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自分の将来ってなかなか決められない…それって自分だけなのかな?
将来の進路を選ぶことは、高校生の皆さんにとって重要な決断です。しかし、進む方向性を完全に決めることに不安を感じている方もいるかもしれません。
こちらの記事では大学選びは「暫定でも良い」というようにお伝えしました。
【将来の夢がない人向け】大学選び 2つの方法(学部診断付き)進路選択は一生の重要な選択ですが、それを不安やプレッシャーに感じる必要はありません。将来の進路は長い人生の中で何度も変化する可能性がありますし、自分自身も成長し続けることでしょう。
高校生の時点で進路を決めることは、全てを決めるわけではありません。むしろ、自分自身の成長や経験を通じて、進路がより明確になっていくこともあるでしょう。
そこでこの記事では、500名以上の生徒を指導してきた筆者が、「大学選びは暫定でもかまわない」理由について深掘りします。
ここでは、多くの場合、大学生の後半で進路を確定させていることや、転職率が上がっているという現実に目を向けてみましょう。
例えば、大学や専門学校でさまざまな授業や実習に参加することで、自分が興味を持つ分野や得意なスキルを見つけることができます。社会人として働く中で、実際の職場での経験や同僚との関わりによって、自分が適性を感じる領域が明確になることもあります。これらの事実から、高校生の時点で進路を暫定的に決めることも十分に良い選択であると伝えたいと思います。
進路選択や大学選びに悩むよ…
という方はぜひ最後まで読んでみてください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。教員免許状所持
- 500人以上の生徒に学習・進路指導:合格率 94.7%
- プロ家庭教師・小学校学習支援サポーター、校内予備校の教室長
- AIツールやオンラインでの豊富な指導経験を持つ
- 不登校傾向のある生徒やギフテッドの特徴を持つ生徒も指導中
目次
- 大学生の6割以上が「大学後期」に進路を決めている
- 働き始めてから違う業界へ転職しているオトナもいる
経済産業省が公表している「未来人材ビジョン」という資料によると、大学生の66%が本格的に仕事のこと・進路を決めているのは「大学後期」なのです。
これは私がかかわってきた大学生講師を見ても、肌感覚としても当たっていると感じます
大学生活を通じて様々な学問や経験に触れることで、自分の興味や能力に気付くことができるのです。
大学生になって、アルバイトやボランティア、サークル活動や留学、さまざまな経験が進路に繋がりますからね
また、大学では進路に関する情報やキャリア支援が充実しており、将来の選択肢を広げるための機会もあります。
また大学生の後半(3年生の夏休み前後)から企業のインターンシップに参加するといった機会を通して、就職活動が本格化し、「就職を自分のこと」としてようやく認知するようになるのです。
ですから、高校生の時点で完全に進路を決められなくても心配する必要はありません。将来の可能性を広げるために、進路を暫定的に考えることも大いに有益なのです。
もう一つの理由は、「働き始めてから違う業界へ転職しているオトナもいる」からです。
現代社会では転職が一般的になっています。技術の進歩や社会の変化に伴い、働く人々はキャリアを見直すことが増えています。
「終身雇用の崩壊」という言葉を耳にしたコトがある人もいるのではないでしょうか…?
そのため、転職率が上昇しているのです。将来の仕事は多様化し、一生涯にわたって同じ職業を就くことは珍しくなっているかもしれません。
そのような状況下では、高校生の時点で進路を完全に決めることは難しいと言えます。むしろ、自分の興味や適性を探求しながら、柔軟に進路を変えていくことが求められるのです。
オトナですら一度決めた道を変えること(転職)が徐々に普通になってきているのですから、高校生の時点で「確定していなくても良い」とも言えるのです。
大学選びの時点から「転職」と言われてもピンとこないかもしれませんが、
わかりやすく言うと「数年働いてみて、やっぱり変えよう、違う業界の仕事をしてみよう」と道を変えている人がいるということです。
転職率は2021年度で7.03%となり、過去5年間で最も多くなっています。2020年度はコロナウイルスの影響があったものの、右肩上がりになっています。
転職する人は徐々に増えてきています。「転職」って言葉のCMや広告もよく目にしますよね
リクナビネクストの調査では、20~24歳の転職した人のうち52.0%は「異業種×異職種」となっています。
聴き慣れない言葉ですが、簡単にいうと、大学を卒業して入った会社と全然違う業界や全然違う担当の仕事にチェンジしているということです
ここからもわかるように、「数年働いてみて全然違う仕事に変えている大人は意外といる」ことから「大人になってからでも道を変えることはできる」ということであり、だからこそ「高校生の時点から確定している必要もない」と言えるのです。
暫定にしておき、後に「やりたいこと」が見つかった時、もちろん「元々やりたいことが見つかっていた」人も役に立つこと・能力は以下です。
ここでは大学選びの際だけでなく、就職や転職のときにも役立つものとして挙げています
- 語学(英語力)
- 論理的思考力(相手が言いたいことを汲み取る力)
- 少しでも高い偏差値の大学へ入学した実績
- ITスキル(プログラミング技術、情報処理技術【MOS・ITパスポート】)
役立つこと・能力①語学(英語力)
役立つことの一つ目は「語学(英語力)」です。その理由は
- どの大学受験・学部入試でも受験科目として使うから
- TOEICなどを取得できていれば入試や就職でも有利にはたらくこともあるから
です。
文系・理系問わず大学入試で英語が必要になる大学・学部がほとんどです。
特に大学受験は全国の高校生と入試の成績を争うことになります。油断しないようにしましょう
役立つこと・能力②論理的思考力
役立つことの2つ目は「論理的思考力」です。その理由は
- 大学受験では問題を正しく読み取る際に役立つ。
- 就職面接においては面接官の言いたいことを正しく汲み取ることができる
からです。
たとえば、就職面接で
あなたがこれまで頑張ったは何ですか?
と質問された時
私は仕事に役立つ資格を頑張って取得しました
とアピールした場合、資格を持っている人全員を合格にしないといけなくなり、面接官を困惑させることになります。
論理的思考力を鍛えて相手の伝えたいことの意図を汲み取れれば
これまで頑張ったこと=どのような困難なことを乗り越えたのか、その時にはどう行動したのか、という点まで読むことができ、応対する言葉も変わりますよね。
高校生って意外と現代文や国語を勉強したがらないですけど、非常に大事なんです。
経済産業省も社会人基礎力として「考える力」が必要と明示しています。
そのため、大学入試でも面接でも役立つため「論理的思考力」が必要と言えるのです。
役立つこと・能力③少しでも高い偏差値の大学へ入学した実績
役立つことの3つ目は「少しでも高い偏差値の大学へ入学した実績」です。その理由は
- 面接官は学歴から「どれだけ努力してきたのか」ということを測ることがある
からです。
最近では直接的な学歴による贔屓となるようなことはありませんが、
会社の面接担当者は履歴書で学歴を見ることで「どれだけ努力してきたのか」ということを測ることがあります。
はっきり言って多くの人にとって「勉強」って楽しくないことです。
だからこそ、偏差値の高い大学に入学した(合格した)ということを、「それだけ大変なことである、嫌いなことである勉強をやってきた・乗り越えた・努力をしてきた」と評価してくれるのです。
そのため、少しでも偏差値の高い大学へ入学することは役立ちやすいと言えるのです。
もちろん、大学だけでなく中学や高校で勉強を頑張った経緯や、学生時代に勉強以外でも頑張ったことも評価してもらえることもあります。学歴が全てではありませんよ
役立つこと・能力【番外編】ITスキル(プログラミング技術、情報処理技術【MOS・ITパスポート】)
最後に、番外編(特に就職する上で)として役に立つことを紹介します。それは「ITスキル」です。その理由は
- どの仕事でもITを使うことが必須となっている
- ITに関するスキルは必要と感じながらも実は習得できている人は少ない
からです。
経済産業省の「未来人材ビジョン」では4割以上の企業(会社)は「技術革新により必要となるスキル」と「現在の従業員のスキル」との間にギャップを感じていると記載されています。
技術革新により必要になるスキル(ITスキル)が従業員は身に付いていないかも?と会社は感じているということですね
どの仕事でもIT化が進んでいます。そのためこれから働き始める人たちはITスキルは必須です。
小学校からプログラミング学習が始まったり、高校で情報1が必修化したりしたのもその背景があります。
たとえば、MOS(Microsoft Office Specialist)やITパスポートといった資格は基礎的なITスキルや情報処理技術のスキルがあると証明しやすいでしょう。
▶︎MOSについては「【Z世代におすすめ】就活や実務に活きる資格MOSを取得しよう」でも紹介しています。
高校生の時点で進路を決めきれなくても心配する必要がない理由と、やりたいことが見つかった際に役立つ能力をそれぞれ紹介しました。
たとえ文理選択や大学選びの時点では暫定であっても、しっかり自分自身にチカラをつけていれば先の道は明るくなるでしょう。そのため、悩みすぎることなく「暫定」でも良いので、その分、勉強する時間を確保した方が結果的に合格へ近づくでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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