記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

突然ですが、およそ1年ほど前に、筆者はプログラミング基礎問題集を作成しました。

大変ありがたいことに、2025年度の大学入学共通テストまで1年を切った今、少しずつご興味を持っていただける方が増えてきています。
そこで、改めてこの問題集を作成した理由について深掘りしてみたいと思います。
いつもとは違って気楽に付き合っていただけると嬉しいです。

基礎問題集を作成した理由はシンプルで「情報科のプログラミング問題」に関する問題集が世の中にないからです。
「大学入学共通テストに『情報』が追加される」ではなく、
「大学入学共通テストに『プログラミング』が追加される」と大きく宣伝されたように、「情報」よりも、プログラミングにどうしても注目がいってしまいます。
しかし、プログラミングに特化した問題集がないのです。
もちろん現時点(2024/02/08)での話ではありますが、そもそも情報科の問題集は非常に少ないです。
強いて挙げるならば「ベストフィット」問題集です。
ベストフィット問題集は非常に優れたテキストですが、プログラミング言語が「Python」で書かれているので、Pythonで学んでいない高校の生徒にとっては取り扱いにくいテキストになってしまいます。
大学入学共通テストは「擬似言語」で記載されているので、擬似言語で書かれた問題を解けないと受験生としては不安が残りますよね。
そのため、世の中にないなら作ってみようと思い立ち作成に着手しました。

それではプログラミング特化した問題集がない理由は
「情報科の範囲はプログラミングだけではないから」ということに帰結します。
もちろん、大学入学共通テストで「情報」が実施されていないので、参考にできるものが少ないという事実も含まれますが、それよりも情報科の範囲は「プログラミング」だけではありません。
情報Ⅰの対策用の参考書は、情報1の全範囲を網羅していないといけないので、どうしてもプログラミング範囲に充てられる分量は少なくなってしまいます。

もちろん、共通テストの「情報」はプログラミング範囲以外の範囲もあります。
現時点では、以下のような問題構成になることを予想していますが、
大問 | 出題内容 |
---|---|
第1問 | 基礎用語の内容を問う問題 |
第2問 | 思考力を問う問題 |
第3問 | プログラミング問題 |
第4問 | 統計などデータを活用する問題 |
プログラミング以外のそれぞれの範囲は対策が打ちやすいのです。
大問 | 出題内容 | 対策 |
---|---|---|
第1問 | 基礎用語の内容を問う問題 | 一問一答で用語の内容を暗記しておく |
第2問 | 思考力を問う問題 | 文章を正しく読み、規則性を見出す練習を積む |
第4問 | 統計などデータを活用する問題 | 数Bの「統計的な推測」範囲を使って勉強する |
このように、それぞれ範囲に即した対策を別の教材や参考書を元に立てることができます。
しかしプログラミング問題については特化したものがないため、対策を打ちにくいのです。
受験においては演習量を確保することが重要です。その意味では、どうしてもプログラミングに特化した問題集があるに越したことはないのです。
情報関係基礎の問題で良いんじゃない?
情報関係基礎とは、2024年度まで実施されていた大学入学共通テストの科目の一つです。
この教科の試験では毎年プログラミング問題が出題されています。
しかし、「情報」の過去問が無い以上、情報関係基礎は本番直前の過去問対策のシーズンに取り扱うべきで、基礎力の養成には不向きだと言えます。
そのため、情報関係基礎の問題を解く前に、プログラミング問題を解ける力を身につけるために特化した問題集があると良いのです。
筆者がおよそ1年前に作成した問題集「情報1 プログラミング 基礎問題集」について、作成した理由を1年ごしに紹介しました。
1年を切った2025年度大学入学共通テストに向けて本格的に対策を始める時期です。
その第一歩にぜひ使っていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!

ブログ村に参加中です。上のバナーをクリックいただくだけで当ブログにポイントが入ります。いつも応援クリックありがとうございます。
Twitter やってます。
新着記事のお知らせをしていますのでぜひフォローしてください!人気の記事
この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます。
▶︎「【塾長分析】大学入学共通テスト2025「情報」まとめ【難易度・対策】」

▶︎「【最新】(情報1)共通テスト試作問題 難易度と3つの対策」

スポンサーリンク