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情報Iって大学入学共通テストだけで使われるんだよね?
と思っている方に向けた記事になっています。
実は、個別試験でも「情報I」が利用される流れが強くなってきました!
電気通信大学が前期日程の入試や推薦入試で「情報」を取り扱うと発表しました。
電気通信大学が発表した内容によると、
- 個別学力検査(前期日程)で選択科目に情報Iを追加
- 総合型選抜と学校推薦型選抜では、CBTを利用した「情報Ⅰ」を含む選抜
を実施するとのことです。
情報Iを個別日程で利用する流れは強まるのかな?
そこでこの記事では、電気通信大学が発表した入試要項の解説、そして「情報」科が今後入試に使われるのかという点について、10年以上の学習塾での進路指導経験や生徒指導経験を持つ筆者が解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。
- 500人以上の生徒に学習・進路指導
- 指導した受験生の合格率 94.7%
- 学習塾で「情報」科を指導・プログラミングの講師
- 「X」で情報Ⅰの語句チェック配信中(@kotozeni)
目次
電気通信大学が発表した入試要項についてまとめると以下となります。
- 大学入学共通テスト(以下、共通テスト)で情報Iの受験が必須
- 一般入試前期日程の個別試験で、物理、化学とともに「情報I」が受験科目として選択可能
- 情報理工学域(学部)の3つの類のうち、I類(情報系)の総合型選抜と学校推薦型選抜において、CBTを活用した「情報」と「数学」に関する基礎学力検査を実施
ということです。
共通テストで「情報」を受験して、さらに個別日程(いわゆる二次試験)で情報Iを受験科目にすることができるのです。
電気通信大学の発表によると
- 個別試験(筆記試験)で情報Iを課すのは前期のみ
- 物理・化学・情報Iから2科目を選択
- 出題範囲は情報Iの全て
- 情報に関する基礎的な知識と思考力を問う問題を出題
- 特に「コンピュータとプログラミング」の分野、情報技術やデータを活用するための論理的思考力を問う問題を中心とする予定
- プログラミングは、特定の言語に依存しない表記法を使って出題
- 理由を考えさせる問題など、記述式の問題も出題
- 最終的な合否は、共通テストとの総合で評価
とのことで、理由を考えさせる問題など、記述式の問題も出題される点に注意です。
電気通信大学の発表を見ると「情報」が本格的に受験科目の一つとして仲間入りしたことがわかります。
今後、「情報」を個別日程で活用・選択できる大学は増えるのでしょうか。
おそらく「増える」と言えるでしょう。
その理由は、
- 情報Iで身に付く力は将来必要とされる力と似ているから
- Aiが身近になり、情報技術についての理解が不可欠だから
です。
経済産業省が発表した未来人材ビジョンによると、現在は「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」が重要視されているものの、
2030年及び2050年といった将来、社会人として
- 問題発見力
- 的確な予測
- 革新性
がより一層求められるようになると言われています。
これらの力は情報Iで学ぶ
- 問題解決力(範囲:「情報社会の問題解決」)
- データ分析力(範囲:「情報通信ネットワークとデータの活用」)
を大いに活用することができます。
ここから、「情報I」を重視する流れは強まると言えるでしょう。
56の能力等に対する需要
2023年に爆発的にユーザーが増えた「ChatGPT」。
そのお手軽さ優秀さを含め、利用を制限する諸外国もありますが、日本ではChatGPTの利用に寛容です。
この例からも日本ではAIが身近になることが予想されます。
「情報1」でプログラミングを指導する際に採用されることの多い「Python」という言語はAI分野でも活用されています。
このような事実からもAIを駆使できる人材になるためにも情報技術についての理解が必須で重要になると言えるのです。
最後は対策方法・勉強計画を紹介します。
- 「情報社会の問題解決」
- 「コミュニケーションと情報デザイン」
は、まずは語句や単語を覚えることが大切です。また、他の分野と比べると暗記が中心とも言えます。
試験の第1問では基礎知識を問う問題が出題される可能性が高いので、これだけでも対策になるのです。
また、基礎用語を暗記したのちは、アウトプットして基礎問題を解けるようにしましょう。
基礎用語のアウトプットには一問一答型アプリケーション「情報1 一問一答トレーニングGYM」を活用しましょう
このアプリケーションは
- 教科書に掲載されている基礎用語およそ300語に対応する問題を収録
- 「情報関係基礎」過去問から再編集した入試レベル問題も収録
しているため、共通テスト対策に直結します!
プログラミング問題は大問の1つとして設置されることが予想されます。
そのため、プログラミング問題に早期に強くなることで差をつけることができます。
まずはコチラの記事で基礎となる項目をしっかり理解するようにしましょう。
また、基礎的なプログラミング問題に特化した問題集で、擬似言語でのプログラミング問題に強くなりましょう。
これらのスケジュールを意識して計画を立てて勉強を進めるようにしましょう!
情報Iの対策としてオススメの参考書と問題集を紹介しましょう。
【情報1】1ヶ月完成!プログラミング基礎問題集30題
最後に、プログラミング講師でもある筆者が作成したプログラミング基礎問題集を紹介いたします。
【高校情報Ⅰ】プログラミングが苦手な人必見!疑似言語コードの読み解きを1ヶ月でマスターする基礎問題集
この問題集は初心者向けの基礎レベルの問題集で、大学入学共通テストで採用されている「疑似言語」に対応しています。
問題数はたったの30問、プログラムのソースコードを読み解くことに焦点を当てた問題が収録されています。
他にも、こちらの記事でおすすめの参考書と問題集を紹介しています。
「情報」を一人で勉強するのが不安という方もいるでしょう。
そこで最後に
筆者がオススメする塾を紹介します。「情報I」の学習や大学入学共通テスト対策でお悩みなら、ぜひ一度こちらの塾にお問合せしてみてください!
◆「情報I」の学習・対策にお悩みなら
プロ講師がオンラインでマンツーマン指導してくれます。
◆大学入学共通テストの対策にお悩みなら
東進は現役合格実績No.1の大学受験予備校。大手ならではのビッグデータを活用したAIによる学力診断に加え、 生徒の学力と志望校に応じた学習課題と優先度を明確に特定してくれます。
電気通信大学が2025年度から始める入試要項について解説しました。
今後「情報」を二次試験で使う入試は増えていくでしょう。
入念な対策を行なって、合格を勝ち取るようにしましょう!
こちらの記事では「情報」の対策方法について詳しく紹介しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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