題形式・問題構成になるのではないかと予想できます。
試作問題 問題構成・範囲・配点
問 | 範囲 | 配点 |
---|---|---|
1 | 「情報社会の問題解決」 「情報通信ネットワークとデータの活用」 「コンピュータとプログラミング」 「コミュニケーションと情報デザイン」 | 20点 |
2 | 「情報社会の問題解決」 「コミュニケーションと情報デザイン」 「コンピュータとプログラミング」 | 30点 |
3 | 「コンピュータとプログラミング」 | 25点 |
4 | 「情報通信ネットワークとデータの活用」 | 25点 |
計 | 100点 |
このように大問4つの構成となりました。そのため実際の試験でも大問が4つ程度の構成になることが予想されます。
出題傾向
試作問題同様、大問4つが以下のように出題することが予想されます。
出題範囲
大問 | 出題内容 |
---|---|
第1問 | 基礎用語の内容を問う問題 |
第2問 | 思考力を問う問題 |
第3問 | プログラミング問題 |
第4問 | 統計などデータを活用する問題 |
特に
- 第3問:プログラミング問題
- 第4問:統計などデータを活用する問題
は「情報」のキーとなる2つの大問です。
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この2つの大問を解けるかどうかが明暗を分けそうです
実施初年度の難易度としては「標準」的になるのではないかと予想できます。
それは
- 指導できる人が全国的に足りていない
- これまでも大きな変更が加わる初年度は難易度は標準だった
- 試作問題も難易度が標準であったから
といったことが考えられるからです。
難易度が標準的ということは「教科書に載っている項目」は全て理解することが必要となります。しっかりと対策を取るようにしましょうね。
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ここからは対策方法・勉強計画を紹介します。
まずは勉強方法と計画についてです。紹介するプランは
- 高3の4月ごろまでを目途に基礎用語や知識のインプット・一問一答でアウトプット
- 夏休みごろまでを目処にプログラミング問題や応用問題を解けるようにする
- 夏休み明け~共通テスト本番まで共通テスト用の総合演習・過去問演習
です。
「情報1」の範囲の
- 「情報社会の問題解決」
- 「コミュニケーションと情報デザイン」
は、まずは語句や単語を覚えることが大切です。また、他の分野と比べると暗記が中心とも言えます。
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試験の第1問では基礎知識を問う問題が出題される可能性が高いので、これだけでも対策になるのです。
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また、基礎用語を暗記したのちは、アウトプットして基礎問題を解けるようにしましょう。
基礎用語のアウトプットには一問一答型アプリケーション「情報1 一問一答トレーニングGYM」を活用しましょう
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このアプリケーションは
- 教科書に掲載されている基礎用語およそ300語に対応する問題を収録
- 「情報関係基礎」過去問から再編集した入試レベル問題も収録
しているため、共通テスト対策に直結します!
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プログラミング問題は大問の1つとして設置されることが予想されます。
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そのため、プログラミング問題に早期に強くなることで差をつけることができます。
まずはコチラの記事で基礎となる項目をしっかり理解するようにしましょう。
また、基礎的なプログラミング問題に特化した問題集で、擬似言語でのプログラミング問題に強くなりましょう。
これらのスケジュールを意識して計画を立てて勉強を進めるようにしましょう!
情報Iの対策としてオススメの参考書と問題集を紹介しましょう。
高校 定期テスト 得点アップ問題集 情報I / 旺文社 【全集・双書】
この参考書は
- 教科書に載っている基礎内容を網羅している
- 穴埋め形式の問題集でアウトプットできる
という特徴があり、初めの一歩としてこれ以上ないくらい最適なテキストになっています!
徹底攻略 大学入学共通テスト 情報1問題集 公開サンプル問題・試作問題 [ 近藤 孝之 ]
大学入試センターが公開しているサンプル問題や試作問題を丁寧に解説してくれているのはこちら。
【情報1】1ヶ月完成!プログラミング基礎問題集30題
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最後に、プログラミング講師でもある筆者が作成したプログラミング基礎問題集を紹介いたします。
【高校情報Ⅰ】プログラミングが苦手な人必見!疑似言語コードの読み解きを1ヶ月でマスターする基礎問題集
この問題集は初心者向けの基礎レベルの問題集で、大学入学共通テストで採用されている「疑似言語」に対応しています。問題数はたったの30問、プログラムのソースコードを読み解くことに焦点を当てた問題が収録されています。
他にも、こちらの記事でおすすめの参考書と問題集を紹介しています。
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最後に注意点をお伝えします。
「情報」の対策は早くから始められれば良いですが、
- まだ全貌が明らかになっていない
- 共通テストレベルの「情報」の対策問題集がまだ無い
- 各大学がまだ要不要を発表していない
ということを考えると、「情報」の対策を本格化するのは高校2年生の冬〜高校3年生で良いとも言えるでしょう。
今できることは「情報」の対策に特化するよりも「情報以外」の時間のかかる教科を優先することです。
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2025年度の大学入学共通テストは「情報」が追加されること以外にも
- 歴史総合・公共など新設科目がある
- 数学Bに「統計的推測」が追加。「ベクトル」が必要なら数学Cを学習する必要がある
- 必要な英単語も3,000語程度から5,000程度まで増える
といった変更点があります。
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必要な英単語数が増えたり、習う単元が変更になったり…細かい変更もあります
また、数学Iで学ぶ「データの活用」、数学Bの「統計的な推測」分野は情報Iの「情報通信ネットワークとデータの活用」とつながりが深い単元ですので、つまずかないようにしておきたいところです。
ただでさえ、科目が多くなっている、かつ「情報」に関しては全容がわからないので、できることは「できる教科からどんどん進めておく」。優先すべきは、「英数国などの対策に時間がかかる科目」ということです。
最後に
筆者がオススメする塾を紹介します。「情報I」の学習や大学入学共通テスト対策でお悩みなら、ぜひ一度こちらの塾にお問合せしてみてください!
◆「情報I」の学習・対策にお悩みなら
プロ講師がオンラインでマンツーマン指導してくれます。
◆大学入学共通テストの対策にお悩みなら
東進は現役合格実績No.1の大学受験予備校。大手ならではのビッグデータを活用したAIによる学力診断に加え、 生徒の学力と志望校に応じた学習課題と優先度を明確に特定してくれます。
共通テストの「情報」科目は2025年から導入されるため、早期の対策が必要です。
2025年度の試験では「情報」以外の科目でも変更が加わったり難しくなったりすることが予想されます。
いまできることは、
- 「情報」以外の科目をどんどん前倒しして学習する
- 英数国は地続きの教科なので優先的に取り組む
- 最低限、どの科目も教科書で出題されている問題を解けるようにする
です。
特に英数国は要となる教科です。プロのアドバイスや指導をもらいながら進めるのが良いでしょう。
大学受験を考えるなら塾に通うことを前向きに検討しましょう。
大学受験は、高校の学習内容を完全に習得していることが前提となりますが、高校の授業だけでは足りない点や、受験に必要なテクニック・進路情報などを補完することができるため学習塾を利用するのがオススメです。
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まずは、出遅れないように資料請求しておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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