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情報Iの勉強したいけど、どの参考書を使ったら良いのかわからないよ…
というお悩みを抱いていませんか?
情報Iは2022年度から必修科した科目です。そのため、まだ書店にも参考書が無くて、勉強をしたくても捗らないということが起こってしまうのです。
この記事ではそんなお悩みを解消するために、教育業界・塾業界で10年以上勤めた筆者が、自宅学習で使える、情報Iの理解を進めるのにおすすめな参考書を紹介します。
それは、「高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本 /鎌田高徳著、鹿野利春監修」(かんき出版)です。
この参考書は情報Iで学ぶ内容を非常に簡潔にまとめていて、オールカラーで読みやすいのはもちろん、情報Iで学ぶ内容の全体像を把握することができます。大人が読んでも「今の高校生はこういったことまで学ぶのか」と驚き、聞いたことがあるけどよく理解できてないIT用語まで知ることができるでしょう。
この記事ではこの参考書のおすすめポイントを紹介したいと思います。
最後まで読んでいただき、ぜひ勉強にお役立てください。
目次
この本の特徴
情報Iの目的に沿った構成になっている
そもそも情報Iという科目の目的は「情報デザイン」「プログラミング」「データの活用」をツールや手段として「問題を解決する力を身につける」ことです。
この本は、各章の構成が
- 問題発見
- 問題解決方法の提案
- 実践
- 実践の振り返り・その評価
となっており、身近な問題を取り上げ、それを解決するという、情報Iの目的に沿った構成になっています。
そのため、一連の流れを通して、「どういったことが問題として認識できるか」という問題発見能力、「こういった方法がある」という具体的な問題解決方法、そしてその実践・評価まで、社会で役立つ力をイメージしながら学ぶことができるのです。
身近な例が多く、わかりやすく吸収しやすい
情報Iの教科そのものの特徴に「日常生活の中で耳にする言葉が多い」ということがあります。その分、学んだことがすぐに日常生活に役立つということも挙げられます。
勉強が捗らない理由の一つに、「できるようになった実感を得にくい」ということが挙げられます。その不満が募って「◯◯って、将来使わないのに、なぜ勉強するの?」と言ってしまった経験はありませんか?
情報Iは、新たに学んだ言葉がニュースで耳にしたり、Webサイトで目にしたり、と日常生活に生かしやすいので、「学んで良かった」という実感が湧きやすいです。
この本でも出てくるテーマが身近なものが多く、そしてそれに付随する問題とその解決策とをわかりやすく理解することができます。
例えば、
- ログインパスワード
- SNSへの投稿から個人情報を考える
- テキストマイニング
というように、身近な言葉をテーマに学習を進めることができます。
そのため、学習のハードルも他教科に比べると低く感じることが出来てスラスラ進めることができるでしょう。
基礎の基礎を学べ、情報Iの全体像を把握しやすい
学校で配布される教科書は、「教科書で教える」という言葉があるように、「先生が解説することが前提」となっていることが多く、自分一人で進めていくには、出てくる語句も多く、ハードルが高く感じることも頻繁です。一方、この本は、情報Iの内容を網羅的に扱っていながら、わかりやすい構成になっているので、教科書ほど多くの単語が載っているわけではなく(むしろ厳選している)、余分な贅肉を削ぎ落としたボリュームとなっています。
そのため、情報Iでは「こういう内容を学ぶのか」という全体像を把握するのに最適です。
この本の目標レベルは共通テストレベルに設定されています。まさに基礎の基礎を学べる本です。共通テストで高得点を目指すならば、この本に載っている内容はまずは理解が必須という、「受験に向けた一丁目一番地の本」ということができるでしょう。
この本の特徴②
問題演習はできない
この本は情報Iの内容を理解するには最適ですが、受験に向けて定着させるための「問題演習」はできません。各章の最後に語句の理解を測り、振り返る部分はありますが、あくまで語句の理解度チェック程度です。一問一答形式など、問題演習を求めるには不向きだという点は理解しておきましょう。
まとめ
情報Iの勉強の「はじめの一歩」に最適
いかがでしたでしょうか。再度、この本の特徴を振り返りましょう。
- 情報Iの目的に沿った構成になっている
- 身近な例が多く、わかりやすく吸収しやすい
- 基礎の基礎を学べ、情報Iの全体像を把握しやすい
- 問題演習はできない
情報Iの内容の全体像を把握しやすく、基礎の基礎部分を学ぶには最適な一冊と言えるでしょう。情報Iの参考書は今後増えていくことは予想できますが、まずは基礎を理解したい、という方はぜひ手にとってみていただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたここで会いましょう!
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