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2年生になるけど、どの科目を優先したら良いかわからないよ…
「情報」の対策っていつから始めたら良いんだろう…?
新学年を迎える時期になりました。
2025年度の受験まではまだ時間があるというものの、高校2年生の1年間は非常に大事なので無駄にしたくないですよね。
とはいえ、新しく追加される「情報」は
- どう対策して良いかわからない
- いつ始めたら良いかわからない
というように悩んでしまいますよね。
だからこそ、「2年生のうちに『情報』の対策をしておくべきなのか」「どの教科を優先すべきかわからない」ということについて教えて欲しいところです。
でも筆者が考えるに「『情報』の対策は3年生からでも良い」です。
その理由は
- 2025年度入試は他教科も難化予想。時間のかかる教科を優先すべき
- 共通テストレベルの「情報」の対策問題集がまだ無い
- 各大学がまだ要不要を発表していない
だからです。さらに私が指導した生徒も2年生の間は英数国を優先して対策している生徒の方が合格しています。
そこで今回は、「『情報』の対策は3年生からでも良い」理由について、教育業界に10年以上勤め、500人以上の生徒を指導した筆者が紹介します。
この記事を読めば「情報」の対策を3年生から始めても良い理由と「2年生の間に優先しておくべきこと」がわかり、受験対策のための方針が整理できます。
受験が不安だな…
という人はぜひ最後まで読んでみてください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
共通テストの「情報」の対策は3年生からで良いと考える理由は以下の3つです。
- 2025年度入試は他教科も難化予想。時間のかかる教科を優先すべき
- 共通テストレベルの「情報」の対策問題集がまだ無い
- 各大学がまだ要不要を発表していない
です。順に紹介します。
一つ目の理由は「2025年度入試は他教科も難化予想。時間のかかる教科を優先すべき」だからです。
2025年度の大学入学共通テストは大きな変更点があります。
「情報」が加わること以外にも
- 歴史総合・公共など新設科目がある
- 数学Bに「統計的推測」が追加。「ベクトル」が必要なら数学Cを学習する必要がある
- 必要な英単語も3,000語程度から5,000程度まで増える
など、負担が大きくなるのです。
これらのことから全体として、これまでよりも難化することが予想されます。
「情報」を含めた新設される科目に注目が行きがちですが、他の科目に関してもこれまで以上の対策時間を当てる必要があるのです。
そう考えると、優先すべきは、「英数国などの対策に時間がかかる科目」です。
英数国は小中学校の内容との地続き性が強く、また学ぶ内容も広範囲に渡っています。
だからこそ学校でも優先される科目ですし、進度を早くしたり難しい問題にも早くから接するようなカリキュラムになっているのです。
私がこれまで指導した生徒でも、高2の時点では優先する比重を「英数国 > 理社」に置いている生徒の方が合格しているのです。
まずは2年生の間に、英数国の土台固めを始めていきましょう。
2つ目の理由は「共通テストレベルの『情報』の対策問題集がまだ無い」からです。
試作問題を解いた印象としても、共通テストの「情報」で高得点を獲得するためには、やはり応用レベルが必要です。
そのためには知識のインプット・学んだことのアウトプットを繰り返す必要がありますが、「情報」に関してはまだ適した問題集が無いのです。
対策しようとしても適した問題集が無いので、やりようが無いんですよね
基礎レベルの問題集は、ようやく登場しましたが、それだけでは高得点を獲得するには心許ない印象です。
【ついに登場】アウトプット型「定期テスト得点アップ問題集 情報Ⅰ」今後、適した問題集はどんどん登場してくることを期待したいところですが、いまは焦っても仕方がありません。
その意味では、2年生の間は、問題集も揃っている他の教科を優先して取り組む方が良いと言えるでしょう。
3つ目の理由は「各大学がまだ要不要を発表していない」からです。
すこしずつ大学側も共通テストの受験科目として「情報」の要不要を発表し始めていますが、まだ発表されていない大学も多くあります(記事執筆2023/02/24時点)。
一部の大学では「受験しても合否判定に使用しない」という発表もあり、受験科目として実質的に不要となる動きも見られます。
そのため、「情報」に関して大学側の確定的な発表が行われていない以上、方針が変わる可能性も残るため、動向を見守っておく必要があります。
この点からも、志望大学で確実に必要となる教科から対策しておくべきと言えるでしょう。
だからこそ2年生の間は「情報」よりも他の教科を優先して対策すべきなのです。
ここからは2025年度の入試を受験する人が「2年生に間にしておきたいこと」を紹介します。
それは
- 英数国の土台固め。全統模試で平均点以上をクリアする
- (情報Iに関しては)教科書に載っている語句や知識を覚えておく
順に紹介します。
一つ目のやっておきたいことは「英数国の土台固め」です。その理由は「3年生で他の科目の対策時間を十分に充てるため」です。
先ほども触れましたが、英数国は地続き性が強く、大量の時間をかけて対策する科目です。だからこそなるべく3年生に持ち越さず、基礎固めは2年生のうちに終えておくべきなのです。
そうるすことで、3年生で「理科・社会・情報」の対策に心のゆとりを持って時間を充てることができるのです。
さらに、越えておきたい目標としては「全統模試で平均点以上」をクリアすることです。もちろん志望する大学のレベルによって目標ラインは変動しますが、一つの基準として「平均点以上」を掲げると良いでしょう。
そもそも論ですが、全統模試は志望する大学までの学力差が測れるので受験するようにしましょうね。
2つ目は「情報」についてです。
3年生になってからでも良いんじゃないの?
と思われるかもしれません。散々、この記事で「3年生からでも良い」と言っていたのに
2年生でやることもあるんかーい!
とツッコミが入りそうですが、あくまで3年生になってから好スタートを切るためにやっておきたいこととなります。
先ほどまでに言及してきた通り、英数国を中心とした対策を優先すべきですが、「情報」の勉強をする場合に、やっておきたいこととして紹介します。
それは「教科書に載っている語句・知識を覚えておく」ということです。
教科書に載っている語句や知識を覚えることで、共通テスト「情報」の第1問対策になるからです。
大学入試センターが発表している試作問題や類似科目である「情報関係基礎」を見ても、第1問は小問集合になっていることが非常に多く、本番の試験でも同じ形式になることが予想されます。
また、第1問で出題される問題は基礎知識や語句を確認する問題が多く出題されているため、教科書に掲載されている語句を覚えるだけも対策になるのです。
先ほども触れた通り、対策に適した問題集は現時点では少ないですが、その中でもできることは教科書の語句を覚えることです。
具体的な目標としては、下記で紹介している「定期テスト得点アップ問題集 情報Ⅰ」のテキストを9割程度の正答率にまで達するようにしたいところです。
「定期テスト得点アップ問題集 情報Ⅰ」は
- 教科書に載っている内容が網羅
- わかりやすく簡潔にまとまっている
- 穴埋め式となっている
ため、定着を図るのに適した問題集です。
▶︎こちらの記事でも紹介しています。
【ついに登場】アウトプット型「定期テスト得点アップ問題集 情報Ⅰ」2025年度入試に向けて「『情報』の対策は3年生からでも良い理由」を紹介しました。
2025年度入試は「情報」が追加されることだけでなく他の教科・科目でも変更が加わり、難化することが予想されます。だからこそ、無駄な時間を過ごしたく無いものです。そのためには、優先順位を決めることが重要です。対策に時間がかかり、問題集も揃っている英数国を中心に実施していきましょう。
3年生になったときに大きなアドバンテージを取れるように2年生の1年間を有効活用するようにしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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