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2025年度の大学入学共通テストから大きく変わって「情報」が追加されることになりました。「情報」と聞くと理系のイメージがありますよね?
ということは
文系にとっては不利?
と感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、
- 文系でも「情報」が必要なのかどうか
- 「情報」の勉強法
について、学習塾業界に10年以上勤める筆者が解説します。
是非最後まで読んでみてください!
- 教育業界・学習塾で10年以上勤務。
- 500人以上の生徒に学習・進路指導
- 指導した受験生の合格率 94.7%
- 学習塾で「情報」科を指導・プログラミングの講師
- 「X」で情報Ⅰの語句チェック配信中(@kotozeni)
目次
2022年4月からの新学習指導要領の実施に伴い、高校1年生から新しいカリキュラムが導入されました。
2022年度からの学習指導要領改訂を受け、2025年度の大学入試も大きく変化することになります。
- 試験形式は紙で実施
- 英語4技能評価や記述式問題、 CBTのいずれも活用無し
- 新しい学習指導要領で3年間履修する現役生だけが有利な状況にならないよう、旧課程の履修者には経過措置が取られる。
と、一見するとほとんど従来通りではありますが、いくつかの教科で変更点が生じています。
国語
従来と同じ。
英語
従来と同じ。
数学
数学I、Aは変更なし。「数学Ⅱ、数学B、数学C」においては、数学B、Cについては3項目を選択し解答する。これにより文系の生徒でも、数学Cを勉強しなければならないことがある。
理科
従来と同じ。
社会
「地理総合、地理探求」「歴史総合、 日本史探究」「歴史総合、 世界史探究」 「公共、 倫理」「公共、 政治・経済」「地理総合、歴史総合、 公共」の計6科目に。 受験生は現行通り、「地理歴史」「公民」から最大2科目選択が可能。
情報
出題範囲が「情報I」の「情報」という試験科目が新設
▶︎こちらの記事でも解説しています。
【自分にどう影響?】2025年度大学入学共通テストの変更点を解説▶︎こちらの記事では新たに加わる「情報」対策について解説しています。
共通テスト「情報」対策に必要なことは?塾講師が解説!勉強法と参考書数学II・Bにおける出題範囲について、2025年度の共通テストは「数学B」の2項目(数列・統計的な推測)および「数学C」の2項目(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)の合計4項目の中から3項目を選択解答することになっています。
また、これまで「数学B」の範囲であった「ベクトル」が「数学C」に移行しました。
これにより、大学や学部で受験範囲に「ベクトル」が指定されている場合、文系であっても「数学C」を勉強、受験する必要が生じるのです。
文系では3年生で「数学C」を、ほぼ「ベクトル」だけを学習することになるのかもしれませんね
もうひとつの大きな変更点は「情報」科が追加されることです。
これにより、大学入学共通テストを実施している大学入試センターは「原則として国公立大学では『情報』を必要とすること」と方針を定めました。そのため、国公立大学を受験する場合には、これまでの5教科7科目に加えて「情報」を追加した6教科8科目で受験することになるのです。
順に詳しく紹介します。
現時点(2023年8月)で決まっている要項は以下の通りです。
試験時間 | 60分 |
配点 | 未定(※100点満点と予想される) |
実施方法 | 令和7年度はPBT(紙面で試験を実施)方式 |
備考 | ・出題科目は『情報』の1科目とする。 ・情報で一つの試験時間帯とする。 ・得点調整科目の対象 |
なお、配点については正式に発表されているわけではありませんが、試作問題では満点が100点だったため、試験当日も同じく100点満点と予想できます。
さて、気になるのは、
文系でも「情報」科を受験しなければならないの?
ということですよね。その結論としては…
必要です
ということです。
一部の大学や学部では合否判定に使わないという発表もしていますが、大学入学共通テストを実施している大学入試センターは「原則として国公立大学では『情報』を必要とすること」と方針を定めました。
そのため、国公立大学を受験する場合には、これまでの5教科7科目に加えて「情報」を追加した6教科8科目で受験することになるのです。
あとで読む
【共通テスト】情報いらない大学・必要な国公立大学を一覧で紹介受験に必要となれば…
「情報1」が苦手なんだけど、大丈夫かな?
ということも気になりますよね。ここからはどのように学習すれば良いかを紹介します。
「情報1」の学習はまずは語句や単語を覚えることが大切です。情報Ⅰの範囲には暗記が中心とも言える箇所もあります。
基礎用語を暗記したのちは、アウトプットして基礎問題を解けるようにしましょう。
基礎用語のアウトプットには一問一答型アプリケーション「情報1 一問一答トレーニングGYM」を活用しましょう
このアプリケーションは
- 教科書に掲載されている基礎用語およそ300語に対応する問題を収録
- 「情報関係基礎」過去問から再編集した入試レベル問題も収録
しているため、定期テスト・共通テスト対策に直結します!
まずは、プログラミングの問題を解くために必要なのは「プログラミングの基礎」を理解することです。
プログラミングでは
- 値・文字列
- 変数
- 配列
- 演算子
- 制御文(条件分岐)
- 制御文(繰り返し)
- 関数
といった、基本事項があります。
これらを正しく理解しなければプログラミングの問題は解けません。逆に言うと、この基本事項を抑えれば解ける可能性が確実に上がるのです。
【情報I】プログラミング問題に強くなる10個の基礎(苦手な人必見)また、プログラミングにおいては「変数にどのような値が入っているかを見極める」こと、「具体的な具体的な例から一般化(抽象化)してプログラミングコードで表現する」ことができればグンと力が伸びます。
プログラミングと聞くと「理系」のイメージがありますが、必ずしも数学的な知識がないと解けないというわけではないので安心してください。文系の人や国語が強いほど、プログラミングに強い場合もたくさんあるのです。
暗記を終えたら、教科書に掲載されている例題を解けるように練習しましょう。
なるべくテスト当日までに1度のみならず2度・3度と繰り返し演習するようにしましょう。
例題レベルを解くにはこちらの問題集もおすすめです。
この参考書は
- 教科書に載っている基礎内容を網羅している
- 穴埋め形式の問題集でアウトプットできる
という特徴があり、定期テスト対策に最適なテキストになっています!
▶こちらの記事でも詳しく紹介しています。
高校情報Ⅰ おすすめ参考書・問題集【2024年2月】最新書籍と選び方他にもこちらの記事でも詳しく紹介しています。
2025年度から新しい要項で実施される大学入学共通テスト。その大きな変更点と文系でも受験が必要になる「情報」について解説しました。
文系で理系科目が苦手であっても「情報」は暗記中心の分野もあるので、しっかりと自分が得意な分野を見つけて計画立てて学習を進めるようにしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではまたここで会いましょう!
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