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いよいよ中学受験が迫るこの時期、多くの小学生が最後の追い込みに励んでいます。
試験に向けた準備は、まさに最終局面。
算数、国語、理科、社会といった主要科目の復習はもちろん、試験当日を想定した時間管理や心構えも重要です。
この記事では、算数、国語、理科、社会について、直前に行う学習や対策を500人以上の生徒を指導した筆者が紹介します。
残された時間を最大限に活用し、目指す中学校への一歩を踏み出しましょう。
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
算数の成績を飛躍的に向上させるためには、基本的な計算力の向上と、複雑な問題解決能力が不可欠です。ここでは、両方の側面を強化するための具体的な方法を解説します。
- 計算力の鍛錬
- 線分図と図形問題に慣れる
- 算数の直前対策単元「割合・比」「図形」
算数の基礎は正確な計算力です。
計算ミスは他の受験生も得点する範囲ですので、ひとつでも失点してしまうと大きな損失につながります。そのため、正確さを追求しましょう。
特に、計算が得意な生徒ほど暗算でミスをすることがあります。日常的に、ひっ算や途中式を書く、分数の約分まで行うなどの基本計算を丁寧に行い、速さと正確さを兼ね備える練習をしましょう。
文章問題や図形問題には、思考力や論理性が試されます。線分図や表の描き方、図形問題の解法をしっかりとマスターし、考え方を鍛えましょう。
試験直前の期間は、特に苦手な単元の克服と、重要なトピックの総復習に重点を置くべきです。
ここでは、中学受験で頻出の「割合・比」と「図形」に焦点を当て、これらをマスターする方法をご紹介します。
「割合・比」の理解
多くの生徒が苦手とする「割合・比」は、基本を押さえれば簡単に解ける問題も多いです。
“もとになる数”と”比べる数”を見極め、正確に計算する練習をしましょう。
「図形」の公式を整理
面積や体積を求める問題では、公式の理解が必須です。
各公式を整理し、実際の問題に適用する練習を重ねましょう。また、各学校の出題傾向を踏まえた演習も効果的です。
中学入試における国語科目の重要ポイントを解説し、直前期における効果的な学習方法を提案します。
- 正しい漢字を書く・漢字の定着
- 読解問題に必要な力
- 国語の直前対策単元「知識問題」
漢字の問題は中学受験で重要な得点源です。
そのため、一字の間違いが致命的になり得ます。正確さを追求するために、日常的に「トメ・ハネ・ハライ」を含めた練習を行いましょう。
例として、「手」へんを書く際には、しっかりとハネをつける練習をしましょう。また、定着のためには、量より頻度が大切です。1日に大量に書くよりも、毎日少しずつ書く方が記憶が定着しやすいのです。
読解問題では、精読力、速読力、推測力が求められます。
精読力を高めるには、例えば物語文で主人公の心情の変化とその原因を見極める練習が有効です。
速読力の強化のためには、時間制限を設けた上での練習が役立ちます。例えば、日常的に5分間で600字の文章を読む練習をしましょう。
推測力を養うためには、未知の語句に遭遇した際に、文脈から意味を推測する練習が重要です。例えば、「憂鬱」という言葉を初めて見たら、その前後の文から気分の落ち込みを連想しましょう
知識問題は短期間で対策が可能です。例えば、漢字や慣用句に関する問題では、過去問やテストで出題された項目を復習し、頻繁に書くことが有効です。
また、類義語や対義語など、語彙を増やすことも短期間で効果が見込める対策です。
理科の学習では、計算の正確性、日常生活との関連、そして実験・観察に関する問題への対策が重要です。
- 計算の正確性
- 日常生活の中の「理科」
- 理科の直前対策単元「実験・観察」
理科では、特に濃度計算などの計算問題が重要です。例えば、溶液の濃度を求める問題では、分数や小数の正確な計算が求められます。
問題によっては小数点以下の四捨五入の方法が異なるため、注意が必要です。
たとえば、0.256を小数第二位で四捨五入する場合、0.26と答える必要があります
日常生活での理科的な観察やニュースへの注目も重要です。例えば、家庭でのリサイクルや地域の環境問題は、理科の実践的な学習に直結します。
身の回りの現象などについても興味を持って観察するのも効果的でしょう。
理科では物理、化学、生物、地学の各分野からの均等な出題が一般的です。
学校の教科書に掲載されている実験・観察に関する問題にも注目しましょう。
例えば、化学分野での「溶解度実験」や、生物分野での「植物の生育観察」は、教科書で習った知識を活用する好例です。
これらの実験や観察のポイントを理解し、問題演習を行うことが大切です。
中学受験の社会科では、資料を用いた学習、時事問題の理解、各分野への対策が重要です。
- 資料を見て覚える
- 時事問題
- 社会の直前対策法
資料に基づく問題が増えているため、図や表、写真、グラフ、地図を活用して覚えることが重要です。
例えば、日本の地理に関する問題では、地図上の主要都市や地形を視覚的に捉える訓練が効果的です。
また、写真と名前をセットにして覚えることで、歴史上の重要人物や建造物を正確に記憶できます。
時事問題は多くの学校で出題されます。
例えば、今年の重要なニュースとして「ロシアの政治動向」や「広島サミット」などがあります。
これらのニュースを日頃から注意深くフォローし、その背景や影響を理解することが大切です。
社会科の3分野(地理・歴史・公民)の対策には、学校ごとの点数配分を考慮することが重要です。
例えば、地理では「貿易量の変化」や「雨温図の読み解き」、歴史では「中国との外交関係の流れ」など、特定のトピックに焦点を当てた復習が効果的です。公民では、憲法や政治体制に関する基本的な事項を中心に学習しましょう。
また、実戦形式の問題演習を通じて、知識の応用力を高めると良いでしょう。
中学受験の直前期における最適な学習方法を、主要科目別に解説しました。
算数は計算力と図形問題の解法が、国語では漢字の定着と読解力が、理科では計算の正確性と実験・観察の理解が、社会では資料に基づく学習と時事問題の把握がキーです。
それぞれの科目で重要なポイントを押さえ、効率的な学習法を取り入れることが、試験成功への道を開きます。
残り時間を最大限に活用し、目標とする合格を勝ち取りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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