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受験を終えていつ塾を辞めるか悩んでるんだけどどうすれば良いんだろう?
という方に向けた記事となっています!
受験を合格し志望校へ進学することが確定したら、「これまで頑張ってきたし遊ばせたい!だから塾は辞めても良いかな」と誰しも思いますよね。
はっきり言います。
受験合格しても辞めない方が良いです。
私は10年以上にわたり学習塾業界で勤務し、多くの受験生を指導してきました。そこで私が言いたいのは、高校受験に合格したからといって、塾を辞めてしまうのは早計だということです。特に、入学前の春休み中は継続して、なるべくなら最初の定期考査まで続けることをオススメします。
私の経験上、入学前に塾を辞めても、入学後に勉強についていけず塾に戻ってくるケースが本当に多かったです
ちなみに、塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba 」が全国の小中高生の子どもがいる保護者3090人を対象に行った、「子どもの塾の選び方」アンケートによると
高校生のおよそ48.9%が学習塾に通っています。
逆にいうと、半分ちかくの人しか通っていないのです。
ということは「通う半分」に入れば他の人よりもアドバンテージを取れる可能性が高いのです。
そう考えると、受験合格後すぐに辞めてしまうのは非常に損だと思いませんか?
そこで、この記事では、受験合格後に塾をすぐにやめるべきでない理由と受験合格後のオススメプランを解説しています。
ぜひ最後までお付き合いください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
まず、入学前の春休みに辞めてしまうのは非常にもったいないです。
もちろん、遊びたい!という気持ちがあるのはわかりますが、入学後になると、新しい学校生活に慣れるために多くの時間が必要になります。そのため、塾に通うことができる時間が減ってしまい、勉強不足に陥ることがあります。
それを避けるためにも、入学前の春休み中は塾に通い続けることが重要です。また、塾で学んだ知識や技術は、入学後の学習にも役立ちます。入学前にしっかりと学習を積み重ねておけば、入学後の学習もスムーズに進めることができるでしょう。
高校から出される課題をこなすだけでも十分ですから、春休み中は続けるようにして欲しいです。
そして、なるべくなら最初の定期考査までは続けてほしいと考えます。
その理由は
- 1年生の最初のテストは2極化する
- 高校なら1年生の最初の成績から入試に直結する
だからです。
入学後最初に訪れる定期考査で頻繁に「結果の二極化」が生じます。
つまり、最初の定期考査の時点で「勉強についていける・勉強していた生徒は高得点に、ついていけない・勉強していなかった生徒は得点が振るわない」ということが起こるのです。
さらに、最初の定期考査で高得点を取れた生徒は、学年が変わっても高得点をキープし続ける傾向があるのです。
思い出してみてください。同級生で中学1年生の最初のテストでトップ群にランクインした子って、ずっとトップ群にいませんでしたか?
最初の定期考査で上位に入れるようにするためにも、塾を続けておくべきです。
最初の定期考査で自信をつけてから塾を辞めても遅くはないですよ!
ここから塾にやめるべきではない理由をお伝えします。
中学受験・高校受験を合格して嬉しい気持ちを噛み締めるのは良いことです。
合格はこれまで頑張った証です。
しかし、同時に新しい受験・大学受験へのスタートでもあるのです。
受験は前倒しすることで優位に立つことができます。ですから、中学受験・高校受験がゴールではないことをまずはしっかりと受け止めて、まずは燃え尽き症候群にならないようにしましょう。
受験合格後すぐに塾をやめるべきでない理由のひとつは「せっかく身についた学習習慣が無くなる」ということです。
合格を勝ち取るまでに寝る間も惜しんで勉強したことでしょう。
そのプロセスの中で身についた習慣も、気が抜いて勉強しなくなってしまうと、回復させるのに時間がかかってしまいます。
たとえば合格後、入学までの1ヶ月勉強しないだけで、勉強する習慣は無くなってしまいます。再び習慣化させるには相当な時間が必要になるでしょう。
大学受験を見越して学校の授業の進度はこれまでと比べてとても速くなること多く、それについていくためには毎日少しでも勉強することが必要です。
入学した学校には「ワンランク上の学力を持っている生徒」がいます。
意外とこの点を盲点になりがちです。
ワンランク上の学校に受験したが、残念ながら不合格になったため、「合格していた学校」に入学したという、受験時の学力ではワンランク上の生徒が同学年にいるのです。
学校のクラスによってはその生徒たちに進度を合わせる場合があります。
そうすると、進度が早すぎて、学校の授業に追いつけないということが起こりやすくなるのです。学校の授業についていくためにも前倒しして勉強を続けることが大事です。
せっかく頑張って受験を乗り越えて合格を勝ち取った学校で、最初からつまずく姿は見たくないですよね…
続いての理由は「良い成績を取れれば勉強に自信がつく・習慣がつく」からです。
最初の定期考査で良い成績を取ることができると、「引き続きこの成績をとり続けよう」という気持ちが湧いてきます。そうすると生徒は自信を持つことができ、自分で勉強するようになります。
さらに、「勉強面で優秀」と同級生の中でも印象づくと、定期考査前など「勉強を教えて」と周りから頼られる存在になります。
私の指導した生徒でも周りから頼られて顔つきが変わったことがたくさんありました!
学校生活は勉強だけすれば良いわけでないと筆者は考えます。
同じくらい友人と過ごす時間も大事にしてほしいと思っています。
周りから頼られる存在になれば、友達とも良好な関係を築くことができ、ますます学校生活が楽しくなるはずです。
せっかく頑張って入った学校。卒業する時に「この学校でよかった」と子供に言ってもらえるようにしたいものです。
続いての理由は「高校なら1年生の最初の成績から入試に直結する」からです。
大学受験のひとつの入試形式として推薦入試があります。推薦入試の場合は多くが、学校の調査書(成績)が自分の得点として計上されることになります。
その「学校の成績」は高校1年生から対象になるのです。
高校1年生の最初の定期考査の結果から入試につながっています。推薦入試で合格できれば、一般入試になっても気持ちの余裕ができます。良いことづくしです。
私立中学・私立高校に入学する際は「塾は必要ありません」と入学ガイダンスで話される場合もあるでしょう。
もちろん、塾の力を借りずとも志望大学へ合格している例はたくさんあることでしょう。
しかし、それは「学校の授業についていくことが前提」です。
そもそも学校の授業についていくことができなければ意味がありません。
また、私立学校によっては「校内予備校」という形式を導入しているところも多くなってきています。
このシステムがあるから「塾は不要」と話されるケースもあります。
ただ、校内予備校についてもメリット・デメリットがありますので、我が子に合った手段で勉強についていけるようにしましょう。
▶︎校内予備校については「【学校内予備校or塾?】違いと選び方:4つのチェックを元教室長が解説」でも詳しく紹介しています。
【校内予備校 or 学習塾?】違いとわが子に合った選び方続いての理由は「大学入試に必要な科目が増える」からです。
2025年度の大学入学共通テストより「情報」が試験科目に追加されます。
共通テスト「情報」対策に必要なことは?塾講師が解説!勉強法と参考書ただでさえ難しい大学入試に教科が追加されると、勉強量も増加しますし、なにより先もって前倒ししておくことが重要となります。
最後の理由は「結局、入学後に勉強についていけず塾に戻ってくることが多い」からです。
勉強についていけなくなったり、わからなくなったりしてからでも別に良いんじゃない?
と思うかもしれませんが、
- 学校の進度が早い場合、「わからない」と感じた時点で、相当な量や分野がわかっていないことが多い
- 単元のつながりや学校の進度を考えると、復習しても学校のペースに追いつくのに時間がかかる
といったデメリットが多いのです。
このようになると、ゆくゆくは
- 赤点が多くなる
- 単位の取得が難しくなる
- 進級が難しくなる
- 志望校を下げることになる
ことにもつながり、「百害あって一利なし」のようになります。
でも悲しいことに、このような生徒が非常に多いのです。
ですから、「受験合格後すぐにやめたい」気持ちは、ぐっと我慢して「未来の自分への投資」と考えて勉強を続けるメリットを考えてみましょう。
受験合格後、塾をすぐに辞めない方が良い理由を紹介しましたが、「それでもどうしても塾を辞めたい」という場合もあるでしょう。
受験前にも塾代がかかったのに、入学後もかかるの…?
と考えると負担が大きく感じますよね。
その場合は「高1の夏休みまで」など期間を区切って引き続き塾に通うようにしましょう。
長期で通い続ける方が習慣の観点からもオススメではありますが、1学期を終えると生徒自身も新しい生活の感覚に馴染んでくることができるでしょう。
そうすると
- 新しい学校生活・リズム
- 学習内容の難しさ
にも少し慣れてくるはずです。
入学後最初の定期考査の重要性は先ほど紹介した通りですから、金銭的な負担による理由が残る場合は、期間を限定して通うことをオススメします。
受験に合格することはできた。でもその過程で不満に思うことも少なからずあり、それを勘案するとやめたくなることもあるでしょう。
たとえば
- 対応が不親切だった
- 第一志望の学校に不合格になってしまい次点志望の学校に進学することになった
こういった場合は、合格を機に「塾を変える」判断をしても問題ありません。
こちらの記事もご参考ください!
このような場合には、心機一転、新しく頑張れる環境を整えてあげましょう。
新しい学校生活が始まり、生活リズムもガラリと変わる場合も考えられます。
通学距離・時間も伸びるし帰ってきて塾に通うのは大変じゃないかな…?
という心配もあるでしょう。
そういったときには、身体に負担をかけたり体調に支障をきたす場合もありえます。そういったときには無理に通い続ける必要はないでしょう。
むしろそういったときには「家庭学習」を充実するようにしましょう。
ただ、
家でちゃんと勉強できるかな?
という心配も残ると思います。
そして付け加えると
私の経験からすると、ずっと塾で勉強していた人は、はじめのうちは家で勉強できません
「勉強する環境=塾」というイメージが付いているからです。
そのため、家でしっかり勉強できる環境を整備しましょう。
具体的には「オンライン家庭教師」がオススメです。
オンラインなので
- 塾に通う必要がなく時間を有効活用できる(特に帰りの時間を省けるのが気持ち的にも楽)
- 家の近くに良い塾がなくても高品質な指導を受けることができる
といったメリットがあります。
このように、入学後に通えるかわからないと不安を持つ際には、家庭学習環境を整えるようにしましょう。
「オンライン家庭教師」ならオンライン個別指導【名門会Online】 がオススメです!
- 講師が全員「医学部生」
- 学校の難しい問題も安心して相談できます。
- グループの母体が名門塾であり「1:1こそ真の個別指導」という徹底したこだわりと安心の指導実績
と、オンライン通学スタイルでもハイレベルな指導を受けることができます。
カウンセリングに参加して合わなさそうだったら違う塾を選べば良いです!気軽に相談してみましょう。
科目指導を受けながら、医学部生の勉強法を教えてもらうのも一つの手ですね
受験合格後も塾をすぐにやめるべきでない理由、そしてどうしてもやめたいときの対処法を紹介しました。
高校生でも、およそ半分の生徒は塾に通っていません。
受験後も勉強を続けて学校で良い成績を取れればたくさんのメリットがあります。
受験合格後すぐに辞めてしまうのは非常に損です。
受験後に勿体ない選択をしないようにしていただきたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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